素肌きらりの画像が無断転載されたので本人訴訟で裁判を起こしました。

 

こんにちは 素肌きらり編集部です。

 

画像が無断転載されたのでこの度、本人訴訟を起こしました。

 

このことを公に公開するかどうか迷いましたが、同じように画像無断転載に悩まされている人がたくさんいるのなら、公にすることが公共の利益のためになるのではと、公開することにします。

 

弁護士を雇わずに本人だけでやった“本人訴訟”なので、同じように画像無断転載で悩んでいるが、その対処の仕方がわからない人の参考になればと思います。

 

画像無断転載を見つけたとき、はじめは弁護士さんにお願いしようと思い相談に行ったのですが、「弁護士に依頼すると最低20万円はかかる」と言われ、訴状の書き方のアドバイスなど相談のみにして、自分で手続きしました。

 

弁護士さんに依頼すると賠償金の金額が少ないと訴訟倒れになってしまいますからね。

 

では実際にどのように裁判を起こしたのか、その手続きを詳細にお伝えしたいと思います。

 

 

裁判に踏み切った経緯

相手は完全無視

 

はじめに裁判を起こした経緯についてお話して、その後どのような手続きをしたのかを書いていきます。

手続きだけを先にしりたい方は こちらへ 進んでください。

 

多くの画像の無断転載をしているサイトがあるのですが、その中の1社に連絡してもまったく返答がなく無視されてしまったので仕方なく訴訟を提起しました。

 

すると相手方は弁護士を立てて、以下のような答弁書を送付してきたのです。

 

【はじめに来た答弁書の内容】

・請求を棄却せよ

・弁護士を雇った費用もそちらが払え

・理由は追って説明する

 

「こちらは悪くないのになぜ請求が棄却され、相手の弁護士費用まで負担しなければならないのか!」と憤りを感じました。

 

ちなみに「理由は追って」という言い回しは、とりあえず答弁書を出さないと負けてしまうため、取り急ぎ答弁書を提出するときによく使われるフレーズだそうです。

また内容に関わらず、最初はこのような内容の答弁書を送るのが一般的のようです。

 

画像が無断転載された箇所

画像が無断転載されたのは、以下のページ(素肌きらり)に使用されている画像です。

 

 

【無断使用された画像】

素肌きらりの素肌オリジナル画像

 

上記の画像が、某スキンケアサイトの記事内に無断使用されていました。

※今回は、示談金支払ってもらうことになったので、運営会社やサイト名は公開していません。

 

【このように無断使用されていました】

無断使用された画像

 

また、出典リンクの部分のソースを見るとNofollow タグが入っていてリンク効果を渡しておらず、さらにサイト名が違っている始末…。

 

これでは画像の著作者(素肌きらり)への敬意は感じられませんし、自社の利益を図るために「とりあえずリンクを貼れば大丈夫だろう」という安易な考えだと推測できます。

 

 

第1回目の裁判

著作権裁判 開廷

 

第1回目の裁判は被告が欠席したので、裁判官に自分の主張を伝えました。

 

素肌きらり編集部 怒

そもそもはじめの段階で、一言謝罪があれば裁判を起こす必要はありませんでした。

以前の同じ無断転載では、相手が謝ってきたので許したのですが、本件ではなんの謝罪もありません。

 

裁判官

世間的には謝る、謝らないはあるだろうけど、法律的には関係ないです。

 

 

 

何の反省もなく相手方は開き直っているのでなんか腑に落ちない気分になりました。

 

素肌きらり編集部 怒

こちらは無断転載された被害者です。

相手が本当に正しいと主張するならば、堂々と裁判に出てきて欲しいです!

 

 

 

裁判官

裁判は代理人を立てれば出なくていいことになっています。

相手の方は仕事で来られないそうです。

 

 

 

素肌きらり編集部 怒

普通ならこの時間こちらも仕事をしています!

裁判の為にわざわざ時間を割いているのに、悪いことをした相手が仕事の都合でというのは正直納得がいきません。

 

 

 

裁判官

次回については相手が遠方のため、電話会談になると思います。

 

 

 

こちらが損害を受け、そのうえ貴重な仕事の時間を割いて出向いているのに、相手は時間がきたら事務所の電話に出るだけでよいという、この“電話会談システム”に不平等さを感じました。

 

交通費も時間も損害を受けた側がもつのですからね…。

 

 

このシステムについては、リーガルジャパンの弁護士さんも問題を感じているようです。

 

被告の弁護士からはまず答弁書が届き、その後で認否・反論を記載した反論の準備書面が届きました。

被告の弁護士から届いた準備書面はきらり編集部の訴状内容に対する反論なので、まずはきらり編集部が送付した最初の訴状の内容を記載します。

 

以下は、訴状の【紛争の要点・請求の原因】に記述した訴状の原文です。

 

概要

 

原告は一つはホームページの作成、運営、管理であって、依頼を受けてホームページを作成し、ネット上において閲覧できる状態にすることであるが、今一つの主たる業務は、広告主もしくは広告代理店と提携してホームページ(ウェブサイト)にその依頼の広告を掲載し、その掲載することだけで月極の広告の報酬を得、あるいは、その広告によって登録もしくは売却などの成果を得ることによって、アフィリエイト報酬を得ることであります。

 

原告は「素肌きらり」(https://xn--jywq5uqwqxhd2onsij.jp/)を運営しており、本件サイト内において原告が作成した画像(以下「本件画像」という。)を掲載している。

 

被告は、被告管理サイト●●●●(https://xxxxx.xxx/)を運営しているところ、同サイト上に、本件画像を原告に無断で掲載している。

 

本件画像の使用について、原告は、被告に対し使用を許可したことはなく、被告が本件画像を無断で掲載したことにより原告の本件画像に関する著作権が侵害された。

 

原告は、平成30年11月14日、被告に対し、画像無断使用の注意と画像使用料の請求をしたが、被告からは一切回答がなかった。

 

レンタルフォト業界最大手のアマナイメージズの料金表を参照すると、写真1点でウェブ用途であれば、1年間で38880円の使用料がかかる。そして、同社は、画像の無断使用に対し、割増料金を2倍と設定している。

被告は、本件画像を平成xx年xx月xx日から継続して使用していることから、被告の本件画像の無断使用でこうむった原告の損害としては、少なくともxxxxxx円を下ることはない。

 

よって、原告は、被告に対し、著作権侵害の不法行為に基づき、損害賠償としてxxxxxx万円および訴状送達の日の翌日から支払い済みまで6年分の割合による遅延損害金の支払いを求める。

 

これに対して被告から準備書面が届きました。

 

準備書面を要約すると次のような内容です。

 

1.画像は削除されていて、指摘された画像は使用していない。

2.指摘された画像は、本当に素肌きらりの著作物なのか。

3.素肌きらりから、画像使用料の請求を受けたことはない。

4.引用されているから著作権侵害に該当しない。

5.本当に損害を受けたの?

 

この準備書面に対して、反論の内容を用意してから電話会談をする形になります。

 

ちなみにこの準備書面を弁護士さんに見せたところ、以下のようなアドバイスを貰えました。

 

弁護士

答弁書の相手の認否、主張は、一般論的なところを含めて、形式的に反論してきているだけの段階のように思います。

 

まずは、著作権の帰属について釘を刺してきているので、帰属することをあらためて示しておくこと。

 

これについては、おそらく、著作権の対象になるかどうかという法的論点に持ち込んで、法律論争で戦おうとしているのではないか、そちらに引き込もうとしているのではないかという気がします。

 

その手に乗らず、淡々と著作権などの問題は生じないことを説明してあげればいいと思います。

 

また、訴訟の準備のために要した時間や労力については(訴状を書く、弁護士に相談する、証拠を集める、裁判所に出向く等)、損害の賠償を請求することはできないとのことです。

 

損害を被っているのはこちらなのに、その損害の賠償を受けるために要した、時間や労力については損害賠償請求できないというのは悔しいですね。

 

素肌きらりが、準備書面に対して用意した反論は以下になります。

 

「画像は削除されていて、指摘された画像は使用していない」に対しての反論内容

証拠!

 

被告は削除したと主張するが、その時期はいつか明らかにされていません。

 

また削除したからよいというものではなく、無断で使用していた期間においては使用料を払ってもらわなければなりません。

 

たとえば、無断で盗んだ美術品を集めて集客し、入場料での利益を得た後で盗んだ画像を返したからといって、盗んだという行為が事後的に適法になることはありません。

 

また、中国からパンダをレンタルする際、日本は1億円を中国に支払っているそうです。

 

もし中国のパンダをレンタルして集客し、上野動物園が利益を上げていたらその利益はどこにいくのでしょうか?

 

中国から無断でパンダを盗み出して集客し、動物園が利益を出したにも関わらず、こっそり返したら問題ないということにはなりません。

 

「指摘された画像は、本当に素肌きらりの著作物なのか。」に対しての反論内容

証拠!

 

プロのイラストレーターに依頼した証拠(※)を提出しました。

 

※依頼メールや著作権譲渡に関する資料や納品過程のメール

 

提示した証拠:

甲6 プロのイラストレーターに依頼したやりとりの証拠

甲7 プロのイラストレーターに出した依頼指示ファイル

甲8 依頼したイラストレーターの詳細プロフィールの、WEBページのコピー

 

「素肌きらりから、画像使用料の請求を受けたことはない」に対しての反論内容

証拠!

 

素肌きらりが被告に送った、メールの送信履歴を提出しました。

 

提示した証拠:甲5 メール送信履歴

 

「指摘された画像は、本当に素肌きらりの著作物なのか」に対しての再度反論

証拠!

 

プロのイラストレーターに依頼した証拠(※)を提出しました。

 

※依頼メールや著作権譲渡に関する資料や納品過程のメール

 

提示した証拠:

甲6 プロのイラストレーターに依頼したやりとりの証拠

甲7 プロのイラストレーターに出した依頼指示ファイル

甲8 依頼したイラストレーターの詳細プロフィールの、WEBページのコピー

 

「素肌きらりから、画像使用料の請求を受けたことはない」に対しての再度反論

証拠!

 

メールの送信履歴を再度提出しました。

メールについては、あらかじめ連絡しなければならない決まりはありません。

 

提示した証拠:甲5 メール送信履歴

 

「引用されているから著作権侵害に該当しない」に対しての反論内容

論破!それは違うよ!

 

今回は引用が必然的に必要とはいえないのに、自社のWebサイトを見やすくしたり、わかりやすくするために、他人に著作権がある画像を転載するケースにあたり、このようなケースは、仮に出典を明記していたとしても著作権侵害になります。

 

そもそも、他人の著作物の「引用」が正当とされるのは、著作権法32条1項に根拠があります。

 

その条文は以下の通りです。

 

『公表された著作物は、引用して利用することができる。この場合において、その引用は、公正な慣行に合致するものであり、かつ、報道、批評、研究その他の引用の目的上正当な範囲内で行なわれるものでなければならない。』

 

参考文献:引用に関する著作権法32条1項の条文

 

最近、自社のWebサイトにアクセスを集める目的で他人のコンテンツを転載したり、自社のWebサイトの訪問者の目を引く目的で他人の画像を転載するケースがあり、話題になっています。

 

このようなケースは、「引用の必要がある場合」にはあたりません。

 

そのような目的であれば自社でオリジナルのコンテンツを作れば済むことであり、他人のコンテンツを転載する必要がないためです。

 

逆にいうと、報道等の目的上、必然的に必要な場合であって、かつ、正当な範囲で他人の著作物を転載するという例外的場合を除いて、他人の著作物を掲載することは、無断転載にあたり、著作権侵害(複製権、公衆送信権等の侵害)です。

(引用以外にも、適法となる場合はあるようですが、ここでは触れません)。

 

このように、「引用」は、「出典を明記していれば正当」というわけではありません。

 

「素肌きらりの画像をどうしても使わなければならない」という必要不可欠な理由はないです。

 

また、文化庁では「引用の正当な範囲」を以下のとおり定めています。

 

①引用する必然性があること。

②カッコなどで自分の著作部分と引用部分とが区別されていること。

③自分の著作物と引用部分との主従関係が明確であること。

④出所の明示がなされていること。

 

単に「自分のブログやサイトの記事に必要だから」というだけでは引用の必然性があるとは認められません。

自分の記事に必要な写真なら費用を払って使わせてもらうのが筋ではないでしょうか。

 

提示した証拠:甲9 文化庁のWEBページのプリントアウト

 

「本当に損害を受けたの?」に対しての反論内容

立証!

 

損害の証明をする主張の資料を提出しました。

 

甲10 損害資料

こちらは、素肌きらりがオリジナル画像にこだわった理由を伝えています。

 

・画像1枚でGoogleの順位がどのように変動するかの検証結果提示

・検索結果の順位の変動でサイトの流入がどれぐらい変わるのかの検証結果提示

 

提示した証拠:甲10 損害資料

 

甲11 損害資料の補足説明

 

こちらはno followタグがどのような働きをするのかを伝え、no followでリンクされたことによって素肌きらりの受けたデメリットを提示しています。

 

提示した証拠:甲11 損害資料の補足説明

 

素肌きらり編集部 にこり

余談ですが、“逆転裁判”や“ダンガンロンパ”のゲームの「異議あり!」とか「それは違うよ!」というイメージがありますが、実際には違いました。

 

逆転裁判

http://www.capcom.co.jp/game/gyakutensaiban/

 

ダンガンロンパ

http://www.danganronpa.com/

 

ほぼ書類でのやりとりがメインになることが多く、裁判を傍聴してもよくわからないことが多いらしいです。

 

第2回目裁判の対策

第2回目の裁判は、口頭弁論になります。

 

被告は、1回目の裁判期日においては答弁書を提出するだけで出席しないこともできますが、2回目に関しては出席が必要となるので、被告の弁護士と口頭弁論することになりました。

 

弁護士は裁判慣れしている裁判のプロです。

ある程度の勉強したとしても、相手は司法試験に合格した法律の専門家ですから、その知識量や経験量に敵うはずはありません。

 

相手の弁護士が巧みな法廷戦術(いやらしい質問)で攻撃してきたらと思うととても不安で、どのようにのぞめばよいか弁護士さんに相談しました。

 

弁護士さんのアドバイスは、次のような内容です。

 

弁護士

口頭で述べられても正確な答えが難しいので、書面にして提出してくれれば、それぞれに回答する、として当日のところを逃げることはできます。

 

裁判官としてもその方が望ましいでしょうから。

 

「そういう方法があったのか!」と勉強なりました。

実際、双方弁護士を付けた裁判でも、ほとんど書面でのやり取りになるそうです。

 

第2回目の裁判

電話会談のイメージ図

 

2回目の裁判は、相手が東京にいるため電話会談となりました。

 

電話会談は、丸いテーブルの周りに座るような構成で原告・裁判官・書記官が座り、真ん中にスピーカーのある電話を通して被告代理人の弁護士事務所に電話して話し合いという形になります。

 

まずはじめに、相手から来た準備書面と、こちらが送った準備書面に対する反論の内容について、一つひとつの内容を確認し合う形になりました。

 

裁判官

何か、書面以外に言いたい主張はありますか?

 

 

 

素肌きらり編集部 にこり

書面がすべてでとくにいう事はありません。

 

 

 

こちらが送った書面や証拠に関して、相手はとくに反論してきませんでした。

もちろん反論の余地などないように、2回目裁判用反論を作ったのですから当然です。

 

裁判官

争点は損害賠償をいくらにするかという点だと思います。

はじめに提出されたアマナイメージズの料金表が必ず適用されるとは一概にいうことができません。

たとえば、無断で使ったら1億円と書いても1億円請求するのはそれなりの理由がないと難しいです。

それは著名なグラフィックアーティストだとかデザイン性のある作品とかです。

 

素肌きらり編集部 にこり

こちらはスキンケアの専門家が画像指示書を作成して、TVや雑誌にもでている一流のプロのイラストレーターに依頼してできた画像なので、アマナイメージズと同等の価値があると言えます。

詳細な理由は、2回目裁判反論に提示した通りです。

 

裁判官

その価値がある事を立証しようとすると、裁判が3ヵ月から4か月かかってしまう可能性が高いです。

話し合って決めるというのはどうですか?

 

話し合って損害賠償額を決めるメリットは、相手が「支払う」と約束する事になるので、全額きちんと支払ってもらえる可能性が高くなることです。

 

白黒完全に決着するまでやることもできますが、相手が開き直って支払いをしない場合もありますし、強制執行という手はありますが、手間も時間もかかります。

 

素肌きらり編集部 にこり

こちらとしては裁判にかける労力がと勿体ないので、早く終わらせることができるのであれば早く終わらせたいです。

 

金額を“いくらにする”というところが落としどころだと思います。

 

裁判官

仮にもし、要求するとしたらいくらぐらいなら可能ですかね?

 

 

 

素肌きらり編集部 にこり

最低XXXXXX円は…というところですね。

 

 

 

裁判官

わかりました。

では相手側弁護士と話をして意見を聞いてみるので、申立人待合室にいってください。

 

 

申立人待合室

 

申立人待合室という部屋で、相手方の訴訟代理人弁護士と裁判官が話し合い終わるのを待っていました。

 

しばらくすると、原告と裁判官で話をしたいので部屋に入ってきてくださいと呼ばれ、再び電話会談をした部屋に向かいます。

 

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裁判官

相手側の代理人被告弁護士に伝えました。

 

次の裁判は、被告人代理人弁護士が被告にこの件を伝えて、値段に関して決める形になると思います。

 

日付は早い段階で●日はいかがですか?

 

素肌きらり編集部 にこり

多分大丈夫です。

 

 

 

裁判官

相手側の代理人被告弁護士に伝えました。

 

次の裁判は、被告人代理人弁護士が被告にこの件を伝えて、値段に関して決める形になると思います。

 

ちなみにこういった事(画像無断使用)は、よくあるのですか?

 

素肌きらり編集部 悩む

はい。WELQ問題で一時期社会問題になりましたが、それは氷山の一角で、まだまだ画像の無断使用はなくなりません。

今までは放っておいたのですが、あまりにもキリがないので今回訴訟にしました。

 

裁判官

そうなんですね。勉強になりました。

忙しいところ、引き止めて悪かったですね。

 

 

素肌きらり編集部 にこり

いえいえ、ご理解いただければ嬉しいです。

 

 

 

完全勝利!

 

次回はいよいよ決着、第3回目の裁判について紹介します。

 

今回は裁判を早く切り上げたかったので話し合いに応じましたが、最終的には画像無断転載の争いについて色々なケースの対応方法を詳しく届けたいと思っています。

なので次回同じようなことになった場合は和解せず、無断使用された画像に価値がある事を証明し、争ってみるつもりです。

 

また今後は、「強制執行する場合はどのような手続きをするのか」や、「テキストの大幅な転載について発見された」場合など、それぞれ訴訟を起こしたらどれぐらいの値段を請求できるかについて。

 

さらに「文章やサイトのデザインがそっくりなのに、微妙にスレスレのところで真似したサイトに対して請求した場合どうなるのか」についても、解決する方法を紹介していければと思っています。

 

 

第3回目の裁判

3回目については、和解の条件について話し合いました。

 

裁判官

和解のながれということでよいですか?

 

 

 

素肌きらり編集部 にこり

はい。大丈夫です。

和解条項ということで、直筆の謝罪文の執筆を条件にしたいのですが、可能でしょうか?

裁判官さんは法律的には問題がないと言いましたが、そもそも謝罪の一つでもあれば裁判になることすらなかったので、気持ちの整理という意味合いでも可能かどうかお伺いしたいです。

 

裁判官

それは被告にまだ伝えていないので、それを言えば裁判が今回では終わりませんよ。

原告の条件を飲んで素直に支払いに応じるという形になったので、それが十分謝罪という形になると思います。

 

素肌きらり編集部 悩む

そうですか…。

とにかく時間をかけて長引くのも嫌なので、一刻も早く終わるなら謝罪文もなしでよいです。

 

 

裁判官

わかりました。

では代理人の弁護士の方に伝えます。ではこれで和解ということでよいですね?

 

 

素肌きらり編集部 にこり

はい。

 

 

 

裁判官

では、被告の支払いということで解決ですね。もし、支払いがなかったら強制執行もできます。

弁護士を立てているので、支払いがないということは多分ないと思いますけどね。

 

 

素肌きらり編集部 にこり

はい。わかりました。

一刻も早く終わるならそれでよいです。

ありがとうございましたm(__)m

 

 

閉廷!

 

終わりました。

 

…やっと終わりましたね。

 

裁判がはじまるときは、朝の2時ぐらいに起きて「裁判に勝つ方法」というキーワードで検索し、情報収集していました。

 

引っかけの三段論法

「あなたは、原告とあったのは、平成○○年○月○日ですね?」

 

「はい。」

 

先ず、相手の弁護士は、日付が論点かのように…尋問者に思わせ…そちらに気をそらせる。

 

「続いて…その「日に」、被告のあなたは、原告から投資話を持ちかけられたと思いますが、そのような

事実はあったのですか?」

 

「いいえ、ありません。私は投資に素人ですし、投資の話など全く興味ありませんでした。」

 

その否定の言質をとったあと。

 

弁護士がドカーンと弾劾証拠(敢えて弁論準備期間に出さなかった隠し玉)を裁判官に提出。

 

証拠は、被告が原告に送ったメールで、「今回の投資の手数料ですが、3%では、低すぎますよ(笑)厄介なM&Aなのですから、せめて5%はいただきゃなきゃ・・・」

と書かれてある。

 

弁護士の反対尋問は、「このメールはあなたが原告に送信したもので間違いありませんね。」

 

「………」

 

もはや被告は顔面蒼白。

 

「日時は原告とあった○月○日…送信元はあなたになっていますよね?」

 

反対尋問の弁護士がたたみかける。

 

「あなたは、今さっき投資に素人であるとおっしゃいましたが、このメールには投資の手数料まで書いてありますよ?」

 

「いや…あ…あの…いや…このメールは…あくまで…なんというか…あれですよ…ふう」

 

「本当にあなたは投資の素人何でしょうかね?・・・裁判長!以上で反対尋問を終わります。」

 

てな具合でコテンパンにやられる。

 

参考文献

喧嘩に勝つための裁判の仕方 | cracking my ballsのブログ

 

「このようなひっかけの三段論法があるのかもしれない…」と思いヒヤヒヤしましたが、拍子抜けするほど簡単な裁判の進み方でした。

 

引っかけの三段論法のような展開があったのなら、勝てたかどうかわかりません。

 

 

裁判を起こす具体的な手続き

裁判の具体的な手続きは?

 

画像無断転載に関する裁判を起こすために、必要なものを揃える必要があります。

 

それは証拠です。

 

画像無断盗用された時の証拠の提出が必要

まずは証拠を揃える!

 

どんな証拠を揃えればよいかというと、盗用されたWEBサイトのURLページ情報です。

法廷でパソコンを持ち込んで「このURLです!」というわけにはいきません。

 

そこで、盗用されたWEBサイトのURLをプリントアウトします。

また盗用されたとする、自サイトのWEBサイトURLもプリントアウトしておきます。

 

弁護士さんにこれは必要ないかもといれましたが、どの部分の画像がどのように盗用されているかわかりやすく示したものをワードファイルで作成し、プリントアウトして提出しました。

 

【ワンポイントアドバイス】

スクリーンショット(スマホやPC)だとURLが表示されないので、本当にそのサイトに無断転載されていたのかが立証できないそうです。

 

なので、パソコンのブラウザにサイトを表示してプリントアウトする必要があります。

 

損害の内容がわかる証拠

無断使用の画像で請求できる額は?

 

画像が無断転載された場合、その画像について使用料の相場価格を示す必要があるので、有料画像素材サイト「amanaimages(アマナイメージ)」の料金表をプリントアウトしました。

 

どうして、アマナイメージの料金表を目安にしたのかは、以下のサイトを参考にさせて頂きました。

 

 

登記簿謄本が必要

相手が法人の場合、登記簿謄本が必要です

 

法人でやっている場合は、法人用の登記簿謄本と、相手(法人であれば)の登記簿謄本も提出します。

(相手が個人でやっている場合は、登記簿謄本は必要ありません)。

 

相手の登記簿謄本をとる理由としては、会社の所在が実際に存在するか確認し、訴状を送る住所に間違いがないか調べておく必要があるからです。

 

ちなみに法人の登記簿謄本は、法務局でしか取ることしかできません。

 

裁判所に提出する訴状が必要

裁判所に提出する訴状が必要

 

裁判所に提出する訴状が必要になります。

 

訴状は以下のサイトにあるPDFファイルを印刷して使ってもよいですが、手書で綺麗に書くのは大変ですし、文字数が多くなると訴状内に文章が収まらないことがあるので、ワードファイルで作成して送りました。

 

以下のテンプレートを参考に、金額や提出する書類の内容を書き換えればよいと思います。

 

 

訴状に押す印鑑が必要

訴状に押す印鑑が必要

 

訴状には、印鑑を押して提出しなければいけないので、印鑑を用意しておく必要があります。

 

実印である必要はなく認印で問題ありませんが、シャチハタはNGです。

 

印鑑を何処に押していいか不安な場合は、裁判所の人に聞けば教えてくれます。

 

収入印紙が必要

収入印紙は裁判で請求する金額によって変わります

 

収入印紙が必要なります。

 

収入印紙は請求する金額によって異なるので、以下のPDFファイルをみて確認しましょう。

 

 

事件当事者に送る郵送用の切手が必要

事件当事者に送る郵送用の切手が必要

 

事件当事者に各書面を郵送するための切手が必要になります。

 

必要になる郵便料の納付額は各々違うので、以下サイトを見て確認してください。

 

 

必要書類については、裁判所に電話をかけて「必要なものは何ですか?」と聞いても教えてくれます。

 

裁判に必要なものを、箇条書きにして以下で紹介します。

 

【画像無断転載の裁判に必要なもの】

▼訴状

▼証拠

(画像を無断使用されているWEBサイトのURLをプリントアウトしたもの)

(画像が無断転載された自分のWEBサイトのURLをプリントアウトしたもの)

(どの部分の画像が無断転載されたかわかりやすく記載したものをプリントアウトしたもの)

▼有料画像の価格表

(例:アマナイメージの画像使用の価格表)

▼自分の会社の登記簿謄本

▼相手の会社の登記簿謄本

(相手が個人の場合は必要ありません)

▼収入印紙

▼事件当事者に送る切手

▼訴状に押す印鑑

(印鑑については自宅で押してもっていっても、裁判所にききながら押しても大丈夫)

 

裁判に総額いくら費用が必要か?

裁判費用は全部でいくら?

 

弁護士を立てなければ、裁判の費用はさほどかかりません。

 

裁判にかかる費用はケースバイケースですが、今回実際にかかった費用は以下のとおり。

 

・印紙代  2,000円

・郵便切手 6,000円

・自分の登記簿謄本 600円

・相手の登記簿謄本 600円

・弁護士さんに相談した相談料 30分5,000円x2 =10,000円

 

19,200円ですね。

 

はじめは訴訟の要領がわからなかったので、弁護士さんに相談して教えてもらいました。

 

1回教えてもらえばだいたいわかるので、2回目裁判では1万円以下ぐらいになります。

 

裁判は、売掛金の未払請求も含めれば4回目で決着しますし、要領は何回かやれば覚えることができるでしょう。

 

もし、画像を無断転載しているサイトの運営者がわからない場合

そのサイト、誰が運営しているの?

 

今回はサイト内に運営会社の表記があったので、すぐに訴状を送る相手が特定でき、裁判を起こすことができました。

 

しかし、運営者情報が掲載しなければ、以下の方法で運営者情報を調べなければなりません。

 

弁護士会照会

弁護士照会をして調べる

 

弁護士紹介とは、弁護士が弁護士会を通じて、相手方の住所や銀行口座等を特定する手続きです。

できる場合とできない場合があるそうなので、万能ではありません。

 

弁護士紹介にかかる費用は1万円程度ですが、弁護士会照会をするには原則、事件ごとに依頼する必要があるので、訴訟費用が少ない場合は現実的でありません。

 

発信者情報開示請求

発信者情報の開示をサーバーに申し立てる

 

サーバー会社に発信者情報の開示請求をすることができます。

 

発信者情報開示請求は弁護士に依頼しなくてもできるので、それほどハードルは高くありません。

 

相手のサーバーがどこを使っているのかは、以下のサイトで調べることができます。

 

 

URLを入力すると、大抵の場合は使用されているサーバーが特定できるので、発信者情報の開示請求を行います。

 

発信者情報開示請求に必要な書類

発信者情報開示請求には必要な書類をそろえる必要があります。

 

発信者情報開示は、以下のサイトから発信者情報開示請求書をダウンロード、プリントアウトして記入します。

(パソコンで記入する場合は、PDFを編集できるソフトが必要です)。

 

発信者情報開示請求標準書式

http://www.isplaw.jp/d_form.pdf

 

 

PDFを編集する、おすすめのフリーソフトは以下です。

 

無料PDF加工・編集ソフト一覧 – フリーソフト100 https://freesoft-100.com/pasokon/pdf-editor.html

 

印鑑証明書

印鑑証明書が必要になります。

法人の場合は、法務局に印鑑登録カードをもっていき発行してもらいます。

 

本人確認できるもの

本人確認できるものが必要になります。

個人だったら免許書やパスポート、法人だったら登記簿謄本です。

 

画像が無断転載された証拠

訴状と同じように、画像が無断転載された証拠が必要になります。

 

・画像を無断使用されているWEBサイトのURLをプリントアウトしたもの

・画像が無断転載された自分のWEBサイトのURLをプリントアウトしたもの

・どの部分の画像が無断転載されたかわかりやすく記載したものをプリントアウトしたもの

 

上記を揃えてサーバー会社に提出します。

 

[信者情報開示に必要なものまとめ]

▼発信者情報開示請求書

▼印鑑証明書

法人の場合は法務局で取得

▼本人確認できるもの

個人だったら免許書やパスポート

法人だったら登記簿謄本

▼証拠

・画像を無断使用されているWEBサイトのURLをプリントアウトしたもの

・画像が無断転載された自分のWEBサイトのURLをプリントアウトしたもの

・どの部分の画像が無断転載されたかわかりやすく記載したものをプリントアウトしたもの

 

「発信者情報開示請求」のキーワードで検索すると弁護士のサイトがたくさんでてきますが、個人でも十分に対応できるでしょう。

 

ただしサーバーが任意で開示してくれるケースは少ないそうなので、空振りになる可能性があります。

その場合は「裁判手続き」で発信者情報開示請求することになりますが、それはハードルが高くなるでしょう。

 

弁護士に相談できるサービス

弁護士事務所に行って相談できればよいのですが、相談には時間とお金(相談料)が必要です。

 

それでも相談したい場合は、以下のサイトを利用するとよいでしょう。

 

弁護士ドットコム – 無料法律相談や弁護士、法律事務所の検索

https://www.bengo4.com/

 

ただ上記では、必ず回答してもらえる保証はないので、回答がつかない場合もあります。

そんな場合は、同じような事例を参考に探すのもよいでしょう。

 

また以下のサイトは有料ですが、オンラインで弁護士に相談することができます。

ただし回答が遅かったり、料金体系がわかりにくいので、よく考えて使うとよいでしょう。

 

ジャストアンサーズ

https://www.justanswer.jp/

 

また、弁護士保険という気になるサービスを見つけたので問い合わせをしてみました。

 

弁護士費用保険「mikata/ミカタ」【プリベント少額短期保険株式会社】

http:/bengoshihoken-mikata.net

 

素肌きらり編集部 悩む

弊社はWEBサイトを運営しています。

度々サイトに使用している画像や文章が転載されて困っているのですが このようなときに対応して頂けるのでしょうか?

 

 

 

弁護士

残念ながら弊社弁護士費用保険Mikataは、個人向けの商品となっており、事業に係る法的問題については、保険金お支払いの対象とはなりません。

 

お仕事に関連する法的問題を補償の対象とする商品については、現在社内で検討を進めておりますが具体的な販売時期等については決定しておりません。

 

法人向けは対応していないようでした。

また仕事に関する法的問題は検討されているようですが、具体的な販売時期は未定とのこと。

将来的に可能であれば使ってみたいサービスですね。

 

弁護士として民事訴訟における立証や証拠提出の実務に詳しいだけではなく、読み手である裁判官としての実務経験がある方でなければ、裁判官の目線が反映できず、役に立たない文書ともなりかねません。

 

参考文献

弁護士監修「クラウドサイン訴訟サポート資料」を提供開始-サインのリ・デザイン

 

裁判になったときに証拠を判断するのは、訴訟相手ではなく裁判官です。

上記は、裁判官目線で判りやすい証拠資料をサポートしてくれる便利なサービスです。

 

裁判の証拠や書面提出する際はネットワークプリントでプリントアウトするのがよい

裁判の証拠をワードファイルやURLで伝わればよいのですが、証拠として採用されるにはプリントアウトしなければいけません。

 

証拠や訴状の印刷を自宅ですると、「枚数が多くて用紙が足りない」、「インクがかすれて文字がわかりにくい」、「インクが切れた」と煩わしいことが起きることも考えられます。

 

ですが以下の、プリントする書類をコンビニのプリンターで印刷するサービスを利用すれば、煩わしい問題を避けることができるでしょう。

 

ネットワークプリント|パソコン・スマホから登録、コンビニで印刷

https://networkprint.ne.jp/sharp_netprint/ja/top.aspx

 

普通の裁判と少額訴訟どちらがよいか?

少額訴訟というのは、60万円以下の金銭の支払いを求める場合に利用できる手続きのことで、原則1回の審理で結論が出るというものです。

 

ただ、請求が少額で簡明な事案を迅速に処理するための手続きであり、被告が通常訴訟を希望すれば、通常訴訟に移行します。

 

弁護士さんに相談したとき、相手が遠方にいる場合は被告から通常訴訟が希望され、管轄の問題で被告の住所地の裁判所に移送される可能性があるので、最初から普通の裁判にした方がよいのではないかとアドバイスされました。

 

これはケースバイケースなので何とも言えないようですが、被告の管轄の裁判所にいくのは大変なので、その可能性が生じないように、普通の裁判を提起することにしています。

 

また著作権侵害は争点が複雑になることも多いため、少額訴訟にはあまり馴染まないそうです。

 

弁護士に相談に行く場合は

弁護士の先生に相談しに行く場合、30分5,000円という高い料金を支払って相談にのってもらうので、しっかりと事前に準備した方がよいでしょう。

 

私は相談の内容をあらかじめ伝えておき、相談に必要な資料をグーグルドライブで共有してから相談にのってもらったので、必要なことを簡潔に伝えて、スムーズに知りたいことを教えてもらうことができました。

 

とくに訴状は、ワードファイルに記載して抜け漏れがないか確認してもらった方がよいでしょう。

 

また1つアドバイスするのなら、絶対にネットに詳しい弁護士さんを選んでください!

私自身、相談した最初の弁護士さんはネットに疎く、インターネットの仕組みから説明する必要があり、本題にはいるまでだいぶ時間がかかりました。

 

弁護士の名前を使った方が相手に影響力はある?

弁護士さんの名前の影響力はやっぱり強い?

 

今回は本人訴訟で争いましたが、弁護士さんへの相談で「やはっり弁護士さんの名前を使用して訴状を出したほうが相手に響くのでしょうか」という質問をしました。

 

弁護士さんが「弁護士の名前じゃなくて裁判所からの呼び出しだから力がある」と言われていたのですが、本当そうだなと思う出来事があります。

 

売掛金の未払いで何度も連絡しても一切電話もメールも反応がなくなった相手がいましたが、裁判所から書類が届いたら返答があり、滞っていた未払いのお金も払ってくれました。

 

話を戻しますが、弁護士さんに頼んで面倒な手続きなどを済ませることができ、赤字にならなければそれはそれでよいと思います。

 

画像無断転載の場合は1回1回、弁護士さんに頼んでいたらきりがないぐらい無断転載をされているので、金額が凄いことになりそうですね。

 

全て一括でやってくれるのも弁護士さんもいらっしゃるかもしれませんけどね。

 

裁判にかかった費用は相手に請求できるかどうか?

気になる裁判の費用は相手に請求できる?

 

売掛金の未回収の裁判では、相手が出てこず、「毎月5万ずつでも返すから」ということで和解となりました。

 

そのとき「必要経費(費用)は請求できるのか」ということを裁判官に確認したところ、勝訴した場合はできるが、和解の場合は請求できないそうです。

 

実は「裁判費用=弁護士に依頼した料金」だと思っている人もいるそうですが、裁判費用は印紙代や切手代のことをいいます。

 

弁護士費用に関しては、不法行為に基づく損害賠償請求に限り、賠償金の金額の10%です。

 

不法行為というのは、著作権侵害、交通事故、暴行等の違法な行為です。

契約に基づく債務不履行に基づく損害賠償請求(お金を返してくれない、お金を支払ってくれない等)では、弁護士費用を請求できないということになります。

 

勝訴したかららといって、全額の弁護士費用を支払ってくれるわけではないので注意が必要ですね。

 

テキスト文章が丸ごとコピーされていたら相手に請求できるか?

画像は転載したことがわかりやすいので相手に請求しやすいですが、「テキスト(文章)についてはどうなのか」という点について弁護士さんに質問してみました。

 

その弁護士さんは、「テキストに関しては裁判で依頼された実績はないけれど、請求するとしたら、ライターさんに支払った執筆代金などから計算して請求することになるだろう」と回答をいただきました。

 

サイト構成・画像の雰囲気・内容全てが完全に真似されたらどうなるか?

サイト運営をしていると、以下のようなことが日常的に起こります。

 

ルカルカのツイッター

※ルカルカさんご本人に引用の許可を頂いて掲載しています。

 

これについては、以下に当てはまるかどうかが基準のようで、創作物かどうかが論点になるそうです。

 

第2条の1項1号

一 著作物 思想又は感情を創作的に表現したものであつて、文芸、学術、美術又は音楽の範囲に属するものをいう。

 

参考文献

著作権法 | 国内法令 | 著作権データベース | 公益社団法人著作権情報センター CRIC

 

著者として自分なりに工夫して表現した場合であっても結果としてありふれた表現である場合は、創作性が否定される傾向にある。

 

真似される元の表現物がありふれた表現では駄目で、創作性が認められるものである必要があり、その判断が難しいとのことです。

 

西村ひろゆきさんの論破力も読みました

裁判では、激しい論争で相手を論破しなければいけないと思っていたので、西村ひろゆきさんが執筆してかなり売れている『論破力』を買って読んでみました。

 

朝日新聞出版 (2018/10/12発売)

論破力(著・ひろゆき)

 

私はもともと饒舌でなく、口論などの経験もほとんどないのでとても勉強になりました。

 

とくに以下の部分は、訴訟相手でなくジャッジを下す裁判官に伝わるように話すことが必要なのだと再認識しました。

 

・ジャッジがいない状況では議論しない

 

また以下の部分は、証拠が全てを握る裁判でも使えることが実証できました。

 

・事実ベースで話すことを意識するだけで、だれでも論破力を高める事ができる

 

ひろゆきさんは裁判慣れしていて、頭が非常によい方なのでいつも勉強させて頂いています。

 

ひろゆきさんのユーチューブ配信では、スーパーチャット(投げ銭システム)で250円の課金をすると質問に答えてくれるので、今回はじめて課金して質問してみました。

 

「裁判は証拠が全て。相手に弁護士がついていようが証拠を示せばよいですよ」

 

ひろゆきさんにいただいた上記の言葉は、とても心強かったです。

 

抑止力として無断転載・無断引用の禁止の文言がもつ効力

以前、SNSで一時話題になったのですが、画像無断使用の注意書きについて以下のように書くケースがあります。

 

無断転載・無断引用の禁止

転載・引用する場合は必ず許可を取る事。

明確に参考文献を記載した後、当ブログへのリンクを明記するものとする。(その際nofollowリンクは避けるものとする)

該当記事のリライトは原則として行わない。

 

注意書き部分に「1日につき1万円などと書いた場合、法律的に1日1万円の請求ができるのか」ということを質問してみました。

 

弁護士

1日1万円と書いたらそれが直ちに請求できるか、というと、これは必ずしもそうではありません。

1万円というのが妥当な金額かどうか、が問題になり、妥当ならば認められますが、高額となると減額されてしまうことはありえますね。

 

画像無断転載でお悩みのすべての方へ

画像無断転載については、「全ての画像に対応していたらキリがない」というぐらい、あらゆるところで起きています。

 

「手続きが大変そうだから」とか、「弁護士さんに頼んだら依頼費用で訴訟倒れになる」とか考えてしまい、なかなか行動に踏み切ることができないのかもしれません。

 

実際に自分も今回の本人訴訟を起こすまではそう思っていたのですが、1回経験しするとあとは同じ内容をテンプレート化して繰り返すだけなので、そこまでの労力では感じません。

 

今回、私の画像無断転載に起因する裁判の体験談を共有することで、画像無断転載に悩む全ての方の役に立てれば、これ以上にない喜びです。

 

 

今回の訴訟によって勉強させて頂いた非常に有益な情報が載っているサイト記事

写真画像を無断使用されたので、使用料金をご請求申しあげた件【著作権裁判まとめ】

写真家 有賀正博様のサイト記事

 

非常にためになる内容で、わかりやすく、よくここまで丁寧に公開してくださったと非常に助けになりました。

 

また今回の反論の準備書面を作るにあたり、有賀様のサイトを元に作らせて頂きました。

有賀様のブログにコメントでも何回か質問したところ、大変丁寧に回答していただき、感謝の思いでいっぱいです。

 

 

NAVERまとめのライターに無断転載の損害賠償を支払っていただいた件

写真家 有賀正博様のサイト記事

 

講義をして支払いがあるまでの流れが勉強になりました。

 

 

ネットの画像や原稿を引用する際の正しい方法【著作権侵害に注意】|咲くやこの花法律事務所

咲くやこの花法律事務所様のサイト記事

 

引用が認められないケースの項目が勉強になりました。

 

 

どこまでならセーフ?キュレーションメディアにおける著作権侵害の判断基準

咲くやこの花法律事務所様のサイト記事

 

今の検索エンジン対策では、競合サイトをリライトするというのが風潮になっている気がしますが、「リライトしたテキストの掲載について110万円の賠償を命じた裁判例」の内容が印象深かったです。

 

 

MERYやWELQ問題を受けて押さえておきたい、画像直リンクと画像無断使用の違法性 | STORIA法律事務所

STORIA法律事務所様のサイト記事

 

画像直リンクは、著作権法上では”原則”問題とならないということは知りませんでしたので勉強になりました。

 

 

ネット画像をうっかり無断使用した場合、常に著作権者の言い値を支払う必要があるのか | STORIA法律事務所

STORIA法律事務所様のサイト記事

 

アマナイメージ社の画像請求金額の根拠が勉強になりました。

 

 

今回、答弁書や準備書面の公表については、ブログ等で紹介して広く知らせようとすることは直ちに違法になるわけではありませんとの確認が取れたので、その概要を公開しています。

 

弁護士

U&T vessel法律事務所

田中 圭祐

 

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