肌に優しいことをアピールした「○○不使用」「△△フリー」といった無添加石鹸が増えていますが、厚労省が認定している美容成分と違って『無添加』には定義はありません。
無添加の意味や各メーカーの考え方を知るのが、本当に肌に優しい無添加洗顔石鹸選びには大切です!
目次
無添加石鹸の選び方
色々な種類がある無添加石鹸の中から、低刺激なだけでなく一歩進んだ美肌へのお手入れにも役立つ洗顔石けんの選び方を紹介します。
弱アルカリ性石鹸を選ぼう
まず、一般的に石けん素地は弱アルカリ性、合成界面活性剤は弱酸性の原料が使われているので、洗浄成分は弱アルカリ性のタイプがおすすめ。
最近は「肌にやさしい弱酸性」というフレーズもありますが、肌自体が弱酸性なのでアルカリ性石鹸と中和させることで、不要な汚れだけを落とすことができるのです。
もちろん、時間が経ち化粧水や乳液といった基礎化粧品でお手入れをすれば、中和された肌は弱酸性へと戻るので、洗顔後に保湿ケアでお手入れをすれば必要以上に肌が乾燥に傾く心配もありません。
天然素材の原料油脂を選ぼう
無添加タイプの石鹸選びでは固形石けんに含まれる原料油脂にも注目しパーム油やヤシ油といった天然素材の植物油が使われているものに注目していきましょう。
植物油以外の原料油脂では石油由来の鉱物油などがあり、肌に浸透することはないものの、植物油に比べると美肌成分への期待も薄いのが現状です。
おすすめの原料油脂
アボカド油・ワサビノキ種子油・パーム油・ヒマワリ種子油・オリーブオイル・月桂樹オイル・ココナッツ油・バージンオリーブ油・ヒマワリ油・ヒバ油・アルガンオイル・牛脂・ホホバ油・ニーム油・モリンガオイル・レモンティーツリー油・米ぬかオイル
グリセリンの残る製造方法を選ぼう
“グリセリン”は化粧品全般の保湿成分の一種でご存知の方も多いのではないでしょうか。
石けん素地の原材料にオリーブ油やパーム油を使用すると、製造過程で天然のグリセリンを含んだ洗顔石鹸を作ることができます。
そして、グリセリンが残った洗顔石鹸は、洗顔後の肌のつっぱり感を軽減するメリットがあります。
石鹸の製造方法は主に、“釜炊き法(ホットプロセス)”“冷製法(コールドプロセス)”“けん化塩析法”“中和法”の4つがありますが、“けん化塩析法”と“中和法”はほとんどグリセリンが残りません。
けん化塩析法の場合、塩析という工程で不純物を除いていくので、その際にグリセリンも取り除かれてしまいます。
一方、中和法は石鹸素地を作る前に、石鹸の原料となる油脂からあらかじめグリセリンを分解してしまいます。
これらの工程は、余計な添加物が配合されない純度の高い石鹸ができ上がるものの、グリセリンがあまり残らないため、乾燥肌で悩んでいる方には洗顔後に潤い不足を感じるかもしれません。
“釜炊き法”“冷製法”は多少の不純物が残りますが、グリセリンや原材料のもつ美容成分もそのまま含まれるので、肌の優しいマイルドな洗浄力の石鹸に仕上がるメリットがあります。
当サイトがおすすめする、無添加石鹸の製造方法
グリセリンの残る成型方法を選ぼう
上記の製造方法で得られた石鹸の素地は、その後に乾燥や成型を隔てておなじみの固形石鹸になります。
成型方法にも色々あり、大きく分けると“枠練り法”“機械練り法”“真空加圧製法”の3種ですが、製造方法と同様に成形方法によって原材料のもつグリセリン(や美容成分)が残らないことがあります。
まず機械練り法は、全ての工程を機械で行うため製造時間を短縮することができるため、市販で大量販売されている石鹸は概ねこの手法が取られます。
この機械練り法は低コストが低価格につながるメリットがありますが、石鹸素地を機械で細断して急速乾燥させてしまうためグリセリンや美容成分が石けんにほとんど残りません。
さらに、低品質な石鹸だと水と一緒に雑菌が入っていることもあるそうです。
一方、通販コスメなどで評価の高い洗顔石鹸を見ていくと、その多くが製造法として“枠練り法”を取り入れています。
枠練り法は、石鹸素地を釜などに流し入れて手間暇かけて冷やし固めて自然乾燥するので、グリセリン(不純物)や原材料の美容成分などを含んだ状態で完成でき、肌に優しい石けんに仕上がるのが特徴。
また、あまりメジャーではありませんが“真空加圧製法”という、熱や水を一切加えずに成型する方法もあります。
真空加圧製法も熱や水を加えないので、グリセリンはもちろん石鹸素地に含まれる美容成分をそのまま含んだ石けんに仕上がります。
加えて、塩を多めに配合できるので、殺菌効果のある塩が敏感肌の改善にアプローチしてくれるという口コミも見られるので、気になる方は塩分を含んだ真空加圧製法の石けんをチェックしてみてはどうでしょうか。
このように、無添加石鹸のおすすめ洗顔人気ランキングでは、洗剤成分や原料油脂、製造方法から、より肌に安全で効果的な肌ケアに役立つ石鹸を選んでいます。
当サイトにおける「無添加」の定義
厚生労働省が認定している化粧品の「有効成分」とは違って「無添加」タイプの石鹸は明確な定義はなく、本来ならば100%石鹸素地だけで作られた“純石鹸”が完全無添加石鹸となります。
ですが、当サイトでは汚れを落とすだけでなく肌質改善、美肌ケアも目的とした洗顔石鹸を対象に、出来る限り肌への負担が抑えられた無添加石鹸を対象としています。
商品によっては不使用成分や無添加の種類、数が違いますが、いずれも安心&安全に洗顔ができる「無添加石鹸」を対象として取り扱っています。
無添加石鹸のおすすめ洗顔石鹸人気ランキング
然よかせっけん
POINT1
使用期限を設けた完全無添加POINT2
美肌成分60%以上配合POINT3
吸着するモコモコ泡が癖に
どろあわわ
POINT1
無香料・無着色・無鉱物油の3つの無添加石鹸POINT2
2種類の美容泥が汚れをこすらず吸着オフPOINT3
最安値は毎月定期コースの1,980円
VCOマイルドソープ
POINT1
5つの無添加・低刺激製法POINT2
15日間返金保証いつでも定期中止、キャンセル可能POINT3
初回限定1423円50%OFF!
無添加石鹸で美肌ケアはできるの?
無添加石鹸は、肌に負担となる恐れのある成分配合をしておらず、必要最低限の洗浄効果だけを考えて作られたイメージ。
肌が刺激に弱く、できる限り余計な成分を使いたくない方にとっては安心して使える洗顔石鹸となっています。
ですが、逆に考えると無添加石鹸では保湿や美白、ニキビ対策といった美肌ケアは二の次なイメージ。
無添加石鹸では美肌ケアができないと、最初から諦めている方も多いのではないでしょうか?
実は、無添加石鹸でも美肌ケアを意識した、美容成分配合の石鹸は数多く販売されています。
石鹸は、苛性ソーダと石鹸素地となる原材料から抽出されたオイルとを混ぜて“けん化”という化学反応を起こすことで、石鹸素地の”脂肪酸ナトリウム“と天然保湿成分の”グリセリン“を作ります。
そして、枠練りの製造方法なら、美容成分の効果を維持したまま石鹸を作ることもできるので、保湿や美容成分にこだわって無添加石鹸を選ぶことも可能です。
とは言え、色々な美容成分を配合させるとなると、やはりその品質を維持するための成分も必要になってきます。
せっかくの無添加石鹸なら、必要な美容成分をある程度絞って、洗顔後のスキンケア用品でお手入れすることも覚えておきましょう。
無添加石鹸とは?
無添加石鹸は文字通り、添加物が配合されていない石鹸を意味しますが、「ただ1つも添加物も配合されていない。」という意味ではありません。
最もシンプルな石鹸成分は「石鹸素地のみ」という表記で、脂肪酸ナトリウムまたは脂肪酸カリウム98%の「純石けん」と呼ばれているタイプです。
この純石けんこそ「完全無添加の洗顔石鹸」と言えますが、これでは保湿成分や防腐剤、品質安定剤を含め一切の成分について配合されないため、洗顔後の肌乾燥が気になりやすく衛生面にも不安が残ることも。
そこで、天然由来成分を活用して、美容効果や品質維持、使い心地をサポートしていくのです。
これも純石鹸に天然由来成分を添加していることになるかもしれませんが、化粧品に関してはアレルギーなど何かしら体に悪影響を及ぼす危険性が高い、厚生労働省に定められた表示指定成分の102種類を添加物として表現しています。
この表示指定成分102種類の成分の多くが、界面活性剤、防腐剤、香料、着色料といったもので、これら1つでも無添加であれば「無添加石鹸」と表現している化粧品メーカーが多いです。
(102種類に指定されている成分を調べたい場合は、日本オーガニック協会の「102の旧表示指定成分一覧表」が用途や毒性・危険性についても書かれており参考になります。)
各メーカーにおける「無添加」の違い
どの添加物を不使用としているのかは、各メーカーや商品によって違ってきます。
無添加洗顔石鹸は、合成界面活性剤のみが無添加、パラベンではなくフェノキシエタノールを防腐剤として配合していればパラベン無添加といった、一部だけを切り取った無添加石けんが販売されていることがほとんど。
それというのも、使い勝手や洗顔料の品質を維持、美肌効果を高めるためには、ある程度の添加物は必要になるからです。
もちろん、自然由来成分や天然成分のみを配合した天然石鹸が、自分のスキンケアの目的に適していることもあるでしょう。
しかし、乾燥肌や脂性肌の方なら保湿効果のある添加物、ニキビ肌の方なら抗菌作用や抗炎症作用を持つ添加物を配合した洗顔料というように、添加物にこだわりすぎず目的ケアにこだわるのも、肌質や肌トラブル改善には有効ではないでしょうか?
もちろん、皮膚が敏感な子どもや刺激を受けやすい敏感肌やデリケート肌、アトピー肌の方は「何が無添加なのか?」を確認するのが大切になることもあります。
過去に化学成分などで化粧かぶれが起きた経験があれば、成分チェックでトラブルを防ぐこともできますね?
「価格が高いから安心。」「無添加石鹸ならなんでも大丈夫。」で終わらせずに、自分の肌質やお肌の悩み、そして、全成分表を参考に配合成分の確認を行うことが、安全な無添加石鹸の選び方に重要です。
一般的な洗顔料にはないこだわりがあるからこそ、各メーカーの違いや特徴も調べておきましょう。
無添加石鹸での洗顔方法・注意点
無添加石鹸を使った洗顔方法も、一般的な洗顔料と基本的に洗顔のやり方は変わりません。
手と顔をしっかり濡らし、たっぷりの泡を立てて、皮脂量が多いTゾーンを中心に生え際やこめかみ、小鼻の周り、フェイスラインと丁寧に顔を洗い、きちんと洗い流していきましょう。
ただし、無添加石鹸だからこそ、洗顔方法で気をつけたい注意点もあります。
泡立ちの悪さ
無添加石鹸は、石油由来成分の合成活性剤や科学成分などが配合されていないため、それらの洗顔料に比べると泡立ちの悪さを感じるかもしれません。
また、少量の洗顔料でいつまでも泡が持続できる合成成分も含まれていないので、泡のヘタリが気になることも…。
とは言え、今は技術も進み、無添加タイプの洗顔石鹸でもキメ細やかで濃密な泡を作れる商品が増えてきます。
洗顔ネットや泡立てグッズを活用したり、最も泡が立ちやすい人肌よりややぬるい温度のお湯で洗顔をするなど、泡立て方も意識していきましょう。
ちなみに、泡立ちに適したぬるま湯は、肌表面の皮脂汚れを落とすのにも最適な温度となっています。
溶けやすさ
無添加石鹸の中には、防腐剤などの品質劣化を含まれる保存料(添加物)が含まれていない商品があります。
保存料無添加の商品は、水に溶けやすく取り扱くなったり、保存の仕方によっては雑菌の繁殖などを引き起こしたりする恐れがあります。
ですから、雑菌の繁殖を抑えるために洗顔後はしっかりと水気を切って、風通しの良い場所に石鹸を保管しましょう。
また、品質維持や劣化防止を考慮して、一部の無添加石鹸では自然由来の品質保持成分、また安全性の高い防腐剤、保存料を配合している商品もあります。
過去にその成分で肌トラブルの経験がある方は避けるべき添加物ですが、石鹸の「取り扱いやすさ」を考えるなら、そこまで過度に避けるべき成分とは言えないこともあるでしょう。
完全無添加石鹸の場合、消費期限が決められていることもあるので、溶けやすさや劣化といった使いにくさを考慮して、出来る限り溶けにくい無添加タイプの石鹸を選ぶのも良いアイデアと言えるのではないでしょうか。
すすぎ残し(石鹸カス)
洗顔フォームと比べると「無添加石鹸は石鹸カスが出る。」「泡切れが悪く石鹸カスが肌に残る。」という話もちらほら出ています。
確かに、科学由来成分や添加物を使って泡切れの良さや、洗い上がりのスッキリ感も出しているので、低刺激にこだわった無添加石鹸は、石鹸カスや洗い上がりが心配…と思いがち。
ですが、紀元前3000年頃に生まれたとされる石鹸の歴史は非常に古く、今の無添加石鹸ではカスや成分が肌に残り悪影響を与えることはありません!
元々石鹸カスは、皮脂汚れや垢もありますが、水道水に含まれるカルシウムやマグネシウム成分が石鹸成分と反応して出る「金属石鹸」と言われるもので、これがアルカリ性石鹸の証でもあります。
万が一、石鹸カスがわずかに残っても、汗や代謝で排出され肌への刺激はない成分となっています。
もちろん、きちんと洗い流すのは大前提となるため、通常の洗顔と同じく丁寧に洗い流しましょう。
おすすめの天然由来美肌成分
多くの無添加化粧品やオーガニックコスメに配合されている天然由来成分の中で、安全性が高く、美肌効果が期待できるおすすめ成分は以下の通り。
バラ(ローズ)
魅惑的な香りが気分をリラックスさせてくれるローズには、古来より美を追求する女性たちが様々な用途で利用してきたほど高い美容効果・効能があります。
ビタミンC・Eやポリフェノールなどが多く含まれているため肌の弾力を叶えてくれる働きがあるほか、女性ホルモンのひとつ“エストロゲン”の分泌を促してくれる作用があるのでアンチエイジングが期待できる成分として知られています。
カミツレ
カミツレ(カモミール)はリラックス効果や身体を温めてくれる作用として、ハーブティで飲んだことがある方もいらっしゃるかもしれません。
実はカミツレは美肌効果が高い成分を多く含んでおり、特に抗炎症物質の“アズレン”はニキビなどの肌トラブルを緩和してくれるため、ニキビケアアイテムにも使用されています。
それに加えてカミツレは、厚生労働省が美肌効果を認めた成分で、その具体的な働きとしてはメラニンの生成を阻害することです。
カレンドラ
日本では「キンセンカ」と呼ばれ、オレンジの可憐な花を咲かせるカレンドラは“皮膚のガードマン”と異名を取るほど美肌パワーのある植物です。
優れた殺菌・抗菌作用はニキビ肌の改善と予防に役立ち、抗炎症作用は日焼けや赤ニキビなど炎症を伴う肌トラブルの改善に効果が期待できます。
セージ
古来より「長寿のハーブ」と言われ強い抗菌・抗ウイルス作用を持つセージは、風邪の予防や消化を促すために用いられてきたハーブの一種。
美肌効果で注目したいのは、セージに含まれるタンニンは肌の引き締め効果(収れん作用)を持つので、毛穴の引き締め効果です。
ローズマリー
古くから感染症の予防や治療、さらには精神を高揚させ集中力を高めるなど、幅広い用途に用いられてきたシソ科の植物。
新陳代謝を高めて細胞老化にストップをかけてくれる美肌効果があることから「若返りのハーブ」と呼ばれることも。
注目すべきは、肌を引き締める収れん作用で、新陳代謝と共にたるみ肌に良いアプローチとなるでしょう。
ただし、ローズマリーはやや強い刺激を伴う場合があるので、肌の弱い方はパッチテストなどを行ったほうが良いかもしれません。
ラベンダー
アロマテラピーでよく使われる代表的な成分で、古くから万能薬として評判の高かったラベンダー。
鎮静作用と殺菌作用を持つため、皮膚の炎症を和らげて皮脂分泌を正常に整えてくれるのでニキビケアにおすすめの成分。
また、低刺激かつ、肌細胞の活性化を促してくれるので、肌に優しく健やかな肌へと導いてくれるのも嬉しい特徴です。
甘草
マメ科植物であるカンゾウの根や茎が原料となり、そこから抽出されるのが甘草エキス。
甘草エキスに含まれる成分“グラブリジン”にはメラニン生成を抑える働きがあり、それに加え、ニキビ有効成分“グリチルリチン酸”が含まれるため、多くのニキビケア商品や美白化粧品に配合されています。
ドクダミ
漢方では主に解毒剤として用いられ、古くから優れた薬草として知られている成分。
たくさんの効能を持っていますが、美肌効果としては殺菌・抗菌作用や抗炎症作用の働きでニキビや肌荒れの緩和に効果的です。
また、セラミドやヒアルロン酸と比較すると劣るものの、保湿効果も備えているドクダミは和漢化粧品として人気が高いです。
ハトムギ
昔、日本では「イボ取り」の薬として用いられていたと報告されているハトムギは、たんぱく質やカルシウム、糖質や鉄などがバランス良く含まれているため、サプリメントや健康食に多く用いられています。
美肌効果として注目したいのは、肌を活性化して老廃物の排出を促進して、ニキビや肌荒れを改善させる働き。
ただし、ハトムギは即効性が求められる成分でないので、長期的な目線でスキンケアに取り入れましょう。
ヨモギ
日本各地、どこにでも生息しており、目にすることも多いヨモギは優れた美肌効果があることがわかっています。
特に注目すべきなのは“クロロフィル”というフラボノイドの一種である成分で、抗酸化作用があり肌サビ(肌老化)の原因となる活性酸素を抑えてくれます。
さらに、ビタミンA・Cも含まれており、クロロフィルとの相乗効果で美白効果も期待できるでしょう。
ヘチマ
江戸時代にはヘチマ水が流行り、大奥の女性たちも美容のために使っていたと言われるほど伝統的な美容法に使われてきたヘチマ。
カリウムやたんぱく質、サポニンなどの成分が豊富に含まれており、健やかな肌に整えてくれる整肌効果が期待できます。
さらに、サポニンは肌細胞を活性化させ新陳代謝を促進するアンチエイジング効果を持つため、より若々しい肌へのアプローチになるでしょう。
また、優れた抗炎症作用は紫外線など外的ダメージ、ニキビや吹き出物の症状緩和にも効果が期待できます。
ニーム
インドの伝統的医学(アーユルヴェーダ)でよく用いられるハーブの一種で、傷の手当や皮膚トラブルなどにアプローチできる抗菌・抗ウイルス作用が注目されてきました。
美肌作用では肌老化抑制効果のある“カロテノイド”は、血液の流れを促進して肌代謝を高めるので、アンチエイジング効果が期待できます。
サンダルウッド
昔から貴重な香りとして重宝されてきた植物で、日本でも香道の世界では尊いものとして扱われてきた存在。
水分を補う働きがあるので乾燥肌の方におすすめの保湿成分となるでしょう。
ウコン
二日酔い防止によく聞くウコンですが、含まれる“クルクミン”が肌老化の要因となる活性酸素を抑制し、若々しくハリのある肌へと導いてくれます。
アロエ
皆さんにも馴染み深いアロエは、様々な化粧品に保湿成分として多く配合されています。
近年の研究では、アロエの成分の一種である“アロエジン”がメラニンの生成を抑えてシミやそばかすを薄くしてくれる作用があることが明らかになってきました。
さらに肌のターンオーバーを整え若々しい肌をキープするなどの美肌効果も期待され、今後はもっと幅広い化粧品に用いられるでしょう。
化粧石鹸と言えば洗い上がりや泡立ち、泡切れなどを意識しがちですが、石けん成分を考えた選び方は、無添加石鹸にこだわるなら不可欠ですね?
“無添加石鹸”というキーワードに反応するのではなく、何が無添加なのかもきちんと見極めた石鹸選びをしましょう。
界面活性剤配合なら、今使っている洗顔石鹸を代えるべき?
30歳、乾燥肌(T△T)
子供の頃にアトピーに悩んでいたこともあり、無添加やオーガニック系の食材・化粧品・衣類を選ぶようにしています。
サイトを拝見して、無添加石鹸として販売されていても、実は無添加ではないこともあると知りショックを受けました・・・(汗
実際、今使っている洗顔石鹸も成分一覧表に表記されている成分について1つ1つチェックしていくと界面活性剤をはじめとした添加物が配合されていました!
とくに界面活性剤については、TVや雑誌などで「肌に悪い」と言われていて気になります!
やはり界面活性剤が配合されているなら、今使っている洗顔石鹸を代えるべきでしょうか?
洗顔石鹸、洗顔フォームは界面活性作用により皮脂などの肌汚れを浮き上がらせ洗い流します。
ですから、合成系か天然系かの違いはありますが洗顔料と界面活性剤を切り離すことはできず、界面活性剤を配合していない洗顔料というのは存在しません。
(詳細は、次のコンテンツをお読みください。 https://洗顔石鹸通販.jp/kaimenkasseizai-husiyou-osusume/)
大切なのは、界面活性剤は「肌に悪い」と決めつけるのではなく、1.どの界面活性剤が使用されているのか。2.他の成分の種類・配合量はどうなっているのか。を見極め、自分に合う化粧品を見つけること。
紀子さまは子供の頃にアトピーに苦労されたとのことなので、もしかすると今でも刺激のある成分が配合されると肌がカサカサしたり何かしらの反応があり、界面活性剤などの添加物に気を配っておられるのでしょう。
ですから、肌に負担となる成分は避けたいお気持ち、よくわかります。
ですが、今使用の洗顔石鹸や化粧品を長期間使用して何のトラブルも感じていないのであれば、継続して使用されても問題ないと考えられるでしょう。
心配なら商品名を教えていただければ、刺激のある成分が配合されていないかをチェックしてさらにアドバイスさせていただきます。
然よかせっけんが肌にあっていないってことなのでしょうか?
先日から無添加石鹸で洗顔するようになりました!
使用しているのは、こちらのサイトでもおすすめされている然よかせっけんです。
ただ、然よかせっけんを使いはじめてから洗顔後のスキンケアで肌がピリピリしているようなかんじ…。
これって、然よかせっけんが肌にあっていないってことなのでしょうか。
(´_`。)グスン
私の年齢は34歳、洗顔石鹸は然よかせっけん、基礎化粧品はPOLAを使用しています(‘-‘*)
当サイトでおすすめしている然よかせっけんを試していただけているということ。
ありがとうございます!
実は、「洗顔料を変えたとき」「基礎化粧品を変えたとき」「生活スタイルが変わったとき」など、何かしらの変化が加わった場合に肌が環境の変化にストレスを感じてピリピリすることは珍しくありません。
スキンケアのポイントとは「肌に刺激を与えない」こと。
洗顔方法は普段よりも念入りに泡立てて、泡を転がすようにやさしく洗いましょう。
もし、洗顔後に肌のつっぱりを感じるのであれば、洗顔後のピリピリ感がなくなるまでの間、いつもよりも泡を顔にのせる時間を短めにするのもおすすめです。
(洗顔石鹸の洗い残しは肌にさらなる刺激を与えてしまうので、注意してください。)
また洗顔後のスキンケアですが、化粧水を使用するときにコットンを使用すると肌に刺激を与えてしまうかもしれません。
できるなら手の平であたためた化粧水を肌に馴染ませるように保湿していきましょう。
肌がピリピリするからと焦りは禁物、1週間は上記のようなスキンケアを試してください。
ただ1週間経ってもピリピリとした刺激を感じる場合は、然よかせっけんが肌に合っていない可能性も考えられます。
その場合は、一旦然よかせっけんの使用を中止してみてください。
洗顔石けんを含むスキンケアアイテムも変更していないときに肌荒れなどの症状が出た場合、その原因はストレスということになるのでしょうか?
アドバイス、ありがとうございました。
アドバイスを参考に、できるだけ肌に負担をかけないスキンケアを1週間試したところ、然よかせっけんを使用しても刺激を感じないようになってきました。
O(≧∇≦)O
そこで1点追加でアドバイスをいただきたいのですが、刺激を与えないスキンケアを実施し、洗顔石けんを含むスキンケアアイテムも変更していないときに肌荒れなどの症状が出た場合、その原因はストレスということになるのでしょうか?
(ノД`)・゜・。
招きネコ様、お肌の調子が落ち着いてきたとのこと。
ご報告ありがとうございます! <(__)>
スキンケア方法や使用しているスキンケアアイテムが変わっていないのに「肌の調子が悪くなった。」というケースについては、「スキンケアアイテムが肌に合っていない」ことと「ストレス要因」が考えられます。
というのも肌環境は変わりやすく、今まで慣れ親しんだスキンケアアイテムや化粧品がいつまでも肌にベストだとは限らないからです。
例えるなら、子供の頃は嫌いだった食べ物で、大人になった今「好物だ。」というような経験はありませんか?
肌も同じように、欲しているものは常に変化しています。
「今のスキンケア」が「今後のスキンケア」にベストだとは限らず、さらに「今のスキンケア」では役不足になっていく可能性が高いのです。
また女性の場合は20代、30代、40代、50代と、どの世代にもストレス過多になりやすいといわれています。
ストレスを感じてしまうと、脳で分泌された情報伝達物質が免疫系や内分泌系に影響を与えてしまうので、肌の水分保持機能や皮膚分泌機能、バリア機能が低下してしまうことに…。
つまり女性の肌は加齢だけでなく、ストレスによっても衰えていくと言えるでしょう。
もし、今後また肌トラブルが再発したなら、あらためて招きネコ様の肌環境(生活環境)の変化や症状を沿えて、ご質問ください。
できるだけのアドバイスをさせていただきます。
ドラックストアの無添加石鹸(石鹸素地のみ)だと駄目?
素肌美人になりたくていろいろなスキンケアを試している20歳の女子大生です
こんにちは( *´艸`)
ここ3ヶ月、逃げ恥でブレイクした石田 ゆり子さんのような透明感のある肌になりたくて水洗顔をしていました。
石田ゆり子さんは水洗顔をしているという話を教えてもらったので。
水洗顔をすると肌本来の力が底上げされて、肌トラブルに強い肌になると聞きました。
たしかに水洗顔なら肌がしっとり仕上がるのですが、汚れが落ちていない気がする・・・。
そこで、次は無添加石鹸を使用しようと思っています。
このページでは無添加石鹸といってもある程度の美肌成分が配合された石けんが紹介されていますが、
ドラッグストアなどで販売されている無添加石鹸(石けん素地のみ)だといけないのでしょうか?
楽しい質問、ありがとうございます!
たしかに石田 ゆり子さんのような透明感のある肌、女性なら誰もがうらやましく思い憧れますよね!
私も、石田 ゆり子さんをはじめとする美肌自慢の女優さんの話を聞いて、水洗顔を取り入れたことがあります。
まず、nanakoさんにお聞きしたいのですが、水洗顔は洗顔だけでなく、その後のスキンケアも一切おこなわないというのをご存知でしょうか?
やはり女優さんは、日常的にエステなどに通っているのではないかと疑っております。
だからこそ、自宅では水洗顔のケアだけでもあの美肌を維持できるのでしょう!
これは私個人の意見なので、本当に肌力がすぐれていて水洗顔オンリーでOKなのかもしれませんが…。
少し脱線してしまいましたね。
質問を拝見した限り、nanakoさんは浴用の無添加石鹸の使用を考えているようですが、あまりおすすめできません。
もちろん石けん素地100%なので肌に刺激のある成分は配合されていないでしょう。
洗顔石鹸は、デリケートな皮膚を想定して皮脂を落としすぎないような脂肪酸により石けん素地がつくられます。
ですが浴用石鹸は、汗や生活での汚れをしっかり落とせるやや洗浄力の強い脂肪酸が選ばれていることがほとんど。
体洗いを使用目的にしている浴用石鹸は、洗顔を行うには洗浄力が強すぎるのです。
たしかにドラッグストアで販売されている無添加石鹸は価格が数百円でコスパがいいですし、洗浄力が強いので洗顔後もさっぱりするかもしれません。
ですが毎日の洗顔で使用し続けることで、将来、乾燥肌に傾いてしまうリスクを背負うことになるのです。
どうしても石けん素地のみの無添加石鹸を洗顔に使いたいのであれば、洗顔用につくられたものを選ぶとよういでしょう。
薬局で買える「無添加洗顔せっけん」の3つで悩んでいます。
近くの薬局でも購入できるカウブランド「無添加石鹸」とねば塾「白雪の詩」、ミヨシ「無添加洗顔せっけん」の3つで悩んでいます。
ランキング外ですが洗顔石鹸として使用するなら、どれがいちばんよいか、アドバイスはいただけるでしょうか?
なちゅ様、ご質問ありがとうございます。
配合成分など回答可能な範囲はメーカーにより異なるため、わかる範囲で精一杯回答していきますね!
▼カウブランド「無添加石けん」
原料:牛脂・ヤシ油
製法:釜焚き製法
用途:ボディケア
▼ねば塾「白雪の詩」
原料:パーム・パームの核油
製法:中和法
用途:キッチン用など雑貨品
▼ミヨシ「無添加洗顔せっけん」
原料:牛脂・パーム核油
製法:釜焚き製法
用途:洗顔
まず、用途から判断するのならねば塾「白雪の詩」を洗顔石鹸として使うのはおすすめできません。
用途が洗顔用でないのはもちろんのこと、製法が「中和法」だからです。
中和法で作られた洗顔石鹸は、時間をかけずに大量生産できるので多くのアイテムがこの製造法を採用しています。
ただしこの製法だと、石けん素地を作る過程で副産物として生み出される、天然の保湿成分「グリセリン」が石けん成分に残りません。
もちろんグリセリンに代わる保湿成分が配合されていれば問題ないのですが、なちゅ様が求められているのは無添加石鹸(石けん素地のみ)。
グリセリンもなく保湿成分も添加されていないため、結果として肌のうるおいを守る成分がないということになるので、洗顔には向いていないと判断しました。
ではカウブランド「無添加石けん」とミヨシ「無添加洗顔せっけん」なら、どちらがおすすめなのか。
この2つの石鹸を比較した場合、いずれもグリセリンを石けん成分に残すことができる釜焚き製法が採用されています。
顔もボディの一部だと判断するのなら、用途も問題ないでしょう。
そこで判断基準として原料に注目してみましょう。
カウブランド「無添加石けん」の原料は牛脂とヤシ油、ミヨシ「無添加洗顔せっけん」の原料は牛脂・パーム核油。
牛脂は泡立ちが悪いものの、刺激がすくなくやさしい肌当たりなのが特徴。
洗顔石鹸の油脂としてよく使われる原料で、カウブランド「無添加石けん」とミヨシ「無添加洗顔せっけん」の両方にも使用されています。
次に注目するのがカウブランド「無添加石けん」のヤシ油とミヨシ「無添加洗顔せっけん」のパーム核油。
カウブランド「無添加石けん」のヤシ油は、ココヤシやココナッツから採集される植物油脂、最近ではその健康効果にも注目されて調理用油としても販売されています。
いっぽうミヨシ「無添加洗顔せっけん」のパーム核油はアブラヤシから採取される植物油脂で、その性質は「ヤシ油と似ている」と言われているので、目に見えた差はないと言えるでしょう。
そこでヤシ油とパーム核油に含まれている脂肪酸の含有量を比較すると、ヤシ油にはラウリン酸が約47.7%、ミスチル酸が19.0%なのに対し、パーム核油はラウリン酸が約46.8%、ミスチル酸が16.3%です。
(上記は含有量の多い2つのみを比較、含有量はカネダ株式会社様のデータを参考にしています。)
ラウリン酸は泡立ちがよいものの皮脂を落とす洗浄力が優れていますが、やや刺激性があり、ミスチル酸はキメ細かい泡を作るための気泡力に優れているといわれています。
このことからカウブランド「無添加石けん」は全身洗い用の石鹸であるがゆえ、洗顔の専用石鹸とすれば洗浄力がやや強い印象が否めません。
もちろん他の各単体脂肪酸の働きと牛油の配合割合によって異なるので断定はできませんが…。
このことから、私はこの3つであればミヨシ「無添加洗顔せっけん」がいちばんおすすめだとアドバイスいたします。