子供の洗顔は、肌の土台つくりです

 

子供の洗顔に洗顔料を使っている家庭は少ないかもしれません。

実は大人とは違う子供の肌の特徴を知ると、ぬるま湯で顔を洗っても問題ない理由が見えてきます

とは言え、洗顔料を使って顔を洗った方がよい時もあるため、しっかりタイミングを見極めていきましょう。

 

基本的に子供の洗顔は水洗顔?!

洗顔料を使わなくてもOK!

 

赤ちゃんの頃はガーゼを使ってママが顔を洗ってあげていたものの、生後6か月をすぎるとだんだんと乳歯が生えはじめ歯磨きにも手がかかり、ママの仕事は増える一方…。

だと思いきや、気がつけば自然と子供が自分で洗顔できるくらいに成長しているでしょう。

 

調べてみると、3歳前後に自分でできるように洗顔を教えることを推奨する育児書や育児サイトもありますが、それらは「洗顔料を使ってたっぷりの泡を作り毛穴の汚れを吸着して…」というよりも、基本的にはぬるま湯での洗顔を推奨しています。

というのも、「顔の汚れを落とす」ではなく「毎日洗顔をする」または「水を怖がらせない」という教育の一環として扱われているから。

 

また中には、朝の洗顔で子供の目覚めを良くさせて、シャキッとしたメリハリをつけるために子供の洗顔を紹介しているところもあり、大人の洗顔とは少し目的にズレがあります。

そのため洗顔料を使わない洗顔を紹介していることが多いですが、大人と子供は「肌の特徴」が違うため基本的には、ぬるま湯の洗顔で問題ありません。

 

 

子供の肌は大人とどう違う?

子供の肌と大人の肌の違い

 

肌表面にある角質層は、大人なら0.02mm(サランラップ程度)ほどの厚みですが、赤ちゃんはとても薄く、大人と比べるとわずか半分から1/3程度となっています。

 

角質層肌には、潤い成分とも言われるセラミド(細胞間脂質)や天然保湿因子(NMF)があり、保湿やバリア機能に重要な部分。

角質層が薄い赤ちゃんの肌では、配合成分が刺激となったり必要以上に皮脂や水分を洗い流す恐れがあるので、洗顔料を使わない洗顔がおすすめされています。

 

ただし、肌表面の角質層は薄いものの、さらに奥の真皮は大人以上に新陳代謝も活発で、水分量は大人(60%~65%)と比べると赤ちゃん(80%)の方が高い肌状態となっています。

 

また皮脂量では、生後2か月~3か月は母親のホルモンの影響で活発な分泌がされるものの、時間の経過とともに減少していくそうです。

思春期に成長ホルモンが分泌されるまでは皮脂量は少ないため、水分と油分のバランスが乱れた不安定な肌状態と言えるでしょう。

 

このような大人と違う子供の肌の特徴を知ると、肌への負担を考えて最低限の洗顔をする考え方にも頷けますね?

 

 

子供が洗顔料を使うべきタイミング

毎日の生活で、ぬるま湯洗顔や水洗顔で問題ない子供でも、特別に洗顔料を使って顔を洗ったほうが好ましい時があります

 

それは、ぬるま湯では落としきれない汚れで、かつ肌表面に蓄積されると肌への負担になる恐れがある場合、次に具体例を挙げていきます。

 

メイク

子供向けメイク用品でも洗顔料がおすすめ

 

「若いうちはお化粧なんてしなくていいの!年をとったら嫌でもしなくちゃいけないんだから…」なんて、やり取りは親子の“あるあるネタ”かもしれませんね。

 

ですが、今では行事やイベントだけでなく、ちょっと特別な外出にはポイントメイクをあしらう小学生も珍しい話ではありません。

 

化粧下地やファンデーションなどフルメイクではないにしても、メイクを楽しんだ日は洗顔料を使って顔を洗うのが大切。

 

タンパク質成分の皮脂汚れはお湯でもある程度落とせますが、油性原料の化粧品成分は落としきれません

 

子供の肌は皮脂量が少ないため、毛穴に詰まって皮脂汚れと混ざりすぐに酸化する…というのは大人よりも少ないですが、肌に残った原料自体が刺激となる恐れがあります。

 

できる限り、子供向けのメイク用品を買い揃えながらも、きちんと肌の汚れを落とせる洗顔料で顔を洗うようにしましょう。

 

日焼け止め

SPF問わず洗顔料で洗顔!

 

日焼け止めは大人と同じように、洗顔料で丁寧に洗い流すのが大切です。

 

日焼け止めには、浴びた紫外線を化学反応で変化させる「紫外線吸収剤」と、肌表面で弾き返し皮膚への侵入を防ぐ「紫外線散乱剤」の2種類があります。

 

最近では低刺激な紫外線散乱剤が人気で、洗顔料を使わずお湯で落とせるタイプも増えているものの、やはり肌の上に蓄積されるのは避けたいところ。

 

日焼け止めを使うシーンを考えれば外出する方がほとんどだと思いますが、ホコリやチリといった外気の汚れと混ざりあえば、それだけ水だけでは落としにくくなります

 

さらに皮脂量は少ない子供の肌でも、毛穴の奥に日焼け止め成分が入り込めば当然、肌に良い状態とは言えず乾燥が悪化する恐れも…。

 

日焼け止めを使った日はSPFの数値問わず、洗顔料で洗い落とすようにしましょう。

 

外で浴びたガンコな汚れ

顔についた泥汚れなどは洗顔料で丁寧に

 

季節を問わず外で遊ぶ子供の姿は元気のある証拠ですが、特にイベントで海や山に遠出をしたり、泥んこ遊びをすると、いつも以上に汚れることが多いはず。

ママなら、ついつい洋服や靴の汚れに目が行きがちですが、いつもよりも顔が汚れた時は、洗顔石鹸できちんと顔についたガンコな汚れを洗い流すのも大切です。

 

例えば海水浴では風にのって潮も浴び、山やキャンプ、公園ではいつのまにか顔が泥だらけになることも…。

また、潮や砂利はもちろん、紫外線対策に日焼け止めを使っているようなら、洗顔料を使っての洗顔は必須と言えるでしょう。

 

家族で遠出の外出をしたり、遠足で思い切りみんなとワイワイ楽しんで、いつも以上に顔の汚れがある際はもうひと手間の洗顔も大切です。

 

 

肌の不快感(におい、べたつき)

身だしなみを意識した洗顔を

 

小さな子供は走りますし、最近ではサッカーや野球、バレエやダンス教室などの習い事など汗をたくさんかくシーンが多いのは見逃せないポイントです。

 

大人に比べると皮脂の分泌量は少ないものの、大量の汗と混ざり時間が経てば、においやベタつきに繋がる恐れも…。

 

また、汗と混ざった皮脂汚れがいつまでも肌に上に蓄積されれば、酸化し肌の不快感だけでなく、思春期ニキビや肌荒れの原因にもなってしまいます。

 

ぬるま湯洗顔でも多少の皮脂汚れは落とせますが、タンパク質成分である皮脂をきちんと丁寧に落とすなら、より洗浄効果の期待できる洗顔料を活用するのがよいでしょう。

 

 

毎日の洗顔で洗顔料を使うのはいつ?

毎日のお手入れとして使う洗顔料

 

基本的には毎日ぬるま湯を使った洗顔で特別な時に洗顔料で顔を洗う子供の肌ですが、日常的に洗顔料を使った洗顔は「成長期」前後のタイミングがおすすめです。

特に女性なら初潮やバストの膨らみなど身体の変化も起こる成長期は、肌も大きく変わってくる時期。

 

大人と比較して子供の肌は肌表面の角質層が薄いものの、だんだんと分厚くなっていき10代で私たち大人の角質層と同じくらいの厚さとなります。

生後わずか1週間~2週間とも言われる肌の代謝“ターンオーバー”も3週間、1か月とサイクルが伸びてくるのです。

 

また成長ホルモンや女性ホルモンに加えて男性ホルモンも分泌がされるため、皮脂量が増えだすタイミング。

そのため洗顔料を使って、水だけでは落としきれないタンパク質成分の汚れを丁寧に落とすのが良いでしょう。

 

特に、皮脂分泌量がグンッと増える成長期は、いわゆる皮脂が毛穴に詰まってアクネ菌が増殖をする“思春期ニキビ”が発生しやすくもあります。

乾燥が原因の大人ニキビ肌とは違い、過剰な皮脂を毛穴に詰まらせないためにも、洗顔でのスキンケアはとても重要です。

 

個人差がある「成長期」のタイミングを掴むなら、ニキビ跡を作らないためにも「ニキビが気になりだして来たら」で見極めるのがよいでしょう。

 

 

子供向け洗顔料の選び方

肌悩みのない子供の洗顔料選び

 

子供向けの洗顔料を選ぶなら、大人と違ってターンオーバーの乱れや乾燥肌、シミやくすみといった美白ケアを意識する必要はありません。

デイリー使いの洗顔アイテムなら、シンプルな石鹸素地で作られた無添加石鹸や、泡立てが便利な洗顔フォームが良いでしょう。

 

リーズナブルな値段とミルク成分でお馴染みの、シンプルな洗顔石鹸「カウブランド 赤箱/青箱」も、お子さんの肌ケア向けの洗顔料として人気です。

 

たしかに、化粧かぶれなどの肌トラブルが気になるなら、添加物が少ない無添加タイプが安心ですが、アレルギー反応の恐れもあるため天然由来だからと過信するのは注意が必要です。

逆に、刺激成分の心配がない子供の場合は保存料や防腐剤といった添加物を、過度に避ける必要はありません。

 

肌悩みのない子供が使う洗顔石鹸選びなら、洗浄力や配合成分だけでなくパッケージや値段、使い勝手の良さなど幅広い見方で選ぶのがよいでしょう。

 

ニキビが気になりだした時

然よか石けん(旧:つかってみんしゃいよかせっけん)

 

ニキビ対策や白ニキビケア方法に洗顔石鹸を選ぶなら「然よかせっけん」がおすすめです。

 

抗炎症作用の効果が期待できる有効成分「グリチルリチン酸ジカリウム」をはじめ、肌のコンディションを整える植物由来成分、さらに毛穴の奥に詰まった汚れを吸着する作用をもつシリカパウダーなど、ニキビが気になりだした子供の肌に役立つ成分が配合されています。

 

もともと「然よかせっけん」は、大人が使っても頼もしい美肌成分60%の配合バランスが人気ですが、スキンケア用品と違い洗顔の場合、最後は丁寧に洗い流すため「与えすぎ」のアプローチにはなりません。

 

適度に潤いを残しながら肌に不要な皮脂を落とし、ニキビや肌荒れを落ち着かせる有効成分が配合された医薬部外品の洗顔石鹸は、毎日の洗顔にもぴったりです。

 

 

ニキビが炎症した時

薬用ニキビ専用石鹸 NonA(ノンエー)

 

赤ニキビや黒ニキビなど、ニキビが炎症しだしてから本格的に洗顔を始める子供なら、よりニキビケア向けの洗顔石鹸として「NonA(ノンエー)」がおすすめです。

 

肌質問わずコンディションを整える「然りよかせっけん」とは違い、よりニキビ用に特化した洗顔ケアに取り組めるのが特長的。

 

普通の洗顔石鹸と比べ約4倍の弾力を持った泡や、アトピー肌や敏感肌の人でも安心して使える無添加処方、そしてニキビケア成分をはじめ有効成分配合の「NonA」なら、炎症ニキビを優しくケアしながら強く健やかな肌作りに取り組めます。

 

 

洗顔後、スキンケアは必要?

基本的には気にせずOK!ただし潤い不足に注意

 

洗顔石けんを使って子供の顔を洗うようにすると、気になるのが洗顔後のスキンケア。

 

私たち大人は化粧水で水分を補給し、乳液や美容液で潤いを与え、クリームで油分のフタをする…というお手入れが欠かせません。

 

ですが、子供の肌の場合は水分量も多く肌代謝も活発で健康的な肌状態で、皮脂分泌は過剰なくらいです。

そのためお風呂上り後、過度に水分補給や油分、美容成分を与えて補うほど子供の肌は不足部分がないと言えるでしょう。

 

とは言え、季節の変わり目やニキビの炎症や肌荒れによるバリア機能の低下で、一時的にコンディションが乱れることも。

子供の肌が不安定な時は、最低限の水分補給で潤いを与えるのも有効です。

 

ただし、大人ニキビケア用品やママが使うスキンケア化粧品では、油分が多くよりニキビができやすくなる恐れもあるので、子供肌または思春期ニキビ肌向けの化粧品を用意してあげましょう

 

 

アトピー肌の子供の洗顔料選び

皮膚科の先生に頼るのが安心

 

角質層が薄く、水分量は多いものの皮脂量が少ない子供の肌は、大人に比べて肌バリア機能も低く、アトピー肌で悩む子供も少なくありません

 

大人よりも規則正しい生活環境のため、食事や自ら刺激を与えてしまう影響が大きいと言われていますが、個人差も大きく重症化のリスクも見逃せない部分。

また、子供の成長により体質の変化もあるため、洗顔石鹸選びは皮膚科医の判断を仰ぐのがよいでしょう。

(大人とは違い、子供は乳児湿疹ははしかなどの皮膚病以外の要因が考えられるので、自己判断はおすすめできません。)

 

一般的に、子供のアトピーは成長によって症状が軽くなりますが「洗顔料の避けたい成分」「改善が期待できる美容成分」「洗顔での注意点(洗顔回数)」などもあわせて先生に確認にしてみましょう。

 

 

大人と子供の肌の違いを知ると、改めて洗顔料を使わない理由や使うタイミング、そして洗顔石鹸選びのヒントが見えてきました。

目に見える変化がある子供の成長をしっかりキャッチして、強く健やかな肌作りを意識した洗顔を取り入れていきたいですね。