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乾燥肌にはグリセリン豊富な手作り石けんがいいって本当?

手作り石けんレシピ~手作り石けんのメリット・デメリット~

 

「乾燥肌にはグリセリン豊富な手作り石けんがいいらしいよ!」と聞いたことはありませんか?

 

「肌にやさしい石けん」ということで無添加石鹸が人気を集める中、「手作りした石けんが一番」と石けん作りを楽しむ方が増えているそうです。

 

このページでは手作り石けんのメリットとデメリットをお伝えした上で、人気の高いアロマソープの作り方(レシピ)を紹介します。

 

手作り石けんのメリット

グリセリンソープ

洗浄力と保湿力のバランスがよい石けん作りができる

 

グリセリンソープは、MPソープ(Melt=溶かす・Pour=注ぐ)とも呼ばれ、その名のとおり、グリセリンを電子レンジで溶かして容器に注ぐたけの簡単レシピで作れる手作り石けんです。

(“グリセリンクリアソープ”で楽天市場などを検索すると、手作り石けんに使用できる石けん素地がたくさんヒットします。)

 

グリセリンソープのメリットは、洗浄力と保湿力の絶妙なバランスで、乾燥からお肌を守ること。

 

洗顔後のつっぱり(乾燥)の原因の1つに、市販の石けん成分は、洗浄力の強さと保湿力の弱さがあげられます。

 

洗浄力の強さは、皮脂が必要以上に洗い流されるため、急激な水分蒸発と乾燥の誘発を引き起こしやすくなること。

さらに、保湿力の弱さは、肌の潤いを損ない、洗顔後につっぱりを感じやすくなるため仕上がりに満足できないことも…。

 

手作りしたグリセリン石けんの魅力は、簡単に作れるのに洗浄後も油分やグリセリンの保湿成分が温存され、乾燥を防ぐ石鹸に仕上がることです。

(市販石けんの場合は大量生産・低コストが優先され、グリセリンなどの保湿成分を配合していても性質を損なっていることがあります。)

 

自分好みの仕上がり

配合成分や添加物など自分の思い通りにできる!

 

肌の調子は、体調や環境の変化によりコロコロ変わるもの。

できることなら、お肌の調子や体調、気分に合う石けんがあるといいですよね?

 

自分好みに仕上がるということは、自分だけのデザインや香り、肌質に合った世界にひとつだけのオリジナル石けんができるということで、完成した時の嬉しさや満足感はより一層感じます

 

手作り石けんの素晴らしいところは、出来上がった時に、油脂が生きていることです。

 

石けんが出来上がるためには、油脂と精製水と苛性ソーダの3つを一緒に混ぜて、鹸化(けんか)という化学反応をおこさせます。

(手作りに限らず、石けんは必ず鹸化させなければなりません。)

 

手作り石けんの場合は、40度前後の低い温度(熱)でゆっくり油を分解して鹸化反応させることがポイント。

最後はアロマ製油やハーブ、はちみつなどの自分にあった美肌成分を加えて完成まで熟成を待ちます。

 

この油脂が痛まない製法を「コールドプロセス製法」といい、油脂や美容成分の性質を最も生かすことができる石けんに仕上がるでしょう。

 

市販の石けんは商品の品質を安定させるため、酸化防止剤・着色料・香料などが添加されることも多いですが、手作りなら添加物を避けて自分好みの無添加石鹸に仕上げることができますね。

 

人気・おすすめアロマ製油 3選

手作り石けんで人気の高いアロマ製油を3つ、その美肌効果と合わせて紹介します。

 

ゼラニウム

肌トラブルのない肌を目指す方におすすめ

 

精油につかわれるピンクのゼラニウムは、甘いローズの香りがして女性へのプレゼントとして人気です。

 

花言葉:決心・決意 

美肌効果:肌のバランスを整える

 

ゼラニウムの香りの主成分は、ゲラニオール、シトロネロール。

抗菌作用、鎮静効果、女性ホルモンの分泌調整を担う働きがあると期待されています。

 

そのため肌の常在菌コントロールや皮膚バランスを調えるので、乾燥肌からニキビ肌まで広い範囲の方におすすめ。

甘い香りは女性ホルモンの分泌によい影響も与え、更年期障害や生理不順、月経前症候群(PMS)などの悩みをもつ女性の身体をトータルに健康な方向へ導くでしょう。

 

ラベンダー

ニキビの炎症や肌荒れのかゆみを和らげたい方におすすめ

 

優美な青紫色のラベンダーは、万能オイルとして古代ローマから現在まで長い歴史をもつ人気の製油です。

 

花言葉:許し合う愛、静寂、優美

美肌効果:肌の炎症やかゆみを和らげる

 

ラベンダーの香りの主成分は、リナロール、酢酸リナリル。

優れた鎮静効果のはたらきがあると期待されています。

 

そのため肌の炎症やかゆみ、虫刺されや筋肉痛を和らげてくれるでしょう。

リラックス効果による神経伝達物質(セロトニン、ノルアドレナリン、ドーパミン他)の分泌調整や自律神経のコントロールにも適しているため、ストレスによる肌の疲れを感じている方にもおすすめです。

 

スウィートオレンジ

洗顔でリフレッシュし、肌の免疫力を高めたい方におすすめ

 

白い花が咲くオレンジは、ヨーロッパでは幸せを運んでくれるものとして、花嫁へのプレゼントやお守りとして人気。

 

花言葉:純粋、愛らしさ、豊富

美肌効果:肌の免疫力を高める

 

オレンジスイートの香りの主成分は、リモネン。

血行促進、抗菌作用、リフレッシュ効果などがあると期待されています。

 

そのため肌にとっては、血流が増加して抹消の循環の活性化につながり、冷えやむくみの改善に効果があるでしょう。

抗菌作用やリフレッシュ効果もありますので、感染予防としてお子様への手洗い用石けんとしてもおすすめです。

 

人気・おすすめ美肌成分 3選

手作り石鹸で人気の高い美肌成分を3つ、その美肌効果と合わせて紹介します。

 

はちみつ

うるおいある肌を目指したい方におすすめ

 

美肌効果:保湿効果

 

はちみつの効果は、保湿効果や抗菌作用、抗酸化作用と言われていますが、皮膚に対する医学的根拠はまだはっきり解明されていません。

しかし、日本の民間療法として傷の改善や肌荒れケアに、古くから美容や健康に使用されていました。

 

肌にとってはちみつのよいところは、はちみつの特性に水分量が少ないということがあげられます。

そのため空気中の水分を含む吸湿性があり、肌への保湿効果が期待できるでしょう。

 

また、皮膚の弾力やハリをつくる線維芽細胞を活性化する働きをもつポルフェノールが多く含まれるので、食べることで皮膚の老化予防につながります。

 

オリーブオイル

肌の乾燥が気になる方におすすめ

 

美肌効果:保湿効果

 

オリーブ石けんは、手作り石けんの中でも人気のある石けんです。

 

肌の潤いや柔軟性を与えるエモリエント効果が高いと期待されているので、乾燥肌の方におすすめ。

(モリエント効果とは、皮膚の表面を油の膜で覆い水分蒸発を防ぐ働きのこと。)

 

ただ、保湿力が高いものの、脂性肌の方にとっては洗い上がりにベタベタ感があり不快に感じることが多いでしょう。

 

健康な肌を目指す方におすすめ

 

美肌効果:ターンオーバー正常化、むくみ改善

 

塩はタラソテラピー(海洋療法)で代表されているように、健康や美肌を含めトータルに利用できる優れもの。

 

塩の働きは、抗菌作用や電解質の調整、血行促進による老廃物の排出。

これらの働きにより、表皮のターンオーバー(新陳代謝)を正常化し、皮膚のバリア機能を高めることが期待できるでしょう。

浸透圧を利用したむくみの改善にも効果的です。

 

手作り石けんのデメリット

組み合わせが難しい

「食べ合わせ」や「飲み合わせ(薬)」があるように、石けん成分の配合にも組み合わせがあります。

 

なぜ組み合わせが難しいかというと、組み合わせ方によっては2つの問題が発生するから。

 

・効果が無効になる。

・効果が強くなりすぎて、副作用や危険性を伴う。

 

「手作り=品質がよい」とは限らない。

 

石けん素地を作る油脂は、ほとんどが植物油。

キャスターオイル(ひまし油)やパーム油、ココナッツオイル、アボカドオイルなど沢山の種類があります。

それぞれに、泡立ちの良し悪しや石けんの崩れやすさ、酸化速度など特徴があり、特性を知らなければ質の悪い石けんができあがってしまうでしょう。

 

また、多くの方が美肌成分として試している牛乳石けんや卵石けんは製造工程でタンパク質が分解され変質してしまう可能性が高く、できた石けんが必ずしも美肌効果の役割を果たすとはいいきれません。

 

石けんが原因で赤みやシミができることも…。

 

効果が強くなりすぎると、赤みやシミといった副作用として表われる危険性があります。

(カネボウの白斑問題もそうですね!)

 

とくに気をつけたいことは精油です。

有名なのが“ベルガモット”や“レモン”の強い高毒性。

製油がついた状態で紫外線を浴びると炎症を起こすことが知られているので、気をつけましょう。

 

手作り石けん自体は簡単に作れますが、配合成分の組み合わせを間違えると、目的に合った石けんには仕上がりません

そのため、初めての方は知識や経験者のある方と一緒に石けん作りをすると(石けん作り教室やサークリに参加する)安心でしょう。

せっかくそろえた材料のコストや、時間、労力がもったいないですもんね!

 

品質維持が難しい

防腐剤や品質安定剤無添加であれば、早めに使い切りましょう。

 

手作りせっけんの魅力は、余計な添加物をいれないナチュラルソープを作ること。

 

なぜ品質維持が難しいかというと、防腐剤・色素・香料などを配合せず肌に優しい石けんを作ると、結果的に「溶けやすい」「雑菌が繁殖しやすい」石けんになりがちだから。

 

石けんを少しでも長持ちさせるために、無添加の保存料を代用するなどの工夫をしなければなりません。

そのためには、酸化しやすいリノール酸やリノレン酸などの油脂を避け、ビタミンEやクエン酸など天然の酸化防止剤を利用し、遮光などの管理が必要です。

 

手作り石けんは、防腐剤を添加するには濃度や割合など素人判断では難しいので、早く使い切ることのできるサイズを作成する方が安全かも・・・。

 

ミネラル分を含んだ石けんにしようとミネラルウォーターを使用する方がいますが、これはおすすめできません。

金属(ミネラル)が含まれていると酸化しやすく劣化が進むので、ドラッグストアで購入できる精製水を使用し、道具もなるべくステンレスや金属以外のものを選びましょう。

 

 

劇薬を使用する

最悪失明する可能性もあります。

 

石けん作りには、危険性がともないます。

 

なぜ危険かというと、石けんを作る際に使用する苛性ソーダ(油脂を分解する水酸化ナトリウム)は、皮膚を溶かす強アルカリ性の薬品だから。

 

この皮膚を溶かす苛性ソーダは、私たちが購入する際は印鑑と身分証明書となる「毒物及び劇物取締法」で劇物指定されているもの。

 

石けん作りは約30%濃度の苛性ソーダ溶液を使用するとはいえ、未反応の水酸化ナトリウムを残す危険性があります。

ひどい場合だと、「化学やけど」をおこし、しずくが目に入った場合は失明する可能性も…。

 

手作り石けんを作るための準備

・顔に近づけない。

・メガネやゴーグルをする。

・長袖をきる。

・目や皮膚に入った場合は、十分に流水ですすいで医療機関を受診する。

 

本来は設備が整っている場所で行うのがよいのですが、そうでない場合は予防対策とトラブルが起きた時の対処方法を学んでから、取り扱いについて知識や経験のある人と一緒に使用することをおすすめです。

 

市販されている化粧石けんは、薬事法の対象である「化粧品」「医薬部外品」に分類され、厚生労働省の許可を受けています。

しかし、手作り石けんは安全性が確立できていません。

個人で使用するのは問題がありませんが、トラブル予防のため、人に提供することは控えましょう。

 

泡立ちが悪い

手作り石けんで満足度がいちばん低いのは

 

市販の石けんと手作り石けん比較すると、手作り石けんには泡立ちをよくする合成界面活性剤が無添加の場合が多いため、泡立ちもよくありません

 

すぐに手に入る油と言えば、家庭で使用するキャノーラ油やサラダ油だと思いますが、これらは泡立たない上に、柔らかく溶けやすい特徴があるので手作り石けんには不向き。

 

手作り石けんの油脂として使用されることが多いココナッツ油やパーム油、牛脂などは比較的泡立ちやすいですが、配合量が多すぎると刺激(洗浄力)が強くなりすぎることも・・・。

“低刺激”で“泡立ちがよい”石けんを作るには、ある程度の経験が必要になるかもしれません。

 

購入した方が安心な場合も…

美肌効果や安全性を考えると、市販品のほうをおすすめです。

 

「手作り石けんを作ろう!」と考えた理由をアンケート調査すると、「肌にやさしいと思ったから」「グリセリン配合石けんが乾燥肌によいと聞いたから」という意見が多くあげられていました。

 

しかし、販売されているような美容効果のある洗顔石鹸(化粧石けん)を手作りしようと思ったら、コストがかかり、危険性が伴い、知識が必要。

 

私自身、石けん作りに必要な材料や器具を揃えるのに、思って以上にコスト高になりました。

劇薬の使用や製油などの知識が全くなしだったので、手作り石けんセットを購入して利用したものの、肌にやさしい石けんになったのかも判断つかず微妙な感じ…。

 

最近では、肌へのやさしさを考慮した無添加石鹸やグリセリンを残した保湿力の優れた石鹸も数多く販売されているので、購入した方が手軽で安心、しかも「美容効果も得られるのでは・・・」と私は考えます。

 

グリセリン配合のおすすめ人気ランキングはこちら

 

洗顔用途には廃油石けんがNG

廃油石けんは肌には刺激物です。

 

廃油石鹸を洗顔に使えない“NG”の理由は大きく2つ。

 

・リサイクル材料で作られているものの、石けんを洗い流した排水は市販石けんと差がない。

・肌には刺激物。

 

環境については、市販石けんと手作り石けんの水質汚染の差はないと自治体の報告にあります。

つまり、廃油石けんは環境によいわけではありません

 

さらにヨーグルトやハチミツ、ミカンなどの有機物を石けんに混ぜることは、直接水に流して捨てていることになりますので、環境に配慮している方は見直したほうがよいです。

 

廃油はすでに酸化し変性している成分、肌への刺激物なので。皮膚に直接使用するのはおすすめできません。

肌質によっては、かゆみや炎症の原因になるかこともあるでしょう。

 

このように、家庭から出るてんぷら油などの廃油を使って環境面や肌へのやさしさを詠って注目されている廃油石けんですが、問題視する自治体が増えているのが現状です。

 

 

手作りアロマソープの作り方

苛性ソーダーは劇薬なので扱いに注意

 

大き目の容器を用意して、精製水(100g)と苛性ソーダ(90g)を入れて混ぜ合わせます。

苛性ソーダは劇薬なので扱いに注意して、手や服に触れないように注意してください。

 

オイルを3回に分けて少しずつ入れ混ぜます。

 

オリーブオイル、またはココナッツオイル(500g)を3回分に分け、①の中に少しずつ1回分量を入れて15分程度混ぜ合わせ、再び分けたオイルを追加して再び混ぜます。

アロマ精油はこのときに一緒に混ぜ合わせますが、最初は2~3滴からはじめ、肌の調子を見て次回石鹸を作るときに量を調整して自分にベストな配合しましょう。

そして、全てのオイルを入れてとろみが出てきたら次の段階に進みます。

(混ぜ合わせたときは温度が上がり、混ぜると下がってくるので38~40度を目安に湯煎してください。)

 

1日置くと固まっているので型から抜いて完成

 

クッキー型や石鹸用型などに②を入れて、室温のままほこりのかぶらないようにして放置します。
1日置くと固まっているので、型から抜いて完成です。

※上記の分量は使用する材料により異なります。

 

文章にすると簡単ですが、原材料を混ぜ合わせるのにかなりの労力と時間が必要でしょう。

 

また、仕上がった石鹸は自分で作ったので愛着は湧くものの、最初から美肌効果を実感する方は少ないことも…。

ですので、自分で作ることにこだわらないのなら、無添加石鹸など通販コスメで販売されているもので十分かもしれません。

 

もし、自分で作ることにこだわりたいのなら、手作り石鹸のカルチャースクールなどもあるので、そちらに通うのがおすすめ。

私も一度体験参加させてもらいましたが、石鹸の作り方だけではなくアロマの特徴や虫除けスプレーの簡単な作り方など、それ以外についても色々教えてもらえて楽しかったです。

 

可愛い手作り石鹸を見ると「自分もトライしたい!」と思いましたが、劇薬の取り扱いをはじめ思っていたよりも大変だった手作り石けん。

趣味で石鹸作りをするなら楽しいですが、購入したほうが美肌効果も高く時間の有効活用ができるかもしれません。

 

無添加石鹸のおすすめ人気ランキングはこちら

この記事を書いた人

スキンケアアドバイザー 松本美香

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