無添加石鹸は肌にやさしい!でも美肌効果はない!って本当?

 

一般的に考えられている“無添加石鹸”は、肌への刺激をできるかぎり抑えて優しく洗顔をするのに役立つせっけん。

 

「本当に肌にやさしいの?」「肌トラブルの改善や美肌効果は弱いでしょ?」

 

そんなこと考えたことはありませんか?

ここでは、無添加石鹸だからこそできるアプローチで肌トラブルの根本的な対策に取り組めるのかを検証しています。

 

無添加石鹸だからこその美肌ケア

年齢別ターンオーバー周期

 

無添加洗顔料でも、肌に合って洗顔本来の目的「肌の汚れを落とす」ことができれば、肌トラブルの解消に繋げることができます。

 

というのも、無添加石鹸は余分な成分が入っていないので、より低刺激な洗顔に取り組めて肌本来の力を活用した根本的な美肌ケアの効果が期待できるから。

 

 

もちろん数回洗顔したからといって、劇的に肌が変化することはなく、最低でもターンオーバーが1~2回行われる2か月~3か月程度で効果を見極めるのがおすすめ。

とくに、肌トラブルでターンオーバーが乱れている場合は、28日とも言われる周期より長い可能性もあるため、腰を据えてじっくり取り組んでいくのがよいでしょう。

 

ただし、一般的な洗顔フォームと違って防腐剤や保存料、合成界面活性剤が使われておらず安全性が高いものの、植物性油や天然素材を原料に作られた無添加石鹸でもアレルギー反応があれば使えません。

 

あらためて無添加石鹸の安全性と正しい美肌効果の作用を知って、自分の肌と相性のよい洗顔石鹸選びのポイントを以下で紹介していきます。

 

 

無添加石鹸の効果~透明感ある美白肌へ

シミやくすみといった美白ケアは、美白化粧品や服用薬を使用して、メラニンの生成を抑えたり、メラニン色素を分解してシミそのものを薄くしていきます。

 

しかし、洗顔石鹸の場合は「医薬品(医薬部外品)のような直接シミやそばかすを消すことは難しい。」というのが本当のところ。

とはいえ、無添加石鹸でシミ・そばかすケアが全くできないわけではありません。

 

ターンオーバーによるシミ排出(シミが消えるイメージ図)

 

本来、紫外線による刺激を守るために生成されているメラニン色素は、ターンオーバーによって排出されるべきもの。

ですが、メラニン色素の過剰生成や代謝サイクルの乱れにより、肌表面に蓄積されてシミとなってしまうのです。

 

また、どんよりした印象を与えてしまう肌のくすみも、メラニンによる原因に加え、古い角質の蓄積や乾燥による肌のごわつきでくすんで見えてしまうことが原因のひとつ。

 

いずれの場合も、無添加石鹸での洗顔でターンオーバーを正常化させればシミや古い角質を排出し、肌バランスの整った肌に仕上げれば乾燥悪化を防ぐことも可能です。

 

ニキビ跡による色素沈着や血行不良といった原因もありますが、まずは洗顔で取り組める根本的な美肌効果として、無添加石鹸のアプローチは役立ってくれるでしょう。

 

洗顔石鹸によるシミ・そばかすケアの場合は、ターンオーバーが2~3回行われてはじめて「効果を実感することができた」という意見が大多数です。

 

 

無添加石鹸の効果~たるみ改善ハリ肌へ

一気に見た目年齢をアップさせてしまう老け顔、たるみ。

重力の影響を受けて下に垂れ下がる…という話もありますが、表情筋の衰えなど“長く生きた証=老化”というイメージが強いせいかもしれません。

 

シワ・たるみのない肌とシワ・たるみのある肌の比較

 

実は、老化によるたるみの原因は筋肉の衰えだけでなく、肌のハリや弾力にかかせないコラーゲンやエラスチンといった生成機能も衰えているため。

 

肌表面にあたる角質層から基底層部分のさらに奥、真皮部分で繊維芽細胞がコラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸は生成されています。

それらが老化や紫外線といったダメージで変性すると、肌本来の弾力が失われて“たるみ”になるのです。

 

そこで、スキンケアで潤い成分を効率よく肌内部に浸透させるために、水分と油分のバランスを崩さない洗浄力をもつ無添加石鹸でお手入れをするとよいでしょう。

 

 

無添加石鹸の効果~黒ずみなし毛穴レス

無添加石鹸で毛穴ケアをすることができれば、ニキビ予防にもつながります。

 

白ニキビや赤ニキビ、さらには黒ニキビなど症状の違いでどんどん悪目立ちするのがニキビの嫌な部分。

「今すぐ悪目立ちするニキビを何とかしたい!」と思って強引に潰してしまえば、クレーターや色素沈着といったニキビ跡として残る恐れもあるため、とくに根本的な肌ケアが必要と言えるでしょう。

 

ニキビができる原因は毛穴の詰まりによるアクネ菌の発生&増殖ですが、意外に毛穴が詰まる理由は奥が深いです。

 

にきびの原因 アクネ菌のエサに、これが「角栓」

 

例えば思春期ニキビで言えば、成長ホルモンの活発な分泌で皮脂分泌量も増え、毛穴詰まりを起こしやすい状態。

 

ですが、大人ニキビでいうと、肌の乾燥による皮膚硬化や、水分不足から身を守るために過剰に分泌されて毛穴の詰まりにつながっている可能性があります。

その場合、皮脂を取り除くだけでなく、保湿ケアで肌に潤いを与えることがニキビ改善やニキビ予防につながるでしょう。

 

無添加石鹸の適度な洗浄力は、不必要な皮脂汚れのみを落とし、思春期ニキビや大人ニキビといった種類を問わず、毛穴詰まり改善のアプローチになります。

 

ただし、酷い炎症中のニキビ肌なら、いくら低刺激な成分で作られた無添加石鹸といえども、洗顔自体が肌に刺激となる恐れもあるため、洗顔料を使わずにぬるま湯洗顔で最低限の汚れを落とすのもよいアイデアのひとつ。

 

とは言え、お湯だけの洗顔方法ではタンパク質成分の皮脂汚れをしっかり落とし切れないので、炎症が落ち着いたら洗顔料を使った洗顔をおすすめします。

 

ニキビ改善・ニキビ予防には、洗顔でのお手入れが不可欠。

ニキビによる肌荒れや炎症がある場合は、抗炎症作用(有効成分)を備えたニキビ用洗顔料をおすすめします。

 

 

無添加石鹸の効果~エイジングで若々しく

年齢による衰えは誰もが避けては通れない話ですが、少しでも若々しい肌を保つため、アンチエイジング対策に取り組む女性も多いはず。

アンチエイジングと言えば、衰えたマイナス面を補うため、美容成分でお手入れをしてプラスしていくケアが一般的。

 

与えていくケアとなれば、汚れを落とす洗顔料でのアプローチは弱い印象ですが、洗顔でもしっかりとアンチエイジングのお手入れに取り組めます。

それは、肌の汚れを落としで古い角質や老廃物も一緒に洗い流すため、ターンオーバーのサポートに役立つという部分。

 

さらに、無添加石鹸で言えば、弱アルカリ性石鹸による肌活性化も見逃せないポイント。

石鹸素地で作られた化粧石けん類は弱アルカリ性となっており、弱酸性の肌も洗顔により一時的にアルカリ性に傾きます。

ただし時間が経てば自然と肌は弱酸性に戻り、この中和能が健やかな肌を育てるのに有効なのです。

 

アルカリ石鹸による肌の活性化

 

今では、ンチエイジングに役立つ美容成分が配合された洗顔石鹸も多いですが、残念ながら最後に洗い流す洗顔では、過度な美容成分のアプローチは期待できません。

 

まずは無添加石鹸で肌汚れを取り除きターンオーバーを整えることで肌本来の強さや健やかさを高めていき、化粧品で美容成分のお手入れをしていくのが、エイジング効果につながるでしょう。

 

 

無添加石鹸のメリット

無添加石鹸で洗顔をするときに働きかけるアプローチでは、洗顔料としての役割はもちろん、無添加石鹸だからこその作用があります。

 

天然成分でも高い洗浄力

洗顔しなかった肌とキチンと洗顔したお肌の比較

 

洗顔での役割は、「肌表面の汚れを落として、肌トラブルを予防して、次のスキンケアステップをサポートすること」

肌の汚れや古い角質が残っていれば、化粧水・美容液・乳液などの美肌成分を角質層まで浸透させることはできません

 

「メイクをしなかった日」「外出せず一日部屋で過ごした日」「寝て起きただけの朝」であっても、ホコリやチリといった汚れはもちろん、分泌された皮脂も空気に触れ酸化を起こし汚れとなって付着します。

 

また、肌表面に付いた汚れを放置していては、毛穴詰まりによる肌トラブルの原因や老廃物を排出する代謝の妨げとなる恐れもあるため、しっかりと洗顔で清潔な肌を維持していくのが大切になるでしょう。

 

アルカリ石鹸の働き

 

そこで気になるのが無添加石鹸の洗浄力です。

 

「無添加石鹸って洗浄力が弱いでしょ?」という話も耳にしますが、決してそのようなことはありません。

 

無添加石鹸の場合、油脂である脂肪酸と水酸化ナトリウム、または水酸化カリウムを混ぜて化学反応させた石けん素地が洗浄成分になります。

石けん素地はアルカリ性の性質なので、肌表面の弱酸性(汚れは余分な皮脂)と中和させて汚れを落としていくので洗い残しの心配はありません

 

また、石けん素地も界面活性剤のひとつですが、科学由来成分や石油由来成分の合成界面活性剤とは違い、肌に残留することがないので肌への負担も軽減できます。

 

上記は「合成界面活性剤無添加」の内容です。

無添加石鹸の中には、合成界面活性剤配合の商品もありますが、その場合でも洗浄力が弱いということはないでしょう。

 

肌バランス(水分・油分)を整える

不調な肌と正常な肌

 

石ケン素地と合成界面活性剤を比較すると、洗浄効果の持続力がない石ケン素地は、肌表面の水分と油分のコンディションを整えるのに役立ってくれます。

 

洗顔料で肌の汚れを落とすのは、肌トラブルを防ぐだけでなく、後から使う化粧水や乳液、クリームといったスキンケア用品に含まれた美容成分や配合成分の浸透力を高めるのにも必要。

 

いくら優れたスキンケア成分とは言え、肌表面がごわつき、浸透力が低ければ、角質層まで届かず本来の効果を発揮できない恐れがあります。

 

ですが、肌のごわつきを解消するために必要以上に皮脂を落としてしまえば、肌は刺激を受けやすくなったり水分蒸発がしやすくなったり、場合により刺激を守るため皮脂過多になる可能性も…。

洗浄力が強すぎる洗顔料で、水分と油分のコンディションを乱してしまっては同じように、スキンケアの効果を弱めてしまいます。

 

適度な洗浄力で不要な皮脂汚れだけを落とし、水分と油分のコンディションを整えていけるのはある意味、洗浄力が弱い無添加石鹸だからこその魅力。

とくに肌荒れや乾燥といった肌状態の方なら、肌バランスを整える役割に無添加石鹸は適していると言えるでしょう。

 

肌のバリア改善で強い肌へ

皮膚バリア機能低下による肌への影響

 

バリア機能が正しく働かなければ、水分が蒸発しやすく乾燥肌や皮膚硬化になったり、逆に皮脂過多から毛穴詰まりを起こすなど肌ドラブルの原因になります…。

 

さらに、紫外線やホコリといった外からの刺激も受けやすい状態では、古い角質の蓄積や育ちきっていない肌細胞の代謝など、ターンオーバーの乱れに繋がってしまうでしょう。

これではいくら洗顔で汚れを落としたりスキンケアで肌ケアをしても、トラブルを起こしやすい肌状態です。

 

健康的で誰もが欲する素肌美とは、たっぷりの水分と適度な油分で外からの刺激や水分蒸発を防ぐ“バリア機能”と、古い角質を排出して健康的な肌細胞に代謝する“ターンオーバー”の機能が正常に働く肌

これらを健やかに保つために、肌の水分と油分のコンディションを整えるのはとても有効です。

 

一見、水分と油分の肌バランスはバリア機能だけの話にも感じますが、肌代謝のターンオーバーにも密接な関係があります。

 

裏を返せば、バリア機能を整えれば外からの刺激に負けず、正しいサイクルで不要物を排出すれば健康的な肌細胞に生まれ変わっていくため、水分と油分の肌バランスを整えることはバリア機能やターンオーバーの正常化に役立つと言えるでしょう。

 

化粧ノリをよくする

洗顔で肌の汚れを落とし水分と油分のバランスを整えることは、肌荒れ予防だけでなく化粧ノリを良くするのにも役立ちます。

 

無添加石鹸を紹介するサイトでは、肌への負担を考えてスッピンをおすすめしている所もありますが、仕事柄、どうしてもメイクをしなければいけない方のほうが多いのではないでしょうか。

 

・肌がザラザラする

・ファンデーションが粉を吹く

・メイクがヨレたり、崩れやすい

・厚ぼったい仕上がりになってしまう

 

きめが整った肌ときめが洗い肌の比較

 

このように化粧ノリが悪いのは肌表面が均一に整っていないからで、丁寧な洗顔で肌のコンディションを整えれば、肌のキメは整って化粧ノリがよくなるだけでなく、光の跳ね返りがよくなるので透明感のある肌が生まれるでしょう。

 

無添加石鹸なら肌のキメ作りに欠かせない、潤いや代謝を意識した洗顔ケアができるので、カバー力でごまかすだけではないお手入れとなってくれます。

 

ただし、クレンジング機能のない無添加石鹸はメイク成分(油分)を落とす洗浄効果は弱いので、きちんとメイク落とし(クレンジング)をしてからの洗顔を心がけましょう。

 

 

天然保湿成分でしっとり

「何で」しっとり仕上がっているかが大切です。

 

よく、「無添加石鹸で洗顔をすると肌がつっぱる」という意見を耳にします。

これは、余分な成分を含まない石鹸になればなるほど洗浄力が強いからで、もしかしたら肌に本来必要な水分や油分を取りすぎているのかも…。

 

そんなときは天然の保湿成分(グリセリン)が配合されている無添加石鹸を選ぶと洗顔後の感触がだいぶ変わってくるかもしれません。

 

ですが、全部の無添加石鹸にグリセリンが含まれているわけではなく、石けんにグリセリンがどれだけ残っているかは、その製法や成型方法でだいぶ変わってしまいます。

 

・釜だき製法

・コールドプロセス製法

・枠練り製法

 

上記のように手間暇かけた製法で作られたものには、比較的グリセリンが残りやすいです。

天然の美容成分が失われにくい製法を用いているのも無添加石鹸の魅力かもしれませんね。

(どのような製法で作られているかは、商品のパッケージや公式サイトに記載されていることが多いのでチェックしてみましょう。)

 

最後に、「無添加石鹸よりも“しっとりタイプ(洗い上がり)”の洗顔料を選んだほうがよいのでは?」という疑問にお答えします。

 

洗顔フォームに多い「しっとりタイプ(洗い上がり)」というのは、保湿成分によるものだと思われがちですが、実は油分によってしっとり感を出している可能性が高いのです。

これでは洗顔した後も油分が残って肌に膜を張ったような状態となり、スキンケアが肌に浸透しづらくなってしまうでしょう。

 

リスクを考えると天然の保湿成分を配合した無添加石鹸なら肌にも安心ですし、スキンケアの妨げにもなりません。

 

上記は一般的な話で、グリセリンや美肌成分が石けん成分に残るかは、各メーカーの製造法や配合成分に左右されます。

 

 

そもそも、無添加石鹸ってどんな石鹸?

本物の無添加石鹸とは「純石鹸」のみ

完全無添加石鹸は純石鹸のみ、じゃあそれ以外の無添加石鹸の正体とは?

 

昨今は、少しでも肌にいいものをと手作りする人も少なくないほどの“石けんブーム”。

ドラッグストアやスーパーでも「無添加」をうたう商品を数多く目にします。

 

「無添加」というとそれだけでなんとなく肌ダメージを抑えることができるいい石けんのような気もしますが、果たしてそうでしょうか?

 

そもそも無添加の定義は曖昧なもの。

本来、合成界面活性剤をはじめ、余計な添加物を一切入れていないものが無添加石鹸のはず。

いわゆる、石鹸素地と脂肪酸ナトリウムあるいは脂肪酸カリウムのみでできている純石鹸=無添加石鹸というのが正しい解釈と言えます。

 

でも、本当に純石鹸以外の石けんには、何等かの添加物が入っていることがほとんど。

(故意でなく、石鹸の製造工程においてちょっとした添加物が残ってしまうキャリーオーバーも含めます。)

 

いっぽう、「無添加です」とうたっておきながら、実際には旧指定成分が入っていないだけで、実は肌ダメージを及ぼす合成成分(着色料・香料・品質安定剤・石油系界面活性剤)を使用している悪質な商品も多いです。

 

今のところ、無添加をうたう公の基準はなく、各々の企業姿勢に任せている範囲が大きいため、「無添加だから」とすべて安心してしまうのは、ちょっと危険かもしれません

 

無添加石鹸と合成界面活性剤の関係

界面活性剤とは?

 

上記で、無添加石鹸とは「合成界面活性剤をはじめ、余計な添加物を一切入れていないもの」と紹介しました。

この、合成界面活性剤をちょっとご説明しておきましょう。

 

まず界面活性剤には「合成界面活性剤」と「天然界面活性剤」の2種類あります。

そもそも界面活性剤とは、水と油のように本来混ざり合わないものを馴染ませる機能のことなので、それじたい悪いものではありません

ですが、界面活性剤がどのように作られているかが問題になるのです。

 

厳密にいうと、石鹸素地と脂肪酸ナトリウムあるいは脂肪酸カリウムでできている石鹸も界面活性剤ですが、化学反応などを用いてあらためて製造したわけではありませんので、これは天然物系となります。

その他のものはすべて合成界面活性剤であると覚えておくとよいでしょう。

 

交じり合わないものを混ぜ合わせ、放っておけば酸化してしまうものを化学的に防いでいるのですから、市販されている化粧品や石鹸は、大量かつ安価に販売するため簡単に化合できる合成界面活性剤を用いている場合がほとんど

 

とくに洗浄系の合成界面活性剤は洗浄力が強く、使い続けていると肌に本来必要な皮脂や水分を取りすぎてしまい、肌は乾燥して気が付いたら肌バリア機能は劣化していた…なんていうことも。

もしかしたらあなたの使っているその洗顔フォーム、洗浄力の強い合成界面活性剤が使われていませんか?

 

合成界面活性剤全てが悪いわけではありませんが、やはりデリケートな部位に使う洗顔用石けんには、刺激性の弱い、卵(レシチン)などの植物成分から作られた合成界面活性剤をおすすめします。

 

純石鹸以外で「合成界面活性剤不使用」となっている場合は、「石油系界面活性剤が不使用」もしくは「植物由来界面活性剤を使用」と考えると良いでしょう。

 

 

こんな人には無添加石鹸がおすすめ

当サイトでは純石鹸よりも無添加石鹸(化粧せっけん)をおすすめしています。

 

純石鹸=無添加石鹸は、余計な成分が一切排除されているため肌には優しいですが、ある意味洗浄力が高いとも言えます。

ですから、当サイトでは基本的には純石鹸よりも肌悩みに合わせた無添加石鹸(化粧石けん)をおすすめしています。

(化粧石けんには、洗浄剤となる石けん素地の力をマイルドにすることを目的とした成分が配合されていることがあります。)

 

とくに無添加石鹸がおすすめしたいのは、皮膚バリアが低下して肌が敏感になっている方

なぜなら、無添加石鹸は基本的には肌ダメージを及ぼすといわれている成分を配合していないから。

(何が無添加なのかはきちんと確認しておく必要があります。)

 

では、以下に肌悩み別にとくにおすすめしたい無添加石鹸を紹介していきます。

 

炎症ニキビや肌荒れに悩んでいる人

まずは肌の保湿を考えた無添加石鹸選びをしましょう。

 

炎症ニキビや肌荒れを改善するには、まず正しい洗顔方法を身に着けることが一番だと考えます。

これらに共通する最大の要因は「皮脂量」だと思いますが、肌のベタつきが気になるからといって、(本来は)肌に合わない合成界面活性剤が多分に配合された洗顔料で何度も洗顔を繰り返していると、皮膚バリア機能が破壊されて乾燥肌へどんどん傾いてしまうでしょう。

 

すると、これ以上乾燥させまいと肌ががんばってしまい、皮脂分泌が増えて、結果皮脂詰まりを起こしてニキビや肌荒れにつながる悪循環…になるわけです。

 

ですから、まずは余計なものが入っていない無添加石鹸を使い続けることで、本来肌が持っている保湿機能を復活させてあげるのが理想的

保湿力の高いアボカドオイルやオリーブオイルなど、天然由来の保湿成分が配合されている商品がおすすめです。

 

さらに、洗い過ぎにも注意!

とくに炎症を伴う肌トラブルを抱えている人に対しては、筆者は朝晩と洗顔石鹸を使わなくてもいいと感じています。

 

日中の汚れを落とす夜に無添加石鹸を用い、朝はぬるま湯の洗顔で睡眠中のホコリは取るに留めましょう。

洗顔しずぎて肌に必要な水分や油分を取りすぎるのは、ニキビや肌荒れにとっては逆効果になるからです。

 

アトピーに悩んでいる人

グリセリン豊富な、コールドプロセス製法の無添加石鹸がおすすめ

 

アトピーや敏感肌はとってもデリケートなので、なるべく肌への刺激を少なくしたいもの。

ですが、お湯だけではステロイドやワセリンなどの薬をすっきり落とせず、そのまま放置すれば逆に悪化させてしまう可能性がありますから、やはり刺激の少ない無添加石鹸を使用するのがよいでしょう。

 

無添加石鹸の中でも、ホットプロセス製法の石鹸よりも天然グリセリンの残る可能性が高く、また洗浄力もマイルドに仕上がる可能性が高いコールドプロセス製法で作られた商品がおすすめです。

 

また、肌が敏感になる原因のひとつに肌内部の水分不足が考えられるため、保湿力の高い天然由来成分が配合されているものを選ぶとよいですね。

 

洗顔するときは、たっぷり泡立てるのがポイント。

直接肌に手が触れるのは極力避けて、泡で肌の表面を滑らせるようにして優しく洗顔し、洗顔後は泡が残らないように丁寧にすすぐこと。

洗顔後はすぐに保湿して、皮膚科医から指定された薬がある場合は速やかに肌に優しく塗ってくださいね。

 

シンプルな方法で肌トラブルの対策や予防に取り組んでいくなら、無添加石鹸での美肌効果も役に立ってくれそうですね?

保守的なイメージだった無添加石鹸でしたが、洗顔での役割や肌へのアプローチ方法を知るとプラスαの美肌ケアにも効果は期待できることがわかりました!

 

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