ベビーソープは赤ちゃんのデリケートな肌にも刺激を与えることのない洗浄剤であり、その低刺激な洗浄力は大人にとってもありがたいものです。
毎日のスキンケアに取り入れるアイテムとして、とても優れていると言ってもいいでしょう。
今回はベビーソープを洗顔石鹸として使いたい人向けに、ベビーソープの優れた点や使い方、実際に使用する際の注意点などを、ヴァーナルせっけんを取り上げつつお話しします。
ベビーソープの定義とは?
「ベビーソープ=肌に優しい」というイメージを持つ人が多いと思いますが、ベビーソープとは赤ちゃんのデリケートなお肌のことを考えて作られた石鹸のこと。
多くの場合、香料や着色料、シリコン、パラベンといった添加物の配合を控え、肌への刺激がなるべく少ない成分のみで構成されているのが一般的です。
ですが、このベビーソープ、定義として医薬品医療機器等法(旧薬事法)などではっきりと定められているわけではありません。
つまり「これなら新生児や乳児の肌でも大丈夫」と思うものをメーカー独自の考えで製造しているということです。
中には食べても問題ない成分だけで作られた石鹸や、保湿成分がたっぷり配合されたもの、泡で出てくるフォームタイプもあります。
いずれも大人の肌より薄くデリケートで、その上衛生管理に気を付けたい赤ちゃんの肌向けに試行錯誤を繰り返されたもの。
刺激を抑えたうえでしっかりと汚れを落としてくれるので、単純に洗浄剤としてとても優秀なアイテムだということができます。
実はベビーソープを使う大人も多い!?
ベビーソープに法律的な定義がない以上、「肌に優しい」とか「無添加」をうたっている石鹸との違いはそれほどなく、当然、大人が使用することにも何の問題もありません。
中には肌への刺激の少なさと洗浄力を評価し、大人でもあえてお気に入りのベビーソープを使っている人もいるくらいです。
たとえば、妊娠中や生理中で一時的に体調が変化していたり、ひどい乾燥肌や敏感肌、揺らぎ肌の人で、肌のバリア機能が極端に低下している場合、ベビーソープは相性抜群と言えるでしょう。
バリア機能が弱っている肌は刺激に対してとても敏感で、それほど洗浄力の強くない石鹸でも肌荒れを起こしてしまうことがあります。
そんな時にベビーソープを使用すれば、刺激を抑えつつ、不要な汚れはしっかり落とすことができるのです。
中には妊娠を期に低刺激なベビーソープに切り替え、臨月、出産を迎えそのまま赤ちゃんのカラダを洗うのにベビーソープを使用するママもいるくらい。
洗顔料でヒリつきや乾燥を感じている人、化粧かぶれに困っている人、繰り返す肌トラブルに悩んでいる人にとって、ベビーソープはおすすめの洗顔アイテムだといえます。
赤ちゃんにも使えるヴァーナル洗顔石鹸?
乾燥肌や敏感肌、肌トラブルを抱えている人なら、大人の洗顔料としてもベビーソープはおすすめですが逆に「赤ちゃんでも使える洗顔石鹸」であれば、赤ちゃんはもちろん大人でも安心して使えるはず。
というわけで、ここでは赤ちゃんでも使える洗顔石鹸として話題の「ヴァーナル洗顔石鹸」について紹介します。
アンクソープ
ヴァーナルには2種類の固形タイプの洗顔石鹸があり、そのうちのひとつが、丸い形で褐色の「薬用アンクソープ」はメイク落としができるクレンジング石鹸です。
保湿成分としてアロエエキス、カモミラエキス、ドクダミエキス、黒砂糖、植物性スクワラン、ホホバ油、カンゾウ末、グリセリンを含んでおり、まさに保湿と洗浄を両立させた洗顔石鹸だと言っていいでしょう。
豊富な保湿成分が肌を潤いのヴェールで守ることで刺激を最小限に抑えることができ、洗顔による乾燥やひりつき改善にも取り組めます。
また、有効成分として抗炎症作用のあるグリチルリチン酸ジカリウムが配合されているので、赤みを伴うニキビを含む肌トラブルの改善・予防にも有効ですね。
気になるのは、「肌に優しいのはいいけれど、ちゃんとコスメ成分が落ちるのか?」というところ。
アンクソープはネットなどを使って泡立てることできめ細かな弾力泡を作ることができるので、毛穴の奥の奥に入り込んだメイク汚れや皮脂、古い角質もすっきり洗い落してくれます。
簡単なメイクなら綺麗にオフできますし、気になるテカリやべた付きも解消され、それでいてしっとりした洗い上がりを実感できるでしょう。
センシティブザイフ
もうひとつ、四角い形をした白色の「薬用センシティブザイフ」は、クレンジング後の肌を整えながら不要な汚れを落とす仕上げ用石鹸です。
特徴は赤ちゃんにも使用できるほど低刺激なところで、配合されている保湿成分はなんと驚きの16種類。
その保湿成分を詳しく見ていくと、シア脂やハチミツ、ヒアルロン酸など、どれも自然由来やもともと肌が持っている成分ばかりで、肌への刺激はほとんどないと言っていいでしょう。
実際、赤ちゃんの沐浴にこのセンシティブイフを使用している人もいるのだとか。
沐浴はベビーバスに張ったお湯に石鹸を直接溶かして行うため、刺激が少ないのはもちろん、皮膚に成分が残ったとしても問題ないことが大前提になります。
それをクリアしているセンシティブザイフは、まさに大人も使えるベビーソープといったところなのではないでしょうか。
(「ヴァーナルのセンシティブザイフは、どのような石鹸ですか?」でも詳しく紹介しています。)
赤ちゃんにヴァーナル石鹸を使うなら
もし赤ちゃんにヴァーナルの石鹸を使うのであれば、アンクソープではなくセンシティブザイフを使うようにしましょう。
アンクソープも肌に優しい成分で構成されていますが、場合によっては肌に刺激となる可能性がある合成界面活性剤が2種類配合されています。
湿疹やあせもが出来やすい赤ちゃんのデリケートな肌を守るためには、合成界面活性剤はなるべく避けるのがベターです。
実際に使用するときも、大人とは違い細心の注意が必要なので、まず先に温めたお風呂場の中でセンシティブザイフを清潔なバスボウルなどにたっぷり泡立ててください。
センシティブザイフはきめ細かい泡が特徴ですから、ネットを使えばすぐにコシのある泡が作れます。
泡が作れたらガーゼをお湯で湿らせ、赤ちゃんの顔を丁寧に濡らして、皮脂を始めとした汚れを浮かせていき、泡を手に取って指先で優しくクルクルしながら、おでこ、鼻、頬、顎を洗いましょう。
ここではあまり時間をかけず、「優しく丁寧に」を意識しつつ、手早く済ませてください。
濡れたガーゼで泡を綺麗に拭き取ったら(強く擦らないように)、いよいよ服を脱がせ、頭と体を洗っていきます。
泡を手に取って手のひらで包むように優しく洗っていきますが、この時のポイントは上半身から下半身、「上から下に」を意識することと、汚れが溜まりやすい部分を丁寧に洗うことです。
とくに生後間もない新生児の内は、新陳代謝が活発で汗の分泌量も多く、汚れがかなり溜まりやすくなっています。
顎の下、首、手のひら、指と指の間、腕、わきの下、足のくびれといった部分はシワの間に汚れが隠れているので要注意。
背中も忘れずに洗った後は、一番汚れやすいお尻と股の部分もしっかりと洗ってください。
最後はお湯で湿らせたガーゼで泡を拭き取り、シャワーを全身に優しくあてて綺麗に洗い流したら外洗いの入浴は完了です。
沐浴する場合は、ベビーバスに37度から40度前後のぬるま湯を7分目あたりまで張って、石鹸をしっかり泡立てながらお湯に溶かすようにしましょう。
洗う順番や注意して洗う部位などは外洗いのときと一緒で、「優しくて寧に」を心がけてください。
(赤ちゃんの沐浴方法については多くの場合産院で指導を受けると思います。ここに書いたことはあくまでも参考にとどめ、実際に沐浴するときは指導内容に沿って行ってください)
大人がベビーソープを使うなら
大人が、ベビーソープを洗顔石鹸に使う場合、何か注意する点は、とくにありません。
ベビーソープは赤ちゃんでも使えるほど低刺激なので、肌トラブルの原因になることはほぼないですし、敏感肌やひどい乾燥肌、アトピー肌、また季節や状態によって変化した揺らぎ肌の人でも使えます。
もちろん、脂性肌や普通肌の人でも大丈夫ですが、洗顔に必要な成分が最低限しか入っていないタイプのベビーソープだと、肌質によっては物足りなく感じるかもしれませんね。
人によっては一般的なベビーソープだと「皮脂や角質が落ちた気がしない」「スッキリしない」なんて物足りなさを感じることも。
ベビーソープは家族全員、誰でも安心して使えるものですが、必要であれば美肌成分や洗浄成分にこだわった洗顔料を選ぶ方がいいかもしれませんね。
たとえば、思春期で肌がべた付く人は洗浄成分が少し強いもの、年齢肌に悩んでいる人はアンチエイジングを目的とした美容効果の高いものなどです。
赤ちゃんでも、ある一定の時期を過ぎれば肌状態は随分落ち着き、年を重ねるごとに水分量が徐々に減り始め皮脂量も変化していくので、月齢によってはべビーソープが合わなくなってきた、なんてこともあるでしょう。
ヴァーナルの洗顔石鹸は、エイジングケアや肌のトーンアップ、保湿ケア目的で使っている人もいる通り、そういった心配はほとんど必要ありません。
保湿成分は豊富に配合されていますし、油汚れを落とす力の強い弱アルカリ性なので、そのまま使い続けても物足りなさを感じることはそれほどなさそうです。
赤ちゃんから大人までいつまでも使い続けられる石鹸、それがヴァーナルの「センシティブザイフ」だということですね。
(もちろん、センシティブザイフでも、人によっては合わないことがあります。肌状態によって使用方法も変わってきますので、「自分には合わないな」と感じたら使用頻度を変えるか、使用を控えましょう)
大人でも子供でも気を付けたいこと
たしかに、ベビーソープは赤ちゃんでも安心して使えるよう低刺激にこだわって作られています。
肌に刺激のない洗浄成分や植物由来成分を配合し、石油由来の合成界面活性剤や化学物質、添加剤などを避けているタイプが多く発売されていることからも、それはよくわかるでしょう。
ですがアレルギー体質の場合、その自然由来の成分が肌にダメージを与える恐れもあります。
使用者が大人であろうと子供であろうと関係なく、「無添加だから」「ベビーソープだから」といって盲目的に信頼しないで、配合成分のチェックやパッチテストの実施で問題ないことを確認してから使うようにしましょう。
もうひとつ、気を付けたい点としては現在、化粧品は使用している配合成分はすべてパッケージに記載することが義務となっていますが、原料の抽出に使われる成分は記載する義務がありません。
そのため「目には見えない配合成分による肌トラブル」の可能性は否定できないのです。
このような成分をキャリーオーバー成分といい、『製造に直接使ってはいないが、原料に含まれる成分』を指します。
たとえば、植物成分のエキスなどは原料からアルコールなどの溶媒を使って抽出されますが、この溶媒こそがキャリーオーバー成分で、製品中に含まれる量は極々微量とはいえ、肌にとって刺激になる可能性はゼロではありません。
もし深刻な肌トラブルになった場合は皮膚科を受診したり、症状によっては販売メーカーに問い合わせするようにしましょう。
ベビーソープは優秀な洗浄剤であり、大人でも子供でも安心して使用することができ、今回紹介したヴァーナル石鹸の「薬用センシティブザイフ」は赤ちゃんでも安心して使用できる肌に優しい石鹸のひとつ。
ベビーソープの使用を検討している人は、ぜひ、ヴァーナル石鹸をその候補に加えてくださいね。
【肌トラブル、ひとりで悩まないでください!】
コメントには、自由なご意見をお待ちしております。
もし肌トラブルに悩んでいる方で、「より詳細な話を聞いてみたい。」というのであれば、ぜひお聞かせください。
以下はスキンケアアドバイザーとして、意見を求められたときにお聞きしていることです。
もちろん全てに回答していただく必要はありませんが、現状を知ることでより的確なアドバイスができるかもしれません。
質問事項
①悩んでいる肌トラブルは何ですか?
②目標(いつまでに、どうなりたい)
③いつから悩んでいるか?そのきっかけはあるか?
④ポイントメイク落とし
使用している商品、お手入れの強さ、コットンの使用有無など
⑤クレンジング方法
使用している商品、お手入れの強さや時間、洗う順序
⑥洗顔方法
使用している商品、お手入れの強さや時間、洗う順序
⑦化粧水
使用している商品、量、お手入れ方法(コットンやハンドプレス)
⑧美容液・乳液・クリーム
使用している商品、量
⑨日焼け止め
使用している商品、SPF、PA、量
⑩朝と夜のスキンケア
朝と夜のスキンケアで異なる点があれば
⑪ライフスタイル
・睡眠
・ストレス有無
・生活環境(冷房の有無・窓際での活動など)
・水分補給
・便通
・嗜好品(お酒や喫煙など)
・外での活動時間
・病歴
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