毛穴の黒ずみや角栓トラブルの中でも、鼻を触るとざらつき、外見もいちごの種が小鼻に植え付けられているかのような“いちご鼻”は、なかなか改善しない肌悩みのひとつ。 そんないちご鼻を効率よく改善できるスキンケア方法やおすすめのアイテムを紹介します。
目次
いちご鼻を治す洗顔方法
「小鼻の黒ずみ毛穴、汚れが根こそぎとれる!」というキャッチコピーで、使う方が多い毛穴パック。 ですが、毛穴パックは剥がすときに肌が強い力で引っ張られ、肌を痛めてしまうことも…。 また、毛穴の黒ずみや皮脂汚れ、肌のべたつきを解消するために1日に何度も洗顔すると、洗顔石鹸の持つ強い洗浄力が肌のバリア機能を壊してしまい肌の乾燥を進行させてしまうでしょう。 特にいちご鼻(毛穴の角栓)は、何となく適当に洗顔をしていたのでは効果はあらわれません。 肌への負担をなるべく抑えていちご鼻を改善できる、有効な洗顔方法を次に紹介していきます。
メイク汚れを残さない
最近はクレンジング剤不要というキャッチコピーの洗顔も多く販売されていますが、いちご鼻に悩んでいる場合は、クレンジングでメイク汚れを落とした後に洗顔することが大切です。 なぜなら、鼻を含むTゾーンは皮脂の分泌量が多くメイクが毛穴を塞いでしまうから。 ナチュラルメイクなら洗顔料でもある程度落ちますが、今現在いちご鼻に悩んでいて、もし“クレンジング不要の洗顔”を行ってきたのであれば、それが原因である可能性は大いに考えられるのです。
石鹸カスを残さないようにすすぎを行う
一般的に、「石鹸カスで毛穴がつまる」というのは間違いで、洗顔後に肌に残った石鹸カスは肌の中和能力で分解されて脂肪酸になります。 そして、毛穴につまる可能性があるのはこの脂肪酸になります。 とはいえ、その脂肪酸も石鹸カスが肌に残っていなければ生まれないものですし、毛穴つまりの原因物質を取り除くということで、石鹸カスを残さないようにすすぐ行為はいちご鼻の予防につながるでしょう。 ※中和能力:弱アルカリ性石けんでアルカリ性に傾いた肌が弱酸性に戻ること。
洗顔後に肌を引き締める
洗顔後、毛穴の角栓や汚れを取り除いたら、毛穴を引き締めることで次の毛穴つまりを予防することができます。 そのために、洗顔後に冷却水や収れん化粧水(毛穴引き締め効果を持つ化粧水)を利用して、毛穴を引き締めていきましょう。
いちご鼻の解消は、1~3ヶ月が目安です
丁寧な洗顔はいちご鼻の解消と予防の近道ですが、即効性のある手段ではありません。 自宅ケアで洗顔のみでいちご鼻改善をするなら1~3ヵ月程度の期間が必要であることを知り、地道な手入れを確実に行いましょう。
いちご鼻を治してくれる洗顔石鹸の選び方
いちご鼻を解消するには、毛穴対策を意識した洗顔石鹸選びは必須。 肌への刺激が弱い弱酸性の洗顔石鹸をおすすめしている情報サイトや口コミもありますが、毛穴の角栓や皮脂詰まりなど毛穴汚れを落とす能力の高いのは弱アルカリ性の石けん。 (乾燥肌や敏感肌の方の場合は、その症状によっては、弱アルカリ性石鹸はおすすめできません。) なぜなら、アルカリ性は肌を柔らかくして毛穴を広げてくれる作用があるほか、毛穴をつまらせている老廃物(たんぱく質)を溶かしてくれるから。 その上で、毛穴の奥底まできれいにしてくれる優れた吸着力を持つ成分を配合している洗顔石鹸を選んでいきましょう。 いちご鼻を改善する人気洗顔石鹸の口コミサイトでは、天然クレイやガスールが配合された商品が人気。 それというのも、クレイやガスールといった土に還る成分は、汚れの吸着力が高いからでしょう。 また、酵素配合やピーリング系は、今毛穴に詰まっている汚れや古い角質を分解・除去してくれるので他の成分より即効性が高く、吸着力に加え健やかな肌を再生してくれるのでおすすめです。
いちご鼻を治すおすすめ洗顔石鹸人気ランキング
然よかせっけん
POINT1
毛穴汚れを吸着泡がごっそり取り除くPOINT2
シリカパウダー配合POINT3
使用期限を設けた完全無添加
どろあわわ
POINT1
毛穴の詰まりが改善POINT2
もっこり泡が毛穴に吸着して毛穴の黒ずみをごっそり落とすPOINT3
最安値は毎月定期コースの1,980円
いつかの石けん
POINT1
1日35秒で簡単泡パックPOINT2
酵素プロアテーゼ配合POINT3
お肌に合わなければ 全額返金保証
いちご鼻の正体、それは角栓です
“いちご鼻”というのは、鼻のてっぺんから小鼻付近の毛穴に汚れがたまってポツポツ黒ずんでいる症状で、それが果物のイチゴのように見えます。 いちご鼻を紹介している情報サイトなどを見ると「角栓を除去!」といろいろな手段が紹介され、まるで角栓が美肌の大敵かのように書かれていますが、角栓を強引に抜いてしまうと肌を傷つけるだけでなく、毛穴を外部の細菌から守るために必要な角栓も取り除いてしまうので、スキンケアの観点から見るとあまりいいことではありません。 そもそも古い角質と皮脂からできる角質は、肌のターンオーバーにより自然に剥がれ落ちていきます。 しかし、肌トラブルなどによりターンオーバーが遅れていると体外に排出されるべき老廃物が肌表面に蓄積され、角栓がどんどんと大きくなり毛穴を塞いでしまうようになるのですが、これが問題。 毛穴を塞ぐほど大きくなった角栓は、ターンオーバーでも中々剥がれ落ちず、紫外線や酸化の影響で黒ずんでいちご鼻になります。
いちご鼻の原因、3つの要素
いちご鼻の角栓を作り出す要素はいくつかありますが、まずは過剰な皮脂が挙げられます。 肌の乾燥を防ぐためには皮脂が必要なので、洗顔のし過ぎなどで過剰な皮脂分泌を促すと、毛穴に詰まって角栓を作る可能性があります。 次に、肌の乾燥も要注意です。 肌が乾燥すると肌表面の水分が不足し、肌のキメがなくなって毛穴が拡がり、汚れが溜まりやすくなって角栓の原因になります。 最後は、クレンジングや洗顔石鹸の間違った選び方や、やり方が原因で、メイク汚れや古い角質・皮脂を全て落としきれずに肌に残してしまうことです。 それが日々蓄積されていくとターンオーバーを阻害して、角栓が毛穴を防ぐほどになってしまいます。 どの要素もいちご鼻につながっていくことを覚えて、要因を作り出さないスキンケアを行いましょう。
いちご鼻の治し方
いちご鼻といっても、肌質によって対策を変えたほうが肌にダメージを与えずに、黒ずみケアができることがあります。 ここでは、肌質別にいちご鼻の治し方を見ていきましょう。
普通肌向けケア方法
普通肌の場合は、濃密弾力泡でしっかりと毛穴の奥底の汚れまで取り除くことを考えて洗顔しましょう。 石けんはしっかり泡立てると、気泡の小さな泡が仕上がるので、毛穴に入り込みやすく汚れを吸着してくれます。 固形の洗顔石鹸など、泡立ちにくいものは専用ネットなどを使って濃密な泡をつくり、泡をクッション代わりにして手で肌を傷つけないよう優しく洗顔してください。
脂性肌向けケア方法
普通肌よりも皮脂分泌が多く、毛穴にも皮脂が溜まりやすい状態です。 洗顔前に蒸しタオルを顔に10分ほどのせて毛穴をしっかり開いてから、たっぷりの泡で洗顔しましょう。 蒸しタオルを取ったばかりのときは、それほど毛穴の広がりは感じられないと思いますが、泡洗顔しているとだんだん皮脂と泡がなじんで、泡が少しクリーミーな質感になってくるのがわかるはず。 また、蒸しタオルケアは肌の血行を促して乾燥肌対策にもなりますが、あまり頻繁にやると逆に肌の水分を蒸発しすぎてしまうので週2~3回のお手入れをおすすめします。
乾燥肌・敏感肌・ニキビ肌向けケア方法
乾燥肌、敏感肌、ニキビ肌、これらの肌は敏感になっているので、とにかく優しい洗顔が一番です。 特に肌が敏感になっている場合の朝は水洗顔、洗顔料を使うのは夜だけにして、洗顔料は天然成分配合や無添加の洗顔料を使うようにしましょう。 そして、肌が敏感なときに洗顔と同じくらい大事なのはその後の保湿ケア。 肌が敏感になっているときは肌のバリア機能が整っていないので、正常に戻すためにも肌の新陳代謝を促進するような働きかけが大切になってきます。 ですから、自分の肌に合った化粧水と乳液をたっぷり肌の内側に染み込ませるようにしていきましょう。 肌ダメージがさらに悪化してしまう可能性があるので毛穴パックは避け、まずは新陳代謝を促して健やかな肌を取り戻すことが、いちご鼻改善につながります。
いちご鼻になってしまう生活習慣
これまでいちご鼻の正体や改善方法をお話ししてきましたが、いちご鼻を作り上げてしまう良くない生活習慣というのがありますのでご紹介しましょう。
洗浄力の強い洗顔料を使っている
肌への負担が大きい上に、肌にとって本来必要な水分や皮脂まで取り除かれてしまう可能性があります。 水分や皮脂が不足した肌は乾燥肌に傾いて毛穴の広がりにつながるので、結果としていちご鼻の要因になるでしょう。
拭き取りタイプのクレンジングや洗顔シートを使用している
拭き取りタイプは手軽な印象を受けますが、肌表面をなでるだけなので毛穴の奥の汚れは落としきれません。 また、シートで肌を擦るので、目元など皮膚の薄い部分はバリア機能を壊してしまう可能性も…。 肌の汚れの蓄積はいちご鼻の大敵だということを考えると、拭き取りタイプはおすすめできません。
スキンケアは化粧水だけで乳液などは使用しない
肌が敏感になっている方は、過剰な油分を避けることを考えて日頃のスキンケアを化粧水だけで済ませているかもしれません。 ですが、化粧水だけでは肌から水分が蒸発してしまう可能性があるため、それを防ぐために乳液が必要になります。 油分の強い乳液を良く思われていない方もいますが、乳液にも肌に優しい配合成分の商品がたくさん出ているので、自分の肌に合ったものを適量つければ問題ないでしょう。
手で肌のざらつきを無理やり抜き取っている
手には雑菌が多く付着しているので、それで肌を触ることは雑菌を肌に付けているのと同じこと。 しかも肌を擦るのは、拭き取りシートと同じで肌を傷める原因になります。 よくクセで小鼻を触る方もいますが、雑菌に付着は角栓の発生につながるので止めましょう。
睡眠時間が短い
いちご鼻を予防するためには、質の良い睡眠を心掛けるのも大切です。 なぜなら、しっかり睡眠をとることで肌のターンオーバーが正常に機能し、肌の内部で上部な角質が育って肌表面の古い角質は自然にはがれ落ちていくから。 角栓の元となる古い角質は自然に取り除かれるに越したことはないので、毎日6時間以上の睡眠をとるように心掛けましょう。
偏った食生活
高カロリー・高脂質の食べ物は過剰皮質のもととなり、毛穴を詰まらせる原因になります。 いちご鼻に限ったことではないですが、正しい食習慣が美肌に直結すると考えましょう。
UVケアをあまりしない
いちご鼻は、シミやそばかすと同様にメラニンが蓄積されることでできてしまうことをご存知ですか? 肌は紫外線を浴び続けると、皮膚奥底にあるメラノサイトがメラニンを作り出して紫外線ダメージから皮膚を守る働きをしてくれます。 このメラニンは、肌のターンオーバーが正常に機能している限り自然に剥がれ落ちますが、ターンオーバーが乱れていると肌表面にメラニンが残ってしまい、これが黒ずみに! 紫外線シーズンは、日傘の利用や、こまめな日焼け止めの塗布を行うことをおすすめします。
いちご鼻は毛穴パックで改善できる?
角栓を取り除く対策グッズとして、様々な情報サイトで紹介されている毛穴パック。 毛穴パックには主に2つ種類あり、1つは気になる箇所に貼って角栓を剥がしとるタイプ、もう1つはクレイなどを気になる箇所に塗って洗い流すタイプです。 貼るタイプは目に見えて角栓がごっそり取り除けるので気持ち良いですが、角栓と一緒に肌表面の角質や水分まで取り除いてしまう可能性が高いです。 洗い流すタイプは、貼るタイプのものより肌の負担は小さいと言われていますが、角栓除去に特化しているため洗浄力が強いものが多く、肌に必要な皮脂や水分も洗い流されてしまうのは否めません。 やはり、肌のことを考えると毛穴パックよりも、角栓を緩めて取り出せる洗顔料の使用が良いでしょう。 どうしても毛穴パックをする場合は、こまめな習慣にせず月に1回程度に留めておきましょう。
小鼻の白くニュルと出ている角栓は抜いていい?
毛穴からニュルっと出た白いカス(角栓)を見ると、「指で引き抜いてしまいたい!」と思う方も多いかもしれません。 ですが、無理に爪で押し出したりすると、肌を傷つけてしまう可能性があります。 どうしても抜きたい場合は、手を使わずピンセットや毛抜きを使って、角栓だけを挟んで抜き出しましょう。 複数箇所ある場合は、細い毛の洗顔ブラシを使って角栓を優しくかき出す方法も有効。 ただし、どちらも軽く押してニュルっと出ている角栓に限ります。 硬くなった角栓を無理やりいじると肌に悪いばかりか、すぽっと抜けた角栓にさらに汚れが溜まって余計に大きな角栓を生み出す要因になってしまうので止めておきましょう。
いちご鼻を治すには保湿ケアも重要です
上でも紹介していますが、いちご鼻の改善は毛穴対策だけに取り組んでいてはいけません。 新たないちご鼻を生み出さないためには、毛穴に汚れを溜め込まず、日頃のスキンケアで毛穴を引き締めておくことがポイントになるでしょう。 それには、洗顔後の保湿ケアがとても重要。 洗顔して無防備になっている肌はたっぷり保湿し、乾燥を防いで余計な皮脂分泌を促さないようにしてください。 また、肌は潤っていないと肌が乾燥し、ターンオーバーが遅延してしまう肌状態になります。 ターンオーバーを促進する保湿ケアは、古い角質を体外に排出してくれる点を考えても重要なスキンケア。 さらにターンオーバーが正常に行われれば、それはいちご鼻の改善・予防だけではなく、ニキビや肌の黒ずみなどその他の肌改善にもつながるでしょう。
【肌トラブル、ひとりで悩まないでください!】
コメントには、自由なご意見をお待ちしております。
もし肌トラブルに悩んでいる方で、「より詳細な話を聞いてみたい。」というのであれば、ぜひお聞かせください。
以下はスキンケアアドバイザーとして、意見を求められたときにお聞きしていることです。
もちろん全てに回答していただく必要はありませんが、現状を知ることでより的確なアドバイスができるかもしれません。
質問事項
①悩んでいる肌トラブルは何ですか?
②目標(いつまでに、どうなりたい)
③いつから悩んでいるか?そのきっかけはあるか?
④ポイントメイク落とし
使用している商品、お手入れの強さ、コットンの使用有無など
⑤クレンジング方法
使用している商品、お手入れの強さや時間、洗う順序
⑥洗顔方法
使用している商品、お手入れの強さや時間、洗う順序
⑦化粧水
使用している商品、量、お手入れ方法(コットンやハンドプレス)
⑧美容液・乳液・クリーム
使用している商品、量
⑨日焼け止め
使用している商品、SPF、PA、量
⑩朝と夜のスキンケア
朝と夜のスキンケアで異なる点があれば
⑪ライフスタイル
・睡眠
・ストレス有無
・生活環境(冷房の有無・窓際での活動など)
・水分補給
・便通
・嗜好品(お酒や喫煙など)
・外での活動時間
・病歴
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