ピーリング化粧品は、肌老化症状(しわ、シミ、くすみ、たるみ、毛穴トラブル)に有効なスキンケア美容法です。
最近では“ピーリング洗顔石鹸”で簡単に自宅ケアができるようになりました。


 

ピーリング洗顔石鹸で得られる美肌効果

通常、肌の老化を改善する美容法を“アンチエイジング”と総称しますが、その基本は年齢と共に遅くなりがちなターンオーバー周期を整えることです。
その手法としてピーリングはとても効果があることは良く紹介されていますが、その理由はご存知ですか?

 

ターンオーバーの周期を整える

ターンオーバー(肌代謝)周期

 

通常、ターンオーバー(肌代謝)によって古い角質が剥がれ落ちてしまいます。
(加齢と共にターンオーバーの周期は長くなっていきます。)

 

しかし、不十分な洗顔を続けると古い角質が剥がれ落ちずに蓄積され、次第に角質が分厚くなって(角質肥厚)ターンオーバーが滞る肌状態になります。
そうなると肌がごわついたり、毛穴汚れが毛穴つまりを起こして、ニキビや肌荒れの肌トラブルになってしまうでしょう。
さらに、角質層が分厚くなることで肌がくすんで透明感が失われるほか、乾燥ダメージなども受けやすくなってしまいます。

 

ターンオーバーで老廃物を排出

 

ピーリング石鹸は古い角質を除去する働きがあるため、このような肌トラブルを改善してターンオーバーを正常化させます。
さらに、古い角質とともに毛穴に詰まった皮脂を除去する効果もあるため、毛穴の黒ずみや角栓(イチゴ鼻)も解消するのでニキビ予防にもなるでしょう。

 

また、ターンオーバーによってニキビ跡やシミになっている表皮も垢やフケとなって体外に排出されるため、シミやそばかすを消すアプローチにもつながります。

 

コラーゲンの生成を促進する

ターンオーバーによりコラーゲンが生成されたハリ弾力肌へ

 

角質を除去することでターンオーバーが促進されると、肌のハリや弾力を保つ真皮層のコラーゲンが生成されます。
コラーゲンは肌のハリを維持するのに欠かせない成分、コラーゲンが増えることで内側から弾むようなハリを取り戻すことができ、シワやたるみを改善する効果につながるでしょう。

 

洗顔後のスキンケア(美容成分)効果がアップする

ターンオーバーで肌への美容成分浸透力UP

 

肌表面を覆っている古い角質が取り除かれると、その後に使用するスキンケアアイテムの美容成分が肌に浸透しやすくなるので、保湿効果や美肌効果も格段にアップするでしょう。

 

 

ピーリング石鹸の選び方~間違った選び方は肌トラブルの原因に

ピーリング石鹸の美肌効果は上で紹介しましたが、それは正しい洗顔石鹸を選んだことが前提。
逆に間違った洗顔石鹸を選んでしまうと、肌荒れや乾燥肌など肌トラブルの原因になってしまうので気をつけましょう。
次に、安心してホームピーリングが行えるピーリング石鹸の選び方ポイントを紹介します。

 

AHA配合の洗顔石鹸を選びましょう

ピーリング石鹸ならBHAよりもAHAを選びましょう。

 

角質を取り除く成分として知られているのは、主にAHA(フルーツ酸、グリコール酸)とBHA(サリチル酸)のふたつです。

 

AHA とは“アルファヒドロキシ酸”の略であり、フルーツ類や発酵乳などから抽出される酸の総称で、
別名・フルーツ酸とも呼ばれています。
肌の角質層の結合力を弱めて溶かす効果があり、エステサロンや美容皮膚科のケミカルピーリングやホームケア用ピーリング石鹸にAHAが使用されることが多いです。

 

一方、BHAにも角質を溶かす効果がありますが、それ以外にも殺菌防腐作用もあるため、薬用ニキビケア化粧品の有効成分として使用されることが多いです。
ただし、BHAは薬事法で0.2%しか配合できないという決まりがあるため、ピーリング石鹸としてはピーリング効果が薄く“角質を取り除く”役割を果たすことができません。

 

ニキビケア用石鹸としてBHA配合の洗顔料を選ぶのは良いですが、ピーリング石鹸を選ぶのであればAHA配合のもの選ぶようにしましょう。

 

おすすめのAHA成分

AHA成分のph値

 

AHA石鹸成分で特におすすめなのが“グリコール酸”、“乳酸”、“リンゴ酸”、“クエン酸”です。
同じAHA成分でもそれぞれのpH値は異なり、pH値が高いほど強いピーリング効果を生み出します。

 

上記の4種類なら、グリコール酸>乳酸>りんご酸>クエン酸の順でピーリング効果が強く、肌質や目的に合わせて選ぶ必要があるでしょう。
(エステなどのケミカルピーリングでよく使用されているのはグリコール酸です。)

 

またピーリング洗顔石鹸はAHA成分以外にもAHA濃度(配合率)が異なり、それに伴って刺激性も異なるので肌質に合わせて選びましょう

 

敏感肌や乾燥肌の方は0.6%~1.0%、普通肌の方は4%程度、ニキビ肌・脂性肌の方は5~6%ぐらいから、肌の様子を見ながら濃度を挙げていくのがおすすめです。

 

市販品のピーリング石鹸の中には濃度10%という非常に強いものも販売されていますが、これだけ強い濃度だと逆に肌の刺激になってしまうためおすすめできません。

 

必ずパッチテストを行いましょう!

パッチテストをすることで安心して使用できます

 

角質を溶かすという性質上、少なからず肌にとって負担を与えてしまうのがピーリング石鹸です。
AHA濃度が肌に合うか、AHAの原材料のアレルギー有無を確かめるためにも、使用前は必ずパッチテストを行いましょう

 

また、せっかく購入しても肌に合わなかったら無駄な出費になってしまいますよね?
そんな時、通販サイトで最近増えているサービス“全額返金保証サービス”や“初回半額サービス”などの特典を利用するのがおすすめです。
(全額返金保証サービスは、肌に合わなければ使用していても返品ができるサービスです。)

 

ピーリング洗顔石鹸のおすすめ洗顔石鹸人気ランキング

ドクターサニー AHAクリアソープ

第3位 ドクターサニー AHAクリアソープ

 

POINT1

植物性石鹸素地でプロも選ぶグリコール酸5%が配合

POINT2

ニキビ肌でも安心して使える、AHA(フルーツ酸)を使ったピーリング石鹸

POINT3

顔だけではなく、二の腕・デコルテ・背中・ひじ・かかとにも使えます

 

 

体験レビューはこちら

 

 

 

美肌効果を高めるピーリング石鹸の使い方

ピーリング石鹸を正しく使うことが肌への負担をなくし、美肌効果を高めます

 

次に、押さえておきたいピーリング石鹸の使い方のポイントを紹介します。

 

Tゾーンから洗顔をする

ピーリング石鹸に限らず、洗顔の基本は皮脂量の多いTゾーンからから順番に洗うことが基本です。

 

Uゾーンは優しく触れるように洗顔をする

デリケートな目元や大人ニキビのできやすいUゾーンは、丁寧に洗顔することを心がけましょう。
中指と薬指の2本を使って、優しく小さな円を描くように洗顔することがポイント。
この時、指先の力を入れすぎず優しく触れるように洗顔することで、肌に対する摩擦やダメージを抑えることができます。

 

しっかりとピーリング石鹸を洗い流す

角質を溶かすという刺激性を持つピーリング石鹸は、洗い残しに注意が必要です。
水、もしくはぬるま湯でしっかり洗い、小鼻や額のキワなど洗い残しのないようにしましょう。

 

時間をかけすぎない

ピーリング石鹸は角質を溶かしたり剥がしたりする刺激性の高い洗顔料です。
時間をかけて洗顔してしまうと、肌に必要な皮脂まで汚れと一緒に洗い流すので、肌のバリア機能が低下して極度なトラブル肌を招いてしまいます。
肌がピリピリしてしまう前に、ピーリング剤を洗い流すようにしましょう。

 

肌の状態が悪いときは絶対に行わない

ピーリング洗顔の使用目安は、週に1~2回が基本です。
中には「毎日使える」と紹介されているソフトピーリング石鹸もありますが、乾燥肌や敏感肌の方が毎日使ってしまうと取り返しのつかないほど肌にダメージを与えてしまうこともあるので、隔日から様子をみましょう。
(肌トラブルを抱えていない方であっても、初めてのピーリング石鹸を使用する場合は週1回から行い、様子を見ながらベストな使用回数を見極めるようにしてください。)

 

また、ストレスや生理などで肌質が揺らいでしまう時や、ニキビ、赤みなど肌状態が悪い時は使用しないことも大切です。

 

ピーリング洗顔の後の保湿ケアはしっかりと

ピーリング洗顔後の肌は、皮脂や角質が洗い流されたことで肌が乾燥しやすい状態です。
逆に言えば余分な角質が取り除かれたことでスキンケアアイテムが浸透しやすいタイミングなので、洗顔後は時間を空けずに保湿ケアを行いましょう。

 

角質層にも存在するセラミドやヒアルロン酸などの潤い成分配合の化粧水が、潤い効果のUPが期待できるのでおすすめ。

 

ただし、乳液やクリームなど、油分を多く含むスキンケアアイテムのつけすぎは毛穴詰まりを起こしてしまうので適量を守りましょう。
また角層に浸透する水分量は一定数決まっているため、化粧水を多く使用する必要はありません。

 

 

 

背中やかかとのざらつきにもおすすめ

背中・かかと・ひじにもピーリング石鹸はおすすめです

 

ピーリング石鹸は角質を柔らかくする効果があるため、背中やかかと、ひじといった角質肥厚しやすい部位に使用することもおすすめです。
ただし顔と同じようにピーリング石鹸を使用した後は肌が乾燥しがちなので、ワセリンやボディ用保湿ローションで保湿・保護をするようにしましょう。

 

 

 

ピーリング石鹸の副作用(危険性)

ピーリングを行いすぎると肌力が弱まります

 

ピーリング石鹸は、適度な使用頻度で初めてターンオーバーが正常に働き、美容効果を発揮するアイテムです。
頻回使用するとターンオーバーが早く行われすぎて、未成熟な皮膚が表面に押し出されてしまう危険性があり、肌バリア機能が低下して肌のダメージが大きくなってしまいます。

 

また、古い角質のみならず肌バリア機能を持っている角質さえも取り除いてしまうことになり、肌が炎症を起こして肌荒れを起こしたり、ニキビが悪化するケースもあるため注意が必要です。

 

 

 

ピーリング洗顔をした後の数日は日焼け対策をしっかりと!

ピーリング後は紫外線のダメージを受けやすい

 

ピーリング洗顔をした後は、角質を取り除いたことで角質層が薄くなりバリア機能が低下している状態。
この状態で紫外線を浴びてしまうといつも以上にダメージを受けやすくなってしまい、サンバーン(表皮の軽度なやけどのような炎症)を起こす可能性があります

 

ですから、日焼け止めはもちろん、帽子や日傘などで紫外線から肌を守るよう、いつも以上にしっかりUV 対策を行いましょう。

 

 

 

市販品の安価な角質ケアアイテムには注意!

角質ケアアイテムは値段よりも肌へのダメージを考えて!

 

角質対策アイテムも、最近ではドラッグストアやスーパーなどで安価に販売されています。
人気の高い角質ケアアイテムとしては、粒子配合のスクラブ洗顔や、洗顔石鹸タイプよりも手軽に使用できる拭き取りのピーリングシートなどが挙げられます。

 

しかし、スクラブ洗顔は表皮をスクラブ成分で擦って角質を剥がすので肌への刺激が強く、拭き取りタイプのピーリングシートも肌への摩擦ダメージを考えるとおすすめできません

 

確かにこれらのアイテムと比較するとコストも高くなりますし、泡立てて使用するなどのひと手間が必要になりますが、肌へのダメージを最小限にとどめるためにも、角質ケアアイテムにはピーリング石鹸のほうがおすすめです。

 

 

最近ではいろいろな美容法が試されていますが、ピーリング洗顔は昔から人気が定着している美容法ということで信頼性も高いと、私は考えています。
ピーリング洗顔を試したことがない方は、ぜひ一度、ピーリング洗顔後のツルツル美肌(卵肌)を実感してみましょう!