有名なせっけんブランド名を聞かれたら「LUSH(ラッシュ)」と答える女性は多いのではないでしょうか? 専門店から丸井、ルミネ、イオンモールのテナント店舗でも展開している海外メーカーのLUSHは、ナチュラルでオーガニックテイストの自然派化粧品としてアイコン的存在。 それでは、LUSHで販売されている商品は、どれも無添加石鹸なのでしょうか? LUSHのブランドコンセプトから添加物の有無、さらには愛用者の色々な口コミなど調査しました。
LUSHとはどのような店なのか
LUSHとはイギリス生まれのハンドメイド化粧品メーカーで、石鹸や入浴剤、シャンプーの他、基礎化粧品の取扱もあるくらい豊富な種類が展開されています。 中でも、違いがわかる様々な香りや、見て楽しめるカラフルな色味、美容効果が期待できるアプローチ成分など五感を刺激する石鹸は人気を集め「LUSHと言えば、石鹸」というイメージを抱く方も多いでしょう。 おしゃれなアイテムが多くトレンドアイコン的な存在でもあるLUSHですが、その一方で商品の製造に対しても意識は高く創業当初から「動物実験反対」という考えを提示。 食品や植物といった天然由来成分を原料にすることで安全性や品質を保ちながら、動物実験をせず商品開発に取り組んでいます。 バラやハチミツ、キュウリなど植物や食品を原料に製造するのにとどまらず、動物実験が行われた原料を仕入れないという徹底ぶり。 おしゃれで可愛いアイテムの印象が強いLUSHですが、動物愛護活動に力を注ぐ姿も注目されています。 LUSHは世界63国で660以上の店舗を展開していますが、日本では北海道から九州、四国まで113店舗。 沖縄をはじめ一部の国内地域ではLUSHの店舗がないものの、オンラインのネット通販で買い物することが可能です。
本当に無添加なの?
自然派コスメや自然派化粧品というフレーズがぴったりなLUSHですが、あの印象的な香りや色、そして色々なアプローチを働きかける美容効果を考えると、自然派石けんとは言えず”添加物が配合された石鹸”と感じる方も多いのではないでしょうか? そこで「無添加なの?」と気になるLUSHの特徴から、添加物配合の有無を調べてみました。
香りがきついけど…合成香料?
LUSHの香りは、新鮮な野菜やフルーツ、また植物など、できる限りオーガニックの自然由来成分を原材料として使用し、合成香料ではないタイプなので“香りは無添加タイプ”と言って良いでしょう。 無添加石鹸の場合、人工香料ではなく天然成分を使った香料が使われていますが、時には合成添加物がわずかに含まれていることも。 それは、成分の抽出で使われる合成添加物(キャリーオーバー成分)は、成分表示一覧への記載義務がないため、私たちが商品から判断することができない石けん成分なのです。 LUSHの場合も同じくキャリーオーバー成分の可能性があるものの、天然のハーブやエッセンシャルオイルを使っているため、添加物不使用の「香料」となっています。 中でも、アーモンドをスクラブ作用として配合している洗顔石けん『天使の優しさ』は、ラベンダー油とローズ油が含まれ、アロマ効果も楽しめると人気を集めています。
カラフルな色味は合成着色料?
カラフルな色展開はLUSHの特長とも言えますが、残念ながら合成着色料を使っているため、着色については“添加物を使用した石鹸”です。 ただし、もちろん合成着色料の使用量も安全性を確認し、危険性のない少ない配合となっています。 例えば、タール系色素の青1はクレイソープの『ファンブルー』、入浴剤の『サムシングウィキッド』『桜日記』といった商品で配合されていますが、現在発売されている飲み物やお菓子にも配合されている添加物。 かき氷のブルーハワイで使われるシロップと聞けば、思い浮かぶ“青さ”も添加物の青1が使われています。 その他、旧表示指定成分に該当する合成着色料の赤や黄、橙を使ったラッシュ商品もあります。
美容効果があるなら無添加ではない?
LUSHはニキビや肌荒れの炎症作用や保湿効果、エイジングケアなど色々な美容効果にアプローチできる製品がありますが、いずれも自然由来の天然成分を原料としているので“美容効果は添加物に頼らない成分”で作られています。 例えば はちみつ石鹸『みつばちマーチ』は、ビタミンBやビタミンCなど含むハチミツを使うことで、肌荒れ改善や保湿ケアに役立ちます。 フェイスマスクでは、漢方薬でもお馴染みオタネニンジンや、パパイアを使ってアンチエイジング作用に働きかける『鏡よ鏡』という商品もあるくらいです。 この他にもLUSHは、化学由来成分や合成物質を使わない原材料で美容作用に働きかけていく商品となっています。
使用期限は無添加アイテムの証?
LUSHでは商品に製造日を記載し、未開封の状態で「製造日より14か月」と一部のアイテムについて言及しています。 また『フレッシュフェイスマスク』やヘアスカルプマスクの『危機一髪』などは製造日から4週間、逆にボディスプレーやオーデコロンなどは製造日から4年と使用期限も幅があるものの、いずれも開封後はできる限り早く使い切ることを提案しています。 まさにこの使用期限は“無添加の証”とも言えるように、約7割の商品が合成保存料を使用しておらず、残りの3割も最低限の保存料にとどめているため。 “保存料として添加物はほぼ使っていない”と言えますが、すべてのアイテムで「一切、保存料を使っていない」とは言い切れません。
合成界面活性剤はもちろん不使用?
自然化粧品と聞けば無添加石鹸をイメージする方が多いですが、残念ながら必ずしも自然派=無添加とは言えません。 実際、LUSHも石鹸素地を使ったり、加熱処理をせずグリセリンを残すことで保湿成分に仕上げたり…と無添加石鹸特有の製造方法にこだわる反面、合成界面活性剤のラウリル硫酸Naやステアリン酸Naが使われている石鹸も数多く存在しています。 これらの合成界面活性剤はシャンプーや歯磨き粉でも使われている成分のため、危険性が高い界面活性剤ではありませんが“無添加石鹸”として扱うことはできません。 美容効果では添加物が使われていない固形石鹸『みつばちマーチ』も、洗浄成分として合成界面活性剤のラウリル硫酸Naやステアリン酸Naが配合されています。
LUSH製品の良い口コミ
LUSHの洗顔石鹸や入浴剤、シャンプーなど商品を愛用している人の中から、良い口コミや高評価をしている評判をピックアップしました。
やはり香りや見た目といった「これぞLUSH!」という魅力を語る方が多いですが、成分や企業ポリシーなども踏まえて賛同している方も少なくありません。
LUSH製品の悪い口コミ
LUSH石鹸やパック、ボディケア用品を使い、低評価と判断した人の“気になる悪い口コミ”も集めました。
LUSHの特長である部分に低評価をつけている人も多く、配合成分により肌荒れをした…という口コミもありました。
人気のある洗顔料TOP3を紹介
LUSHの商品から人気のある洗顔料をランキング形式でご紹介します。
天使の優しさ
ベストセラー商品にランクインされている『天使の優しさ』は、粉末粘土のカオリンにピーリング作用のあるアーモンドが配合されているクレンザーで、皮脂汚れや古い角質を落とし、柔らかな肌作りにアプローチしていきます。 トライアルセットとしても人気の詰め合わせ商品『ファーストラッシュ』にも、選ばれている洗顔料です。
ブラックダイヤ
『ブラックダイヤ』は、毛穴の奥に入り込んだ汚れを吸着して落とす作用がある炭と、ナチュラルクレイのモンモリロナイトが配合された洗顔料です。 アボガド油やローズウッド油も含まれているので、毛穴の黒ずみケアはもちろん乾燥による肌のごわつき解消にも役立ってくれます。
マリンに恋して
炎症を和らげる酸化亜鉛のカラミンや海藻など、ミネラル成分が配合された『マリンに恋して』は、皮脂汚れや古い角質を除去する洗浄効果に加え、爽快感のある洗い心地が特徴的。 シーソルトも含まれているので、マイルドピーリング向けのスペシャルケアとして使う人も多いです。
まとめ:LUSHは商品によって無添加石鹸の場合もある
LUSHで販売されている商品を調べてみると、中には合成香料や合成着色料、界面活性剤を使っていない無添加石鹸もありますが、すべての商品がそうとは言い切れません。 旧表示指定成分でもある合成着色料や合成界面活性剤、石油由来成分が配合されているタイプもあります。 もちろん安全性が確認された配合量となっているので、全員が肌に刺激を与えるわけではありませんが、配合成分で肌荒れを経験したことがある人は、見極める力が必要。 肌と心にアプローチするLUSHの魅力と、肌への刺激成分の両方からきちんと選んでいくのが良いでしょう。
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使用している商品、SPF、PA、量
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・嗜好品(お酒や喫煙など)
・外での活動時間
・病歴
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