洗顔はスキンケアの基本。これは、女性も男性も同じだと言えるでしょう。
ですが男性は、つい面倒臭いからといって洗顔をおろそかにしてしまいがち…あなたの彼氏や旦那サマはいかがですか?
実は男性は女性と違って化粧をしませんから、紫外線や空気中のホコリなどが直接肌に付着しやすく、それだけ肌ダメージを受けやすい状況なのです。
そんな男性は、どんな洗顔石鹸を使用すればいいのでしょうか、さっそく考えてみましょう。
目次
男性におすすめ洗顔石鹸2選
然(しかり)よかせっけん
まず男性のニキビケアにおすすめしたいのが、長寿の里が販売している「然よかせっけん」。
以前販売されていた「つかってみんしゃいよか石けん」からリニューアルされたとき、ニキビ有効成分を配合した医薬部外品になりました。
より肌への優しさを高めた石鹸と言えますが、注目すべきは、やはり一番の特徴である火山灰シラスを原料としていること。
南九州にあるシラス台地から採取した火山灰シラスを毛穴より小さい超微粒子に独自加工し、洗顔するとその微粒子パウダーを含んだ粘り気のある泡が毛穴の奥底まで入り込んで汚れを引っ張り出してくれます。
火山灰シラスは吸着力に優れているため一度キャッチした汚れを離しませんから、頑固な毛穴の黒ずみやニキビが発生しやすい悩みをもつ男性にはうってつけ。
さらに、自然由来の美容成分をたっぷり60%以上も配合しているので、ニキビの要因になる肌の乾燥から肌を守ることができます。
NonA(ノンエー)
もう1点、とくに炎症を伴うニキビ肌で悩んでいる男性におすすめしたいのが、プライマリーが販売している「NonA(ノンエー)」。
もともとニキビ予防のために開発された商品で、ニキビ予防成分の代表格「グリチルリチン酸ジカリウム」や「甘草エキス」、皮脂分泌を整える「ダイズエキス」などをたっぷり配合。
炎症が進んだ赤ニキビや黄ニキビのある肌でも使用できるのが最大の特徴で、現在進行形のニキビ対策には最有力の洗顔石鹸と言えるでしょう。
もちろん洗顔後の肌を健やかに保つ有効成分も豊富で、洗顔するたびニキビのできにくい肌を叶えていきます。
男性も洗顔は必要!その目的とは?
市販されているメンズ用洗顔石鹸と女性用洗顔石鹸の主な違いってどんなところにあるのでしょうか。
きっとメンズ用洗顔石鹸は、より男性の肌質にあった商品特徴になっていることが想像できますが、では男性の肌質ってそもそもどんなもの?
一般的に男性は女性に比べて、男性ホルモンの影響で皮脂分泌が盛んと言われています。
そして、女性は加齢とともに女性ホルモンが減少し、皮脂分泌も減っていきますが、男性は一定量を保ちながら歳を重ねていくとされており、とくにオイリー肌の方は悩みの種でしょう。
肌から出た皮脂をそのままにしておくとホコリや古い角質などと混ざり合って肌荒れやニキビの原因となりますから、汚れはきれいに落とすことがベスト。
つまり、男性の行うべき洗顔の目的はズバリ、不要な汚れを取り除くことにあると言えるでしょう。
ですが、皮脂が気になるからといって洗顔しすぎると、肌に本来必要な皮脂まで取り除いてしまい、乾燥肌を招くのは女性と同じ。
すると余計に皮脂が出て、ニキビなどの肌悩みにつながる場合もあるので注意が必要です。
メンズ用の洗顔料の多くは洗浄成分が強め。
また、サッパリした使用感が好まれるため爽快感を出すためにメンソール配合の商品が多いですが、実は肌を乾燥させるためニキビの原因になることも。
どのような洗顔料を選ぶべきかについては、このあと詳しく紹介しています。
男性の肌質、招きやすい肌トラブル
近年は雑誌やテレビでメンズ化粧品の特集を扱うことが多くなり、男性の芸能人はとくに美肌への意識が高まっているようです。
芸能人は世間に顔を認知されるわけなので当然かもしれませんが、実は女性より男性のほうが肌トラブルに多く見舞われがちといった意見も。
招きやすいトラブルとはどんなものか見ていきましょう。
皮脂の過剰分泌による肌トラブル
先にお伝えしたとおり男性は女性に比べて皮脂の分泌量が多く、その量は女性の3倍とも言われています。
皮脂量が多いと当然ニキビや吹き出物の悩みが多くなり、それ以外にも肌のベタつきや毛穴の黒ずみといった肌トラブルを招くことも…。
乾燥による肌トラブル
化粧や紫外線対策をしないため、常に外的ダメージにさらされ、さらに肌の水分量が少なくなるのは男性の肌。
そして、ベタつきが気になることが洗顔のし過ぎにつながり、乾燥肌に傾くことも…。
乾燥を招くと肌荒れのほか、かゆみを感じたり、肌老化を促進してしまうようになります。
髭剃りによる肌トラブル
だいたいの男性は毎日髭を剃る手入れを行う方が多いと思いますが、剃る際に肌を傷つけてしまったり、いわゆるカミソリ負けで肌のバリア機能が低下し、肌荒れにつながる可能性があります。
髭剃りは肌を労わり、終わったあとに肌を整えるスキンケアを欠かさないなど気をつけましょう。
男性なら洗顔石鹸はこう選べ!
たくさんある商品の中からいったいどれを選べばいいのでしょうか?
男性がよく手にしがちなメンソール入りでさっぱりするもの!とか、安いから!…などと安易に選ぶのは、やはり皮脂を取りすぎてしまったり思わぬ肌荒れを招く可能性が大。
ここでは、ニキビケアに適した洗顔石鹸の選び方を紹介します。
肌質で選ぶ
一般的にニキビ肌と耳にするので、「ニキビ肌」という肌タイプだと勘違いしそうですが、実は肌質自体は普通肌・脂性肌・混合肌・乾燥肌・敏感肌のいずれかになります。
(本来なら敏感肌という肌質は存在しませんが、当サイトでは肌トラブルが悪化して敏感になっている方をあえて“敏感肌”と表現しています。)
ニキビケアに適していること、ベースとなる肌質に適した洗顔石鹸を選ぶことがニキビケアにもつながるでしょう。
脂性肌なら皮質をしっかり落としつつ、落とし過ぎないことも考えるのが理想。
乾燥肌なら保湿が重要になりますから、保湿成分が含まれた洗顔石鹸で洗顔の際も保湿を感じられるものがよいでしょう。
敏感肌は肌へ負担をかけず優しい洗顔が最優先になりますから、低刺激かつ、泡立ちがよくて手が直接に肌に触れない洗顔ができることも念頭においてください。
医薬部外品のニキビ洗顔石鹸を選ぶ
ニキビケア用洗顔料は数多く販売されていますが、大きくわけて2つに分類することができます。
それは、化粧品(洗顔石鹸)だけどニキビに効果・効能があると厚生労働省が認めた医薬部外品(または医薬品)に分類される洗顔料と、それ以外の洗顔料です。
もしニキビに重点を置いたスキンケアをするなら、値は張りますが効能医薬部外品の商品を選ぶとよいでしょう。
ニキビ有効成分
グリチルリチン酸ジカリウム、サリチル酸、グリチルレチン酸ステアリル、アラントイン、トラネキサム酸、塩酸ピリドキシン、イプシロン-アミノカプロン酸、D-パントテニルアルコール、トコフェロール酢酸エステル、アスコルビン酸、イソプロピルメチルフェノール
洗浄成分が強いものは選ばない
ニキビ肌で悩んでいるとき、肌表面や毛穴汚れを取り除くことを一番に考えて、洗浄力の強い洗顔料を選んだり念入りに洗顔を行う方がいます。
しかし、それは結果的に皮膚バリアの役割を担うために必要な皮脂まで奪ってしまうでしょう。
皮膚バリア機能が低下すると内部の水分が蒸発して肌が乾燥するので、新たな皮脂が過剰に分泌されてしまいます。
ニキビの原因となる過剰な皮脂分泌を起こさないためには、洗浄力の強すぎる洗顔料は避けましょう。
洗顔後はできるだけはやく保湿ケアを行い、保湿ケアをしたにも関わらず肌につっぱりを感じる場合は、洗顔料の洗浄力が強いかもしれません。
洗顔フォームより洗顔石鹸を選ぶ
ここは重要なポイントですが、基本的にどんな肌質であっても肌に優しい洗顔料を使うに越したことはありません。
洗顔フォームと洗顔石鹸の大きな違いは、合成界面活性剤が含まれているかどうか。
洗顔フォームは洗浄力を高めるために洗浄成分に合成界面活性剤を使用しているので、肌に悪影響なのは言わずもがな…。
対して洗顔石鹸は、質の差はありますが天然成分で構成され、概ねどのような肌質にも合います。
肌に不必要な汚れを落とすことに特化しているため、肌への負担は限りなく少ないのが洗顔石鹸なのです。
※洗顔石鹸は必ず合成界面活性剤フリーというわけではなく、配合されている商品もあります。
価格で選ぶ
洗顔石鹸にも質の差があることは上記で述べましたが、ドラッグストアなどの市販品はもちろん数百円の安価なのもあります。
「低価格で質のよいものはない」とは言い切れませんが、当たり外れが大きく、刺激や洗浄力が強い商品も多いのも事実。
金額が高くなるにつれ、配合されている成分が豊かになり、洗顔石鹸じたいの製法にもこだわりが見られます。
とくにニキビ有効成分が配合された医薬部外品のニキビ用洗顔料は、それだけ商品効果に期待ができると言えるでしょう。
口コミで選ぶ
これらポイントを抑えたうえで、どうしても迷ってしまう場合は大手コスメサイトやユーザー体験サイトなどで商品紹介をチェック。
自分と同じ肌質や、似たような肌悩みをもつ人たちの口コミがいないか確認してみましょう。
自分に似た肌タイプの方と同じ商品を買うことで、理想の効果を得られる可能性が高いかもしれません。
男性も正しい洗顔方法をマスターしよう
目的の洗顔石鹸を手に入れたら、いよいよ正しい洗顔方法を身に付けましょう。
先にも述べましたが、洗顔の一番の目的は「汚れを落とすこと」。
そのための注意点を覚えて手順を踏まなければ、せっかくの洗顔石鹸の効果を存分に得られなくなってしまいます。
POINT1
洗顔前は手を清潔にする
手に雑菌などが付いているままで洗顔すると、その雑菌が肌に付着してしまう場合があります。
POINT2
ぬるま湯のお湯で予洗する
先にぬるま湯で予洗いすることで、濡らさずに洗顔するより手による肌への摩擦を軽減できると言われています。
POINT3
洗顔料をよく泡立てる
もっとも効果的な洗顔をするために重要なポイント。
これは男性・女性問わずですが、ここを面倒臭がってしまうとせっかくの洗顔石鹸の効果も半減です。
とくに濃密な泡は汚れをしっかり吸着してくれるため、専用ネットを使用してしっかり泡立ててください。
手を逆さにしても落ちないくらいの泡立ちが理想です。
POINT4
皮脂が出やすい箇所から洗顔を
洗顔をする際は、とくに皮脂が多い箇所からするのが適正と言われています。
一般的には皮脂や汚れが溜まりやすいまずTゾーンから。
その後、Uゾーンを洗うようにしましょう。
角質目的の洗顔料を購入したら…
角質目的の洗顔料にはAHAや酵素が配合されているので、これらが角質を溶かしはじめるために泡パックをおこなうのが理想。
もこもこの泡をしばらく肌にのせ、その後肌をクルクルと円を描くように優しくマッサージしましょう。
(ただし、洗顔料の中には泡パック不可となっている商品もあるので、取扱説明に従ってください。)
毛穴ケア目的の洗顔料を購入したら…
毛穴ケアの洗顔料はねっとりした泡が特徴ですからそれを肌に乗せ、手のひら全体で泡を引っ張り上げるようにするポンピング洗顔を。
泡が毛穴の黒ずみを引っ張り出してくれるように手を上下に動かしてみてください。
POINT5
すすぎはしっかりと
洗い流すときも、冷たい水は肌を刺激するのでぬるま湯で。
あごの部分やもみあげ、髪の付け根の部分に洗い残しがあると肌荒れやニキビの原因になる可能性があります。
POINT6
清潔なタオルで拭き取る
一度使用したタオルは雑菌が付着している可能性があるため、できれば清潔なタオルを使用して。
また、ゴシゴシ擦ると肌へ負担になってしまうため、ポンポン軽く、水滴を吸い上げるようなイメージを心掛けてください。
なお、洗顔石鹸は無くなるまで無意識に使用してしまいがちですが、使用期限があります。
また、水気をしっかり取らないなど保存状態が悪いと劣化を促進し、気付いたらカビが生えていたなどということも・・・。
これでは肌を清潔に保つことができませんから、商品ごとの保存方法や使用期限をしっかり確認してくださいね。
男性も洗顔後はスキンケアが必要
男性の肌は女性の肌に比べて肌に貯めて置ける水分量が少なく、乾燥しがちです。
もともとそうであるのに、20代半ばをピークにその水分量はどんどん少なくなるので、適切なケアをしておかなければ肌は劣化することに…。
洗顔は、どんなに保湿成分を含んだ石鹸を使っても、やはり皮脂は洗い流されるので少なからず乾燥を招きます。
洗顔後はなるべく早めに化粧水などスキンケアをして、肌に水分を補給して素早く肌を整えましょう。
また、常に外的ダメージに晒され続ける状態にある男性の肌は、なるべく紫外線から肌を守る・日焼け止めを利用するなど、常日頃の対策を怠らないのが肌老化を防ぐポイントになってきます。
その行動、肌悩みの原因かも!
ところで、洗顔は正しく丁寧におこなっているのに肌悩みが絶えない…という方。
もしかしたらそれ以外の行動にあやまりがあるのかも!?
洗顔を何度もしてしまう
皮脂のベタつきが気になるからといって、何度も洗顔するのは乾燥肌のはじまりです!
1日に2回の洗顔を心掛け、そしてなるべく短時間で洗顔することで、肌に本来必要な潤いまで奪ってしまわないように気を付けましょう。
ゴシゴシ擦り過ぎ
男性に多い間違った洗顔方法に多いのが、洗顔後にタオルでゴシゴシ擦ること。
洗顔後は肌が敏感になっており、必要以上の刺激を与えると肌を傷める結果になるでしょう。
洗顔石鹸でないもので洗っている!?
論外とも言えますが、中にはボディソープでそのまま洗顔している人もいるのでは?
同じ石鹸という名称がついているものの、配合成分や洗浄力がかなり違い、皮膚の薄い顔には適しません。
洗顔には正しいアイテムを必ず用いることが大切です。
今回は男性にとっていかに洗顔が大切か、おすすめの洗顔石鹸選びを紹介しましたが、いかがでしたか?
ある意味女性にも言えますが、とくに男性は清潔感があることは第一印象の決め手になり、それは仕事や私生活にも影響することが大きいでしょう。もちろん、人間性も大事ですが、人間性はパッと見ただけではわからず、やはり見た目がモノをいう世の中(笑)。
デキる男性は常に身だしなみを怠らないもの、今日から気を付けてみませんか?
【肌トラブル、ひとりで悩まないでください!】
コメントには、自由なご意見をお待ちしております。
もし肌トラブルに悩んでいる方で、「より詳細な話を聞いてみたい。」というのであれば、ぜひお聞かせください。
以下はスキンケアアドバイザーとして、意見を求められたときにお聞きしていることです。
もちろん全てに回答していただく必要はありませんが、現状を知ることでより的確なアドバイスができるかもしれません。
質問事項
①悩んでいる肌トラブルは何ですか?
②目標(いつまでに、どうなりたい)
③いつから悩んでいるか?そのきっかけはあるか?
④ポイントメイク落とし
使用している商品、お手入れの強さ、コットンの使用有無など
⑤クレンジング方法
使用している商品、お手入れの強さや時間、洗う順序
⑥洗顔方法
使用している商品、お手入れの強さや時間、洗う順序
⑦化粧水
使用している商品、量、お手入れ方法(コットンやハンドプレス)
⑧美容液・乳液・クリーム
使用している商品、量
⑨日焼け止め
使用している商品、SPF、PA、量
⑩朝と夜のスキンケア
朝と夜のスキンケアで異なる点があれば
⑪ライフスタイル
・睡眠
・ストレス有無
・生活環境(冷房の有無・窓際での活動など)
・水分補給
・便通
・嗜好品(お酒や喫煙など)
・外での活動時間
・病歴
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