「ロクシタン(L’OCCITANE)」は毎日使うフェイスケアやボディケア、入浴アイテムとしてはもちろん、貰って嬉しいギフトとしても人気のシリーズ。 優れた保湿力のシアバター配合入りのハンドクリームや石鹸、ハーブを使ったボタニカルなシャンプーなど、オーガニックでリッチなシリーズが揃った海外ブランド製品となっています。 それでは、ロクシタンで販売されている商品は、どれも無添加石鹸なのでしょうか? ロクシタンブランドの歴史から商品特徴、添加物の有無、さらには愛用者の口コミも調査しました。
ロクシタンとはどのような店なのか
ロクシタンとはフランス生まれの自然派コスメティックブランドで、南フランス・プロヴァンス地方のライフスタイルを意識しているのが特徴的。 化粧水や乳液をはじめとした基礎化粧品やハンドクリーム、ボディクリーム、シャンプー、フレグランス、コスメなど豊富な種類が展開されています。 ボディショップやラッシュ製品と同じく印象的な香りに、おしゃれなパッケージでプレゼントでも人気のアイテムですが、ロクシタンはエッセンシャルオイルを作ったのがはじまりのブランド。 今でも摘みたてのハーブを活用したプロヴァンスアロマの商品に加え、昔ながらの石鹸や原材料に重きをおいた商品を発売していますが、何と言ってもやはりロクシタンと言えば「シアバター」を使った製品が有名でしょう。 西アフリカにあるブルキナファソの“シアの木の実”が原料のシアバターは別名「ウィメンズゴールド(女性たちの宝)」とも呼ばれている存在です。 保湿力の高い植物性の樹脂は万能薬としても使われており、皮脂と似た成分の脂肪酸が配合されているため、ハンドケアやボディケア向けのクリームや石鹸などシア製品がロクシタンの看板商品とも言えます。 ロクシタンは全世界1200店舗あり、日本ではロクシタンジャポンとしてカフェを含め100店舗以上展開。 ロクシタンの世界売上の中で日本は2割程を占めており、全世界でトップの売上国となっています。
本当に無添加なの?
自然派コスメや自然派化粧品というフレーズがぴったりなロクシタンですが、あの印象的な香りや色、そして色々なアプローチを働きかける美容効果を考えると、自然派石けんとは言えず”添加物が配合された石鹸”と感じる方も多いのではないでしょうか? そこで、気になるロクシタンの特徴から、オーガニック認定製品や添加物配合について調べてみました。
オーガニック認証
ロクシタンの一部製品及びロクシタンが展開するブランド「メルヴィータ」は、エコサート・コスメティックビオのオーガニック認証を受けています。 エコサートは1991年に設立されたフランスのオーガニック認証機関で、認証されていれば95%以上が天然由来成分。 さらに全体の10%以上がオーガニック認定原料であり、かつ植物成分の95%以上が有機栽培のオーガニック認定原料を使っている…など厳しい審査基準をクリアした証と言えます。 エコサートは、化粧品だけでなく農産物や有機栽培製品などの種類も認証しており、世界最大のオーガニック認証機関で、スキンケア用品としてはCOSMECO(エコロジーラベル)とCOSMEBIO(エコロジカル&オーガニックラベル)の2種類の基準があります。 ただし95%以上が天然由来成分との指定がある通り、残りの5%は界面活性剤や乳化剤の使用も可能で、安息香酸やプロピオン酸、サリチル酸、ソルビン酸、ベンジル酸など一部が保存料として認められています。 また、パラベンやフェノキシエタノールといった合成保存料は使用不可とされていますが、加工原料として0.5%までならパラベンの使用も問題ない基準となっています。
無添加とオーガニックの違い
はじめに無添加石鹸や無添加化粧品は、石油由来成分や化学合成物質、合成界面活性剤など、肌に負担をかける恐れがある添加物が含まれていないアイテムを指します。 一方、オーガニック製品は化学肥料や農薬を使わない有機農法を意味するため、オーガニック石鹸やオーガニックコスメなどは、この有機農法で作られた植物を原料として作られたもの。 オーガニックも肌への刺激となる化学化合物質が含まれていないので、無添加化粧品もオーガニック化粧品も天然由来の“肌に優しい”タイプと感じる方が多いですが、実は大きく違います。 無添加=オーガニックとは限らないため 「農薬を使った肥料で育てられた植物を原料にした、無添加化粧品」 「オーガニック農法で作られた植物を原料に、保存料や防腐剤の添加物を加えたオーガニックコスメ」 という商品もあり、無添加やオーガニックの基準もメーカーや製品によって違ってくるのです。 オーガニックは認証機関があるものの、機関によって基準内であれば添加物の使用を認めていることもあり、成分抽出に使われたキャリーオーバー成分では配合成分の基準すらない場合もあります。 刺激成分だけで考えれば、無添加でかつオーガニックタイプの製品を選ぶのがベストですが、衛生面の管理や品質維持、泡立ちや洗い上がり、臭いといった使い勝手の悪さも受け入れなければいけません。 もちろん、植物アレルギーや食品アレルギー反応がある方なら、自然由来の天然成分自体が肌に大きなダメージとなっていまいます。 そのため一部、エコサートのオーガニック認証を受けたロクシタン製品であっても、すべて無添加アイテムとはいえないので注意が必要です。
ロクシタン製品の良い口コミ
ロクシタンの洗顔石鹸や入浴剤、シャンプーなど商品を愛用している人の中から、良い口コミや高評価をしている評判をピックアップしました。
ロクシタンでは成分やスキンケア効果だけでなく、香りやパッケージの可愛らしさなども高評価の理由に上げている方が多く、積極的にストック買いをしてインテリアの“見せる保管”をする人や、贈り物で選ぶ人もいました。
ロクシタン製品の悪い口コミ
ロクシタン石鹸やパック、ボディケア用品を使い、低評価と判断した方の“気になる悪い口コミ”も集めました。
ロクシタンの良い口コミで書かれていた香りを低評価の理由にしている方や、値段の高さをデメリットに感じる方も少なくないようです。 ちなみに、ロクシタンのシアバターは不純物を取り除き、より原料による刺激を抑えるため精製されていますが、その精製するための薬品が肌に合わない人もいます。 未精製だからこそ肌トラブルになる方と、精製シアバターが肌負担に繋がる見極めは個人差となっています。
ロクシタンで人気の洗顔料を紹介
ロクシタンの洗顔石鹸ラインナップから人気の洗顔料をご紹介します。
スキンケア商品の中でも、なめらかなマシュマロ肌作りにアプローチする顔用石鹸として販売されている「シアリッチモイスチャーソープ」は、保湿作用のあるシアバターとスキンコンディショニング成分のローズマリーエキスが配合。 さらに、シアリッチモイスチャーソープは、合成着色料や防腐剤を使っていない無添加タイプの洗顔料となっています。 乾燥肌や敏感肌の方が必要以上に皮脂を洗い流さないよう、肌バリア機能を引き出していく洗浄効果が特徴的な、弱アルカリ性の固形石鹸です。
MAQUIA(マキア)の 2015年上半期 ベストコスメ洗顔・クレンジング部門で1位を獲得した「イモーテル インテンスクレンジングフォーム」は、濃密な泡で出てくるタイプの洗顔料です。 手を使った泡立てでは再現できないミクロな泡で、毛穴の奥に詰まった汚れまできちんと洗い流してくれます。 乾燥させても花の色や形を残すイモーテル(永久花)エキスが配合されているので、皮膚を保護するスキンコンディショニング効果も期待できるクレンジングフォームですが、メイク落としではなく洗顔料です。 また、オレイン酸グリセリルやセテアレス-20といった合成界面活性剤、安息香酸Naの防腐剤などが含まれているため無添加タイプの洗顔料ではありません。
爽快感のあるスクラブ洗顔料の「イノセントピオニー ジェリースクラブ」は、2016年春に数量限定で発売されたピオニー製品シリーズのひとつ。 ジェルからオイル、そしてミルクへとテクスチャーが変化するスクラブは、週に2~3回の特別なプラスケアとして、古い角質や角栓を除去するアプローチに取り組めます。 ベタつきが気になる脂性肌の方はもちろん、ゴワカサ肌な肌質の方でも役立つアイテムと言えるでしょう。 オイルが配合されたスクラブ洗顔料のため、よりマイルドなピーリングケアに取り組めますが、保存料や防腐剤、合成界面活性剤の使用有無や全成分は公式サイトでも確認できませんでした。
オーガニック製品でも無添加とは限らない
ロクシタン製品を調べてみると、中には化学肥料を使っていない植物を原料にしたオーガニック認定製品や無添加タイプの石鹸もありますが、すべての商品がそうとは言い切れません。 “肌に優しい自然由来製品”というイメージが強いですが、アレルギー反応や成分で化粧かぶれの経験をもつ方なら特に、商品ごとで刺激成分の有無を見極めていく必要があります。 エッセンシャルオイルのアロマ効果や天然保湿成分のシアバターなど、心と肌表面に働きかけるロクシタンの魅力は、自分にとっての使い心地や効果を基準に選んでいくのが良いでしょう。
【肌トラブル、ひとりで悩まないでください!】
コメントには、自由なご意見をお待ちしております。
もし肌トラブルに悩んでいる方で、「より詳細な話を聞いてみたい。」というのであれば、ぜひお聞かせください。
以下はスキンケアアドバイザーとして、意見を求められたときにお聞きしていることです。
もちろん全てに回答していただく必要はありませんが、現状を知ることでより的確なアドバイスができるかもしれません。
質問事項
①悩んでいる肌トラブルは何ですか?
②目標(いつまでに、どうなりたい)
③いつから悩んでいるか?そのきっかけはあるか?
④ポイントメイク落とし
使用している商品、お手入れの強さ、コットンの使用有無など
⑤クレンジング方法
使用している商品、お手入れの強さや時間、洗う順序
⑥洗顔方法
使用している商品、お手入れの強さや時間、洗う順序
⑦化粧水
使用している商品、量、お手入れ方法(コットンやハンドプレス)
⑧美容液・乳液・クリーム
使用している商品、量
⑨日焼け止め
使用している商品、SPF、PA、量
⑩朝と夜のスキンケア
朝と夜のスキンケアで異なる点があれば
⑪ライフスタイル
・睡眠
・ストレス有無
・生活環境(冷房の有無・窓際での活動など)
・水分補給
・便通
・嗜好品(お酒や喫煙など)
・外での活動時間
・病歴
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