マッサージは体をリラックスしてストレスを改善したり、肌の新陳代謝を促進するなど美肌効果が期待できます。
特にリンパマッサージは体に滞っている流れを改善するので生活習慣の見直しやスキンケアでは対応できないニキビの原因を取り除くことも可能です。
リンパマッサージはどんな効果があるの?
リンパマッサージとは、全身を流れるリンパの流れを良くして体の自然治癒力を高めることで、美肌(肌トラブル改善・ターンオーバー促進)、ダイエット、体調改善を行う行為。
リンパの流れが良くなれば体の自然治癒力が上がり、免疫力UPや新陳代謝が行われやすくなるなど、体にとってプラスになる働きがけをしてくれるのでスキンケアと併用することでニキビ悩み解消に役立つでしょう。
リンパとは?
リンパとは、リンパ液、リンパ管、リンパ節の3つの器官の総称で、体内の老廃物を体外に排出する“浄化システム”、そして外部から体内に入り込んだ異物から体を守る“免疫システム”の2つの役割を担っています。
リンパ管は、血管(静脈)に沿って全身に張り巡らされていて、体内の不要な老廃物などをゴミ収集車のように回収して回ります。
老廃物を含んだ汚れたリンパ液は、リンパ節でろ過されてきれいなリンパ液となり再び老廃物回収に向かい、リンパ節でろ過されて老廃物を一身に受け止めたリンパ液は静脈と合流して老廃物を腎臓へ届けます。
最終的に腎臓に届いた老廃物が腎臓でろ過されて、尿や汗となって体外へ排出することで体内は浄化されてくのです。
このように、リンパは体内の老廃物を回収する働きをするので、リンパの流れが悪くなると体内の老廃物は体内に溜まってしまい肌荒れ(皮膚トラブル)や体調不良の原因となるでしょう。
リンパマッサージはどのような効果があるの?
血液は心臓のポンプの力で乗り全身に流れていきますが、リンパには心臓に変わるポンプ役がいません。
その代わり、静脈の血流や筋肉が収縮する動きの力を利用して流れていくので、肩こりなど筋肉が硬くなっていたり、運動不足だったりするとリンパの流れが悪くなります、
老廃物が体に溜まると、体内に毒素が溜まり内臓の動きが悪くなったり、肌環境の悪化で肌荒れしたり様々な不調として表れます。
つまり、リンパマッサージなどでリンパの流れを良く(血流改善)することができれば、リンパの浄化システムと免疫システムが正しく機能するので肌本来の美しさを取り戻して健康な肌状態に近づきますし、現在進行形のニキビも改善に向かいやすくなります。
加え、気持ちいい強さでのリンパマッサージはリラックス効果抜群で自律神経(副交感神経優位)を整えるので、ホルモンバランスが乱れて皮脂が過剰分泌されている毛穴詰まりが原因のニキビにはとても効果的な解消法でしょう。
自分のリンパマッサージでも効果はある?
リンパマッサージを専門にするエステサロンがあるように、全身のリンパマッサージにはある程度の知識と経験が必要となります。
ただし今回はニキビケアに関係する部分にターゲットを絞っているので、リンパマッサージの基本と、フェイスラインのリンパ流れを良くするリンパマッサージ方法を覚えることで、誰でも自宅でマッサージによるニキビ改善に臨めるでしょう。
(行きつけのリラクゼーションエステなどがあれば、自宅でできる簡単な美肌作りに役立つリンパマッサージをアドバイスしてもらうのも良いでしょう。)
リンパマッサージの基本動作
顔周りのリンパマッサージにはいくつか基本的な動作(方法)があるので、それらのポイントを抑えておけばどのようなリンパマッサージにも対応できるでしょう。
マッサージの手法は4パターン
リンパマッサージの手法は“さする”、“揉む”、“押す”、“たたく”の4つのパターンです。
いずれも「気持ちいい」の強さがベスト、ゆっくりとした動作でマッサージを行っていきましょう。
指圧など「痛いほうが効く」と考えられる人もいらっしゃると思いますが、リンパマッサージ筋肉の懲りや運動不足が原因で停滞しているリンパの流れを改善することが目的なので、痛いのを我慢して力を入れて筋肉に緊張を与えてしまうと逆効果です。
外側から内側、リンパの流れに沿う
透明のホース(リンパ管)に水(リンパ液)が流れているのを想像してください。
水の流れの方向に力を加えると水の流れは加速しますが、流れに逆らって力を加えると逆流、または停滞してしまうと思います。
リンパマッサージの目的は、リンパの流れを良くすることなのでリンパの流れに沿って行いましょう。
マッサージをするときは、手と肌を密着
リンパマッサージは、マッサージで圧をかけてリンパの流れを良くすることなので、いくら“さするように”とあっても、肌表面に触れるか、触れないかぐらいでは影響を与えません。
リンパマッサージをするときはリンパ管にリンパ液が流れているのを想像して、リンパ液を送り出すことをイメージしながら、肌と手をしっかり密着させて行いましょう。
リンパマッサージをするまえの前準備
リンパマッサージを行う前にしておきたい前準備(注意点)は以下の通りです。
■リンパマッサージを受ける2時間以内の食事・飲酒は控える。
■リンパマッサージの治療効果を挙げるには素肌で行うのがベスト
手とマッサージを行う部位は清潔にしておきましょう。
■マッサージジェルを準備しておくと、肌すべりがよくなって美容効果アップ
(美容液やオールインワン化粧品の代用でもOKですが、化粧水や乳液は乾きやすいので避けた方が良いでしょう。)
■お風呂上りなど体が温たまったタイミングにマッサージを行うと美容効果アップ
ニキビの改善効果のあるマッサージ方法
リンパの流れが停滞しやすい部位に刺激を与えてリンパの流れを良くすることでニキビの改善が期待できるマッサージ方法を、いくつか紹介します。
首と顔の老廃物を取り除く
片方の手(親指以外の4本の指)は耳元から鎖骨に向いて、もう片方の手(親指以外の4本の指)は耳元から肩先に向いて、同時にさする手法のマッサージを1分間行います。
(リンパマッサージは、左右ある場合は同じ回数・時間で行います。)
このマッサージは首と顔のリンパを刺激して老廃物の流れを良くすることで透明感のある肌に近づくことができますし、ニキビだけでなく、吹き出物や肌荒れも改善できるでしょう。
便秘と胃腸の不調を改善する
胸の辺りに片手(手のひら全体)を当て、おへその下辺りまで片手ずつ交互にさすっていきます。
リンパはおへその中心、そしておへそから指3本分外側の3箇所にリンパがあるのをイメージすると良いでしょう。
こちらのマッサージもさする手法で1分間行います。
このマッサージは一見ニキビに効果があるように思えませんが、“便秘になるとニキビが出来やすい”という点から見ればニキビ対策に効果的。
また胃腸トラブルはストレスを増大させるので、胃腸の調子を整えることができればニキビだけでなく肌荒れ改善など、様々な美肌効果が期待できるでしょう。
肌荒れした?それは間違ったマッサージかも?
リンパマッサージをした人の中には、「ニキビが治るどころか、肌荒れしてしまった!」という意見も意外と多いのですが、その理由を見てみると正しいリンパマッサージのやり方を間違って行っているケースや、良かれと思ってオリジナルで行っている手法が実は逆効果だったというケースが多いですね。
次に間違えがちな間違ったマッサージ方法を紹介します。
ニキビの患部に触れるマッサージはNG
ニキビができているときは患部に力を入れずにマッサージを行っている人もいるようですが、炎症を起こしている箇所に触れること自体がNG行為です。
マッサージ時間が長ければ効果が出るという考えはNG
マッサージの時間を長くすると、余計な刺激でお肌に負担をかけてしまいます。
リンパマッサージは基本的に短時間で行うものが多いので、長時間するのではなく継続していくことが効果を高めるでしょう。
マッサージジェルの代用が負担をかける場合も。
オールインワン化粧品や、美容液など、マッサージをしながら使用してくださいという商品は問題ありませんが、中にはモロモロができるなどマッサージには不向きとしている商品もあります。
マッサージ用ジェルではなく、基礎化粧品を代用するときは念のため最初にメーカーに確認しましょう。
ニキビ改善に役立つ可能性があるリンパマッサージはたくさんありますが、今回はニキビがあっても行えるマッサージ美容法を2つ紹介しました。
洗顔もマッサージも継続は力なりで、継続することでニキビレスの肌改善を目指しましょう。
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【肌トラブル、ひとりで悩まないでください!】
コメントには、自由なご意見をお待ちしております。
もし肌トラブルに悩んでいる方で、「より詳細な話を聞いてみたい。」というのであれば、ぜひお聞かせください。
以下はスキンケアアドバイザーとして、意見を求められたときにお聞きしていることです。
もちろん全てに回答していただく必要はありませんが、現状を知ることでより的確なアドバイスができるかもしれません。
質問事項
①悩んでいる肌トラブルは何ですか?
②目標(いつまでに、どうなりたい)
③いつから悩んでいるか?そのきっかけはあるか?
④ポイントメイク落とし
使用している商品、お手入れの強さ、コットンの使用有無など
⑤クレンジング方法
使用している商品、お手入れの強さや時間、洗う順序
⑥洗顔方法
使用している商品、お手入れの強さや時間、洗う順序
⑦化粧水
使用している商品、量、お手入れ方法(コットンやハンドプレス)
⑧美容液・乳液・クリーム
使用している商品、量
⑨日焼け止め
使用している商品、SPF、PA、量
⑩朝と夜のスキンケア
朝と夜のスキンケアで異なる点があれば
⑪ライフスタイル
・睡眠
・ストレス有無
・生活環境(冷房の有無・窓際での活動など)
・水分補給
・便通
・嗜好品(お酒や喫煙など)
・外での活動時間
・病歴
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