アトピー肌の方は、ちょっとした刺激物でも症状が悪化することもあるので、洗顔石鹸選びには気をつけていることでしょう。
アトピー肌の改善には、まずは肌本来の力を取り戻す洗顔石鹸を選ぶ必要があります。
さらに、アトピーを悪化させない肌に優しい配合成分であること、肌バリア機能を高める保湿成分が配合されていること、上記3点をポイントにしたアトピー肌におすすめ洗顔石鹸のランキングを紹介します。

 

 

アトピー肌におすすめ洗顔石鹸、洗顔料人気ランキング

VCOマイルドソープ

第2位 VCOマイルドソープ

 

POINT1

皮脂と同じ成分で必要な皮脂を残す洗顔で、乾燥させずアトピーを悪化させません

POINT2

合成界面活性剤、香料、保存料無添加で、お肌に低刺激です

POINT3

初回限定 初回半額&15日間全額保証付き

 

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アトピー肌向け洗顔料の選び方

普通肌とアトピー肌

 

アトピー肌は、肌バリア機能を果たす角質層が何がしらトラブルを起こし、肌バリア(別称:皮膚バリア)が正常に働いていない状態
そのため、紫外線や菌(ウィルス)などの外部刺激を受けやすく、肌内部の水分を留めておくことができず蒸発してしまいます。
どのため、アトピー肌の場合は、お肌の乾燥させないことと、肌バリアを壊さず強めていく洗顔料選びを行いましょう。

 

まずは肌バリア機能を高めてお肌を乾燥から守る保湿成分と、肌バリアを壊しアトピー性皮膚炎を悪化させる可能性のある避けるべき成分を紹介します。

 

 

アトピー肌におすすめの保湿成分

プラセンタ

プラセンタ

 

アトピー性皮膚炎の治療に“プラセンタ療法”とある通り、アトピー肌におすすめの美容成分のひとつです。
免疫抑制物質であるビタミンDを含んでいるほか、アトピーの炎症を抑える抗炎症作用を持つため、強いかゆみを感じるアトピー性皮膚炎に適した有効成分と言えるでしょう。
ただし、アトピー性皮膚炎がひどいときにプラセンタを利用することは控えたほうが良いとされています。

 

コラーゲン

コラーゲン

 

“親水性アミノ酸”の性質、繊維状という形状を合わせ持つコラーゲンは、水と相性がよく肌表面で水分をしっかりと蓄えてくれるので、肌バリア機能を高める効果があります。
また、アトピーに役立つ免疫機能を高める効果もあるので、アトピー改善成分として注目されています。

 

セラミド

セラミド

 

アトピー肌向けの保湿剤としても知られているセラミドは、皮膚表面をしっかりガードして肌バリア機能を高める効果があるので、外的のアレルゲンからお肌を守ってくれるでしょう。
さらに、セラミドの一種、“オリザセラミド”についてオリザ油化株式会社が公開しているレポートを見るとかゆみを抑える抗掻痒作用があると報告されていることから、アトピーに悩んでいる方には見逃せない成分となるのではないでしょうか。
(オリザセラミド以外にもこんにゃく芋由来のセラミドなど多くのセラミドでかゆみを抑える作用が確認されています。)

 

 

アトピー肌なら避けるべき成分

化学成分(添加物)の中には、やはり刺激性の高いものがあるので、アトピー肌なら無添加石鹸の方が好ましいです。
しかし、無添加にこだわり天然成分のみの洗顔石鹸を選ぶと、溶けやすいがために菌が繁殖しやすく、使用期限が短いなど衛生的な洗顔石鹸をキープしづらいことも…。
そこで、「この成分だけは避けるべき!」という成分について紹介します。

 

合成色素・合成香料

合成色素・合成香料

 

そもそも洗顔石鹸に配合されている色素や香料は、見た目や香りで購入意識を高めるための成分で、配合したからのその石鹸の効果を高めることはありません
それどころか、合成着色料の「○色○号」はお肌に負担を与える合成タール色素ですし、合成香料の中には石油由来成分が多くアレルギーやホルモンバランスに悪影響を与えると言われています。

 

ジブチルヒドロキシトルエン(BHT)

ジブチルヒドロキシトルエン(BHT)

 

酸化防止作用があり多くの洗顔料に防腐剤として配合されていますが、皮膚炎を引き起こす原因になることもあるため、敏感肌やアトピー肌の方にはおすすめされていない成分です。

 

エデト酸

エデト酸

 

洗顔料の防腐作用・酸化防止作用があり品質を安定させるために配合されている成分で、洗顔料だけでなく多くの基礎化粧品・メイク化粧品・ヘアケア製品に配合されています。
しかし、皮膚や粘膜に刺激を与えてしまうので、刺激の受けやすいアトピー肌の場合はおすすめできません。

 

上記「アトピー肌なら避けるべき成分」は、特に気をつけたい成分を一部紹介したもの。
その他にも石油系界面活性剤化学物質など、普通肌では影響のない成分もアトピー肌では症状を悪化させる刺激を与えてしまうことも考えられるため、避けた方が良いでしょう。
(洗顔料だけではなくクレンジング、化粧水、乳液、美容液なども上記にポイントに注意した化粧品選びをおすすめします。)

 

 

アトピー肌には固形石鹸タイプがおすすめ

同じ低刺激洗顔料の中でも、敏感肌やアトピー肌の場合は固形洗顔石鹸がおすすめです。
その理由は、①弾力泡を作りやすい、②有効成分の配合量が多い、③油分の配合量が少ないことです。

 

弾力泡を作りやすい

固形石鹸タイプの洗顔料では弾力泡を作りやすい

 

アトピー肌の場合は、泡を転がすようにして行う洗顔方法がおすすめなので弾力泡が不可欠。
もちろん洗顔フォームでも弾力泡は作れますが、固形石鹸の方が脂肪酸を多く配合できるので、より泡立ちの良い商品に仕上がります。
(どうして固形石鹸だと脂肪酸を多く配合できるかは、次の「有効成分の配合量が多い」をお読みください。)

 

 

有効成分の配合量が多い

洗顔料の中でも枠練製法で作られた固形石鹸がおすすめ

 

洗顔料の中で、豊富な美容成分(石鹸全体の30~40%)を配合できるのは固形石鹸の“枠練り製法”です。
アトピーの改善効果のあるプラセンタ等の有効成分配合の固形石鹸タイプを選ぶと、効果的なアプローチができるのではないでしょうか?
(機械練り石鹸などは98%が石ケン素地成分、このことからも枠練り製法の素晴らしさが判ります。)

 

油分の配合量が少ない

洗顔石鹸の油分が影響する浸透力

 

固形石鹸は、洗顔フォームや洗顔パウダー、クリーム洗顔料に比べると油分の配合量が少ないのが特徴。
油分は肌表面に油膜を貼るので、洗顔後のお肌をしっとりと仕上げる効果がありますが、逆に洗顔後いてのスキンケア(化粧水・美容液・乳液)の美容成分を弾いて浸透しにくくしてしまいます。

 

そのため、アトピー肌に必要な保湿成分や有効成分が角質層に届かなくなり、アトピー肌の改善の妨げになってしまうため、アトピー肌の場合は油分があまり配合されていない固形石鹸がおすすめなのです。

 

 

 

アトピー肌におすすめの洗顔方法

肌の汚れ

 

アトピー肌の方が間違えがちな洗顔方法が「洗顔料を使用しない洗顔(水洗顔やぬるま湯洗顔)」です。
洗顔料を使用することで、肌に刺激を与えてアトピーが悪化してしまうと思われがちですが、アトピー肌の場合は、老廃物や汚れが肌に残ることのほうがアトピーには良くありません。
なぜなら、洗い残しがあると痒みの原因になりますし、本来洗顔で洗い流せるはずの皮脂や古い角質も洗い流せなくなるからです。
(朝の肌状態は、夜に分泌された皮脂、布団のホコリや塵などで汚れています。)

 

【アトピー肌向け、おすすめの洗顔方法】
アトピー肌も、洗顔の基本を守ることが大前提、その上でさらに気をつけたいポイントを以下になります。
(基本的な洗顔方法は「正しい洗顔方法は?洗顔でその後のスキンケア効果が変わる?」で紹介しています。)

 

1.皮脂の多い部位から、素早く洗顔する。

TゾーンからUゾーンにかけて洗いましょう。

 

泡を肌にのせている間は石鹸の洗浄成分により皮脂が洗い流されており、必要な皮脂を洗い流さないように素早く洗顔することがおすすめで、アトピー肌の場合は45秒程度までが好ましいです。
また、皮脂の多いTゾーンから皮脂の少ないUゾーンという流れで洗うと肌への負担を最小限に抑えることができます。

 

2.すすぎは1回が原則

すすぎに時間をかけるデメリット

 

アトピー肌の場合はすすぎを何度も行なうと皮膚のタンパク質を洗い流して肌にダメージを与えるので、1回ですすぎを完了することが理想
そのために、洗い上がりに粘り気を感じる洗顔料は避けた方が良いかもしれません。
さらに、すすぎで刺激になるのは水道水に含まれる“塩素”、できるだけ刺激を抑えるなら、塩素除去機能のある浄水器やシャワーヘッドを利用するのもおすすめの美容法です。

 

 

アトピー肌の石鹸選びは、保湿と肌バリアを意識することがポイントだと見えてきました。
アトピーの肌悩みを抱えているのに「トラブル肌質だから・・・。」と諦めるのではなく、肌に刺激のあるスキンケアをしていなかったかを見直すところからはじめてみませんか?
またアトピー肌だと思っていても実は違う皮膚病のこともあるので、一向に改善しない場合は皮膚科を受診してみましょう。
(アトピー肌の症状などは「アトピー肌のおすすめ洗顔方法 ~肌質改善の予防と対策」で詳しく紹介しています。)