しつこい大人にきびは治りにくいだけでなく、にきび跡になると消えなくて大変です。
そんな厄介な大人にきびの予防に役立ち、現在進行中の大人ニキビの改善にも一役買ってくれる洗顔方法や洗顔石鹸を紹介します。
目次
大人ニキビ対策!洗顔石鹸の選び方
大人ニキビケアは、①保湿力、②刺激性が少ない、③毛穴ケアができる、この3つ優先順位を決めた選び方がおすすめ。
洗顔石鹸の保湿力が大人ニキビを予防する
上記のイラストは、ニキビができるまでの過程を簡単に表したものです。
お肌の一番表面にある角質層はとってもデリケートな部分、ちょっとしたトラブルでも、それが要因となって角質異常を起こしてしまいます。
その最も大きな要因こそが、乾燥。
乾燥は皮膚バリア機能を奪ってしまうため、肌は刺激を受けやすくなるだけでなく、ニキビも悪化しやすい状態になってしまうでしょう。
乾燥によるターンオーバーの乱れ
ターンオーバーは古い角質を排出するシステムなので、このターンオーバーが乱れると本来剥がれ落ちるはずだった角質がどんどん蓄積していくことに…。
そして、溜まった角質は厚く硬くなり、その結果、毛穴をまるでふさぐようになるのです。
乾燥による皮脂の分泌量増加
乾燥によって過剰に分泌された皮脂は、毛穴が塞がれているのではきちんと排出されません。
毛穴の中に詰まった皮脂はそのまま角栓となり、やがてアクネ菌が繁殖して炎症をおこし、最終的にはニキビとなるでしょう。
乾燥が及ぼす肌への影響を考えると、ニキビ肌予防には肌の乾燥対策こそが最優先事項。
そして、お肌の乾燥を抑えるためには化粧水や乳液といったアイテムを使用するだけではなく、「保湿力のある洗顔石鹸」を使用することが好ましいといえるでしょう。
その詳しい理由は、以下の3つです。
多くの洗顔料は皮脂を洗い流しすぎてしまうことがある
汚れをしっかりさっぱり洗い落してくれる洗顔料は心強いものですが、同時に、本来肌にとって潤いとなるはずの皮脂まで落としてしまいます。
そのため、洗顔後は肌がもっとも乾燥した無防備な状態に…。
これを避けるためには、肌にとって強すぎない洗浄力を持ち、それでいて古い角質や余計な皮脂をしっかり洗い落としてくれる洗顔料が求められます。
保湿ケアまでの間、お肌を乾燥させないことが大事
洗顔で乾燥したお肌には、すぐに化粧水などの保湿ケアをしてあげましょう。
しかし、夜の洗顔を入浴中に行うなど、場合によってはすぐに保湿できないこともありますよね?
そんなときは、保湿成分が含まれている洗顔料を選ぶことで肌の乾燥を軽減することができるでしょう。
洗顔石鹸であれば、お肌に優しい保湿成分があらかじめ含まれている
洗顔石鹸の多くに含まれている保湿成分が“グリセリン”。
グリセリンはお肌にとって刺激が少ない、とても優れた保湿成分です。
なぜなら、空気中の水分を取り込む吸湿性に優れ、さらに角質を柔らかくする働きももつため、洗顔後の乾燥対策にぴったりなだけではなくその後のスキンケアの浸透にも役立つ優れものだから。
このグリセリンは、石鹸の主成分である石けん素地の製造過程で副産物的に生まれます。
つまり、洗顔石鹸にはわざわざ添加するまでもなく、この優秀な保湿成分はあらかじめ石鹸素地に含まれているのです。
(ただし、製法によってはグリセリンも不純物として除去されてるので、コールドプロセスやホットプロセス(焚き込み法)というグリセリンを残せる製造方法を選びましょう。)
洗顔石鹸がもつ保湿力、そして穏やかな洗浄力こそ、大人ニキビ対策にはうってつけな理由を上記で述べてきました。
何度もお伝えしていますが、洗顔石鹸の中には洗浄力が強すぎる(皮脂を落としすぎる)ものには要注意!
洗顔後に化粧水・乳液をつけても肌が乾燥して、以下の症状が表われる場合は洗顔石鹸の見直しが必要かもしれません。
・洗顔後に保湿ケアをしても粉を吹いてしまう。
・洗顔後の保湿ケアをして時間が経過すると肌が乾燥してヒリヒリする。
自分のお肌に合った洗顔石鹸を選ぶことも、けして忘れてはいけない大事なこと。
とくに敏感肌や乾燥肌の方は、肌の乾燥による皮膚バリア機能低下を招くので注意してください。
ニキビを刺激しない洗顔石鹸を選ぶ
大人ニキビが出来ているときに石油系界面活性剤・合成香料など、刺激性の高い成分が配合されていると、ニキビを刺激して悪化させてしまう原因になります。
ですから、
・界面活性剤は天然由来成分など低刺激な成分を選ぶ。
・合成香料や合成着色料など、石鹸機能を左右しない成分配合の洗顔石鹸は避ける。
・安価な合成化合成分よりも植物成分配合を選ぶ。
というような点を意識するとよいでしょう。
市販されているニキビ専用の洗顔料には驚くほど低価格な商品もありますが、配合成分をチェックすると肌への負担が大きい商品も多いです。
大人ニキビを悪化させてしまってからでは遅いので、大人ニキビを本当に治したいのなら、価格よりも洗顔石鹸の配合成分を優先した洗顔石鹸選びを行いましょう。
毛穴ケアができる洗顔石鹸
毛穴に皮脂が詰まることさえ回避できれば、大人ニキビができることはありません。
パウダータイプやジェルタイプの洗顔料よりも、濃密弾力泡を泡立てるタイプの洗顔石鹸を選びましょう。
なぜなら、で毛穴の奥までしっかりと入り込むことができるのは、粒子が小さい泡になるからです。
さらに、洗浄力ではなく吸着力が強いアイテムを選ぶことで毛穴の黒ずみケアができるでしょう。
大人ニキビにおすすめ洗顔石鹸ランキング
NonA(ノンエー)
POINT1
ニキビ有効成分グリチルリチン酸ジカリウム配合の薬用ニキビ専用洗顔石鹸POINT2
ピーリング成分を配合していないのでニキビで弱っている肌を傷めませんPOINT3
初回購入限定 10日間全額返金保証付き
然よかせっけん
POINT1
美肌成分85%以上配合POINT2
贅沢泡でしっとり潤うPOINT3
表示義務が無いレベルまで完全無添加徹底
ファーストクラッシュ
POINT1
洗顔×化粧水×乳液が1本に!トータルケアで洗うだけのニキビ予防POINT2
思春期ニキビに悩むお子様のために、保護者が選ぶニキビ洗顔料POINT3
効果をじっくり試せる60日間全額返金保証付き
大人ニキビを作らない、洗顔方法
大人ニキビを予防したいなら、洗顔で肌に余分な皮脂を残さないようにすることです。
また、脂性肌(オイリー肌)の方にありがちな間違った洗顔方法が、皮脂をしっかりと洗い流すために何度も洗顔すること。
ですが、何回も(時間をかけて)洗顔してしまうと肌に必要な皮脂まで取り除いてしまい乾燥肌に傾きますし、乾燥を補うために皮脂が余計に分泌されて逆効果になるでしょう。
洗顔は朝・晩の2回まで、次の手順で洗顔を行えば皮脂の洗い流しを防いで乾燥肌対策にもつながります。
またニキビのある肌は、肌トラブルのない肌に比べると肌が敏感になっているので、洗顔をするときの水温もいつもよりぬるい水温にしましょう。
1.しっかり手を洗う
雑菌が付いている手でニキビに触ると悪化する原因になるので、洗顔前には必ず手をきれいに洗いましょう。
2.蒸しタオル美容法
洗顔前に蒸しタオルを用意して肌に乗せて毛穴を開くことで、毛穴の奥の汚れ落ちを助けます。
(蒸しタオルが刺激になることもあるので、炎症を起こしている場合は止めておきましょう。)
3.キメ細かい弾力泡を泡立てる
水で顔を軽く予洗いしたら洗顔石鹸をしっかり泡立てて、肌に摩擦ダメージを与えないように弾力のある泡をクッションにして洗顔してください。
4.皮脂の多い部位から洗顔する
洗う順番は皮脂の多いTゾーンからUゾーンへ。泡の上からゴシゴシ擦らず指の腹を使ってくるくると馴染ませていきます。
5.洗い残しに注意してすすぐ
髪の生え際やフェイスラインなど、洗い残しがあるとニキビの原因になるので濯ぎはしっかりと、冷たすぎる水や熱すぎるお湯は肌への刺激になるので、ぬるま湯で洗うようにしましょう。
6.清潔なタオルで水分を取る
肌に刺激を与えないやわらかい地の清潔なタオルで、擦るのではなくタオルを優しく抑えるようにして水分を吸収させます。
(1度使ったタオルは菌の繁殖を避けるため控えましょう。)
大人ニキビの原因とは?
皮膚科では「尋常性ざ瘡」と診断されるニキビは、成長期によくできてしまう“思春期ニキビ”と、大人になってから悩まされる“大人ニキビ”の2種類に分けられます。
過剰な皮脂分泌が主な要因とされる思春期ニキビに対して、生活習慣に密接した複数の要因が考えられ、治ってはまた同じ箇所に繰り返しできる厄介な肌トラブルが大人ニキビです。
毛穴がつまると、そこに溜まった老廃物をエサにアクネ菌が繁殖し大人ニキビになります。
加齢や生活習慣の不摂生などのストレスで肌代謝(ターンオーバー)が遅延してしまうと、本来は体外に排出されるべき角質が表皮に蓄積され肌トラブルの原因に。
その中でも肌の潤いが損なわれて肌バリア機能が低下すると、外部刺激を受けニキビが出来やすい肌環境になります。
肌質別のニキビケア
基本的なニキビケア方法は「大人ニキビ対策!洗顔石鹸の選び方」「大人ニキビを作らない、洗顔方法」でお伝えしましたが、肌質によってニキビケアを変えた方が効果的なこともあります。
ニキビケア 乾燥肌編
ニキビはオイリー肌の方がなりやすいと思われがちですが、実は乾燥肌の方ほど気をつけたいニキビ。
それは、肌が乾燥すると毛穴が収縮してしまい、皮脂や汚れが毛穴に詰まりやすくなってしまうためです。
ですから乾燥肌のニキビ対策としては、“乾燥肌を改善する”ことに一番注力しましょう。
そのためには、朝晩2回の洗顔のうち、朝はぬるま湯のみで洗顔するのがおすすめ。
私たちの肌は寝ている間にも汗やホコリが付着するので、肌を清潔に保つためには朝もしっかり洗顔するべきですが、大人ニキビができている肌状態で洗顔料を使用すると余計に肌が乾燥してしまう可能性も…。
肌の水分と油分のバランスを整えて必要以上に潤いを奪わないことが乾燥肌を防ぐ近道になります。
ただし、朝の水洗顔がおすすめなのはニキビが治るまで、ニキビが改善したら朝・夜ともに洗顔料の使用をおすすめです。
ニキビケア 脂性肌(オイリー肌)編
脂性肌(オイリー肌)の方は、不必要な皮脂を取り除き、ニキビの要因を排除していく洗顔方法がおすすめ。
そのためには、洗顔には吸着力に定評があり、毛穴ケアができる洗顔料を使用していきましょう。
ですが、肌のテカリやべたつきが気になるからと、何度も洗顔するのはNG行為!
洗顔しすぎると肌が乾燥するのを防ごうと余計に皮脂を分泌してしまいますし、皮脂の過剰分泌は毛穴の開きにもつながるからです。
また、油分が多く含まれる洗顔料も、肌表面の皮脂の割合が増えてしまうので避けたほうがいいでしょう。
ニキビケア 敏感肌編
敏感肌とは、肌の水分が失われて乾燥することで肌バリア機能しなくなり、外的刺激物で過剰に反応を起こしてしまう肌状態。
ですから、基本的には乾燥肌と同じで洗顔時には必要以上に潤いを取り除かないことが大切ですが、それに加えてなるべく肌を刺激しない洗顔料を選ぶこと。
そのためにはキメ細かい弾力泡が作りやすく、添加物の配合量も少なめの固形石鹸タイプがおすすめ。
洗顔石鹸はたっぷり泡立てて、泡をクッションに見立てて肌につけ、肌と手が直接擦れないように洗顔をするのが基本です。
ニキビケア 混合肌編
混合肌は部分的には皮脂が多く分泌されているのに、一部は乾燥しているというやっかいな肌質ですが、決して特殊なものではありません。
ですが、きちんと「自分は混合肌だ」と理解していないと、肌のべたつきが気になるからと何度も洗顔してしまい、結果的に乾燥している肌部分が余計に乾燥してしまうという悪循環に陥ることに…。
こうなると、皮脂量の少ないUゾーンの肌乾燥が要因となって、ニキビのできる可能性がでてきます。
基本的には乾燥肌と同じで、洗い過ぎに注意しながら皮脂の分泌の多い部位から少ない部位へ洗顔していきましょう。
その上で、皮脂量が多い部分と少ない部分は、その後のスキンケアで水分や油分の補給の緩急をつけることをおすすめします。
大人ニキビには固形石鹸がおすすめ
ドラッグストアへ行くとニキビケア用の洗顔料などが多く販売されていますが、大人ニキビを洗顔でケアしていくならまずは固形石鹸がおすすめ。
なぜなら、固形石鹸以外の洗顔料は、合成界面活性剤が使用されている可能性が高く配合量も多いため、肌のバリア機能が低下しているニキビ肌には刺激が強すぎてしまうから。
合成界面活性剤を配合した商品は洗浄力こそ強いですが、その分肌本来に備わっている保湿成分や必要な皮脂も根こそぎ奪ってしまう可能性があるので、避けるのが無難。
さらに、ニキビの炎症が治まらず、洗顔石鹸の成分が刺激になっていると考えられるときは、石鹸素材のみで作られている純石鹸を試してみるのもよいでしょう。
純石鹸なら肌に負荷のかかる配合成分が一切配合されていないので、肌に負担のない洗顔が可能です。
純石鹸の成分表には、「石鹸素地」「脂肪酸ナトリウム・脂肪酸カリウムが98%以上」というように表記されています。
大人ニキビを治すには保湿ケアで肌作り
繰り返しになりますが、大人ニキビをケアするのであれば、保湿こそが重要。
(詳細については、上部「洗顔石鹸の保湿力が大人ニキビを予防する」で説明しています。)
・乾燥からお肌を守るために皮脂の過剰分泌が起こり、ニキビの原因となる。
・肌の乾燥がバリア機能の低下を引き起こし、ニキビを悪化させる。
・乾燥によってターンオーバーが乱れ、ニキビが出来やすくなる。
ここでは洗顔後に肌を乾燥させないためのスキンケアテクニックをいくつか紹介したいと思います。
肌が濡れた状態で化粧水を塗り込む
洗顔後は、皮脂が洗い流されたことにより、最もお肌が乾燥している状態。
肌が濡れているときはなかなか気づかないものですが、タオルで水分をふき取った瞬間、乾燥を実感する方もいるのではないでしょうか?
そんな時は、軽く水分をタオルでふき取り、肌が濡れたままの状態で化粧水をお肌に優しく塗り込むこともおすすめです。
(オイルも可。脂性肌の人は化粧水がおすすめです。肌タイプに合わせて選んでみてください。)
水分がクッションになるので摩擦も少なくすみますし、馴染みもよくなります。
ある程度肌に化粧水いきわたったところで、軽くタオルでオフ。
普通に化粧水を塗った時と比べて、各段にしっとりしているはず!
そのまま乳液を塗ってもいいですし、あらためて化粧水を少し塗ってあげるのもいいですね。
化粧水を塗った後はなるべくすぐに次のステップへ!
「化粧水のコットンパックが保湿に有効」なんていう話もありますし、化粧水を塗った後は浸透を待ってから次のステップへ、なんていう口コミもよく聞きますが、実はこれは間違い。
化粧水の成分の大半は水なので、コットンパックをしても本当の保湿にはつながりません。
また、肌に残った水気はそのほとんどが蒸発するだけですので、待ったところで浸透することもないでしょう。
保湿のメインは、乳液や美容液といった油溶性保湿成分(私たちのお肌に存在する保湿力の大元である、細胞間脂質と似たような成分)を含んだもの。
化粧水を塗った後は、なるべく素早くメインの保湿ステップへと進みましょう。
乾燥が酷いときは、クリームかオイルをポイント使い
化粧水に美容液や乳液など一通りスキンケアを終えた後、頬や口元、目元など、顔の一部分だけ乾燥が気になることってよくありますよね?
(とくに、混合肌の人にはよくある現象だと思います。)
そんな時は、美容液や乳液の使用料を増やすのではなく、クリームかオイルを気になる部分にちょっとだけ塗ってみましょう。
クリームなら指先にちょっとだけ、オイルなら1滴でも十分で、塗りすぎると逆にオイリー肌になってしまうので少しずつ調整してください。
大人ニキビを作らない生活習慣
どんなにニキビに効果的なケア方法を取り入れても、日常生活が乱れていればニキビレス肌を作ることはできません。
もし、以下の項目が当てはまるなら、生活習慣の見直しを行いましょう。
○睡眠の質が悪く、肌の新陳代謝がスムーズにいかない。
○食事のバランスが悪く、肌の新陳代謝がスムーズでない上に肌荒れや脂性肌に傾いてしまう。
○ストレスがうまく発散できず、ホルモンバランスが乱れてしまう。
○腸内環境が悪くて便秘に悩んでいる、新陳代謝が悪い。
○布団や枕カバーをこまめに洗わず、皮脂やホコリが付着したまま使ってしまう。
○普段のクセで、ついニキビを触ってしまう。
大人ニキビ予防には6時間以上の睡眠
睡眠不足は、大人ニキビはもちろん、そのほかの肌トラブルにも影響を与えます。
睡眠がどのように大人ニキビに影響するのかというと、睡眠不足はホルモンバランスを乱して肌の再生を促すターンオーバーを低下させてしまうから。
一般的に最適な睡眠時間は、レム睡眠・ノンレム睡眠の組み合わせである90分の倍数と言われ、単に長く寝ればよいというわけではなさそうです。
最近の研究により、入眠から3~4時間の間に成長ホルモンが分泌されることはわかっているので、眠りはじめの3~4時間にしっかり熟睡できる環境を整えましょう。
さらに、肌のターンオーバーが行われるのは22時~26時といわれているので、成長ホルモンが分泌される約4時間を上記の時間に合わせるとより美肌に近づく睡眠時間になるでしょう。
【睡眠の質を高めるためのポイント】
睡眠の2~3時間前には食事を済ませる
消化器官が働いているままでは脳や神経は休むことができないので、睡眠の2~3時間前には食事を済ませて身体を寝る態勢にしましょう。
17時以降に仮眠をとらない
夕方に仮眠をとると睡眠欲が満たされてしまい、夜に深い眠りをとることができず睡眠の質が下がってしまいます。
ぐっすり眠れるよう環境を整える
寝室の色調や照明が華美なものだと落ち着つかないので、シックな色合いなど安らぎが感じられる空間に整えることがおすすめです。
就寝前に脳と身体をリラックス
就寝直前までスマホでSNSやゲームをしていては脳に刺激を与えたままなので、就寝前はできるだけ脳への刺激は避けてリラックスして過ごすようにしましょう。
大人ニキビに悪い食事、予防する食事
日常生活の中で、大人ニキビの改善のために見直したいのは睡眠の次は食生活です。
「チョコレートなどお菓子を食べすぎるとニキビになる。」なんて聞いたことはありませんか?
お菓子には、トリグリセリドという皮脂の主成分の一種が含まれているので、たくさん食べすぎると大人ニキビが増加してしまうのは、あながち都市伝説でもない話。
また、糖分を多く含むアルコールや男性ホルモンを刺激して皮脂を過剰に分泌させる可能性がある「高GI食」と呼ばれる米やパン類、うどんなども食べ過ぎに注意したい食材。
一方、大人ニキビの肌悩みを抱えている方におすすめしたい食材は、美肌効果が高いことで知られるビタミン群です。
中でも、皮脂の過剰分泌を抑えてくれるはたらきがあるビタミンB2や、たんぱく質の代謝を高めて肌の活性化を促してくれるビタミンB6は積極的に摂りましょう。
ビタミンB2はレバー・乳製品・海苔など、ビタミンB6は鶏のササミ・まぐろ・大豆製品などを食べることで摂取できます。
賛否両論!ピーリング石鹸の効果は?
最近、毛穴ケアができるピーリング石鹸の人気が上がっています。
“ピーリング”とは、肌表面の角質を除去すること。
蓄積した古い角質を除去することでターンオーバーが整い、肌代謝が正常化するという効果があります。
肌代謝があがるためコラーゲン再生能力などの肌機能もあがり、毛穴、たるみ、しわ、シミ、くすみなどのケアにも力を発揮してくれる頼もしい存在となるでしょう。
しかし、ピーリング石鹸には当然ながらデメリットもあります。
それは、多くのピーリング剤が酸や酵素の力でタンパク質をムリやり溶かし、強制的に肌表面を削っていること。
ゆえに、ピーリングアイテムを多用すると、バリア機能の弱い未熟な肌が露出してしまう可能性があります。
さらに炎症を伴うニキビを発症している場合、肌バリア機能はすでに弱まっている状態なので、ピーリングを行うことは角質層をさらに薄くして、刺激を受けやすくしてしまうNG行為です。
ピーリングを使用する前に、きちんと抗炎症作用のある成分で炎症を抑えてあげることを優先しましょう。
炎症を起こしていない初期のニキビケアとしてピーリング洗顔を行うのであれば、お肌の乾燥には十分に注意をしてください。
ピーリング洗顔の後の保湿はいつもよりも念入りに行うようにし、肌荒れなどの異常があればすぐに使用を中止しましょう。
ピーリング石鹸を使用する注意点
ピーリングには美肌と美白を求める女性にとって嬉しい美肌効果がたくさんありますが、その分作用も強く、多用すると逆に肌トラブルを招く原因になることも…。
はじめてピーリングアイテムを使う時は、その後1か月はお肌の様子をよく見るようにして、慣れてきても使用頻度は週1~2回に留めましょう。
また、ピーリングアイテムとしては、石鹸以外にもスクラブやゴマージュジェル、ローションなど様々なタイプがあります。
この中でも、スクラブやゴマージュはお肌への刺激が多いのでおすすめしません。
スクラブやゴマージュによるピーリングは、ぽろぽろとカスが出るのでしっかり角質が取れたように思えますが、本来剥がれた角質は目には見えないもの。
加えて、本来ピーリングに使われる成分は肌の上に置いているだけで角質を溶かしてくれるものなので、こすったりする必要はありません。
もしかすると、そのぽろぽろは肌に必要な皮脂を強制的に削っているのかも…。
このことからも、ピーリングアイテムとしてはジェルタイプやローションタイプがおすすめだと言えるでしょう。
大人ニキビ向けノンコメドジェニック
“ノンコメドジェニックテスト済み”とパッケージに記載されている化粧品を見たことはありませんか?
“コメド”とは英語でニキビの初期段階、毛穴に老廃物(皮脂・角質)が詰まっている状態のことを指します。
ノンコメドジェニックテストとは、比較的皮脂量が多い人の背中でサンプルを塗布してコメドができるかどうかを確認すること。
ノンコメドジェニックテストの標準値をクリアした化粧品は、“ノンコメド処方”とパッケージに表記することができます。
もちろん、ノンコメド商品だからといってすべての大人ニキビが改善するわけではありませんが、大人ニキビに悩んでいる方なら化粧品選びの参考にするのもよいでしょう。
いつも使っている洗顔石鹸であまり効果を感じない場合、切り替えてみるのも有効な手段かもしれません。
大人ニキビ改善におすすめの美容成分
大人ニキビの要因は保湿・乾燥・毛穴詰まりなので、この3点に効果的な成分を配合したものがおすすめ。
洗顔石鹸も含めニキビのスキンケアアイテムにおすすめの美肌成分をいくつか紹介します。
セラミド
大人ニキビを改善する第一歩は“保湿”、そのためには“最強の保湿成分”ともいわれるセラミドをたっぷり補うことがおすすめ。
もともと肌の角質層に存在する成分なので肌にしっかり浸透し、肌に潤いを与えてバリア機能を促してくれるでしょう。
ビタミンC誘導体
大人ニキビが炎症を起こす前に活性酸素の働きを抑える抗酸化作用をもつので、大人ニキビの症状悪化を予防します。
また、過剰な皮脂の分泌量を整えてくれるので、毛穴詰まりの改善にも効果が期待できるでしょう。
ビタミンE
抗酸化作用をもつ成分として大人ニキビの改善に効果的で、ニキビ跡になった肌の再生を促してニキビ跡が体外へ排出する働きがあることも研究でわかっています。
グリチルリチン酸ジカリウム
漢方薬の甘草に含まれている成分で、ニキビの有効成分の筆頭とも言える成分。
抗炎症作用や抗アレルギー作用のはたらきがあるので、大人ニキビの炎症を抑えてくれます。
ですから、大人ニキビが炎症を起こしている場合はグリチルリチン酸ジカリウムなど炎症を抑える作用をもつ成分配合の洗顔石鹸がおすすめです。
オリーブオイルで大人ニキビは治る?
「オリーブオイルがニキビケアに効果的」という口コミ評判をインターネット等で見かけますが、ニキビに油とは症状を悪化させそうですが、果たして本当なのでしょうか?
調べてみたところ、スキンケア用のオリーブオイルをニキビに直接塗布するとニキビ患部の炎症を抑えてニキビ予防になるという情報もありますが、一方で「余計にニキビが増えるのでやめるべき!」という情報もあり、個々の肌質によって有効性に違いがありそうです。
オリーブオイルがニキビ改善に効果があると言われるのは、オリーブオイルに含まれる“オレイン酸”の働きに秘密があります。
というのも、オレイン酸は消化・吸収がされにくい成分で、摂取すると大腸に届きやすく、腸管を刺激してくれるので便秘解消によいとされているから。
便秘は肌荒れやニキビの要因のひとつなので、こういった意味でオリーブオイルを摂取することがニキビ改善に効果的と言われるのかもしれません。
(肌に直接塗布するよりも料理でオリーブオイルを使う方が、ニキビ改善に望めそうです。)
個人差はあるものの、まれに肌の炎症や敏感肌の改善にもオリーブオイルの摂取は効果があるという情報もあるので、普段の食生活の中でムリのない範囲で試してみるとよいかもしれませんね?
大人にきびを改善するには大人ニキビを作らない肌作りが一番効果的。
そのためには、洗顔料を見直して大人にきびを意識した洗顔を行うこと、洗顔後のスキンケア法や生活スタイルを見直すことが大切になるでしょう。
【肌トラブル、ひとりで悩まないでください!】
コメントには、自由なご意見をお待ちしております。
もし肌トラブルに悩んでいる方で、「より詳細な話を聞いてみたい。」というのであれば、ぜひお聞かせください。
以下はスキンケアアドバイザーとして、意見を求められたときにお聞きしていることです。
もちろん全てに回答していただく必要はありませんが、現状を知ることでより的確なアドバイスができるかもしれません。
質問事項
①悩んでいる肌トラブルは何ですか?
②目標(いつまでに、どうなりたい)
③いつから悩んでいるか?そのきっかけはあるか?
④ポイントメイク落とし
使用している商品、お手入れの強さ、コットンの使用有無など
⑤クレンジング方法
使用している商品、お手入れの強さや時間、洗う順序
⑥洗顔方法
使用している商品、お手入れの強さや時間、洗う順序
⑦化粧水
使用している商品、量、お手入れ方法(コットンやハンドプレス)
⑧美容液・乳液・クリーム
使用している商品、量
⑨日焼け止め
使用している商品、SPF、PA、量
⑩朝と夜のスキンケア
朝と夜のスキンケアで異なる点があれば
⑪ライフスタイル
・睡眠
・ストレス有無
・生活環境(冷房の有無・窓際での活動など)
・水分補給
・便通
・嗜好品(お酒や喫煙など)
・外での活動時間
・病歴
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