あなたはビタミンC誘導体を、シミやくすみ、たるみ予防対策に使用したことはありませんか?
ビタミンC誘導体とは、美白とエイジングケアを同時にケアできる万能成分。
ですが、ビタミンC誘導体の扱いや選び方は難しく、正しく使わないとその効果は発揮できず残念なことに…。
ここでは、ビタミンC誘導体の力を最大限に引き出す方法と、ビタミンC誘導体配合のおすすめスキンケア商品をお伝えすることで、素肌力アップにつなげていただければと思います。
目次
ビタミンC誘導体配合おすすめランキング
ビタミンC誘導体配合オールインワン化粧品の中で、口コミでの評判がよく、私自身が「使う価値アリ」と感じた、美白とエイジングケアにおすすめオールインワン化粧品をランキングにしました。
メディプラスゲル
徹底したエイジングケアに取り組みたいなら、年齢肌対策への効果が期待できる水溶性ビタミンC誘導体配合メディプラスゲルがおすすめです。
他のビタミンC誘導体配合オールイワン化粧品と異なるのは、即効性のある水溶性ビタミンC誘導体が配合されている点で、ビタミンCそのものの効果を発揮しやすいところ。
また、メディプラスゲルは肌の潤い保持にこだわっているので、紫外線や乾燥で硬くなった肌をやわらかくして、美容成分(※)の浸透力を抜群に高めてくれるでしょう。
配合されている美容成分はその相乗効果もしっかりと計算されていて、ビタミンC誘導体と相性のよいセラミドを配合、肌の弾力やハリアップの効果が期待できる基礎化粧品となっています。
※メディプラスゲルには、ビタミンC誘導体やセラミド、プラセンタエキスなどエイジングケアの効果が期待できる66種類の美容成分が配合。
【配合されているビタミンC誘導体】
3-O-エチルアスコルビン酸(VCエチル)
フィトリフト
「肌は弱いけど年齢肌は何とかしたい」という肌悩みなら、油溶性ビタミンC誘導体配合フィトリフトがおすすめ。
油溶性は、水溶性より肌バリアとの相性がよく低刺激で、ジワジワ深く浸透するのが特徴です。
フィトリフト自体は、5つの無添加や肌の防衛力を高めるフェト発酵エキスで、さまざまな肌質にハリ弾力と潤いを与えるべく、長年の自然免疫研究から完成したオールインワンジェル。
きっと、肌バリア低下による、乾燥肌や敏感肌といった肌悩み改善の手助けになるでしょう。
【ビタミンC誘導体】
テトラヘキシルデカン酸アスコルビル(VCIP)
シミトリー
「シミをどうにかしたい!」なら、美白効果が期待できる2種類のビタミンC誘導体配合の薬用化粧品シミトリーがおすすめです。
水溶性の「即効力」と油溶性の「浸透力」の両方を兼ねそろえる贅沢さが、他のオールインワンと異なる点。
シミトリーはトータル美白ケアにこだわり、妥協のない美白成分を配合した結果、シミに悩む30代だけではなく、40代から60代のリピーターが多い人気商品です。
ビタミンC誘導体以外にもアルブチン(ハイドロキノン誘導体)が含まれ、抗酸化力の強い松樹皮(フラバンジェノール)、保湿最強のセラミドで濃厚美白ケアができます。
【配合されているビタミンC誘導体】
3-O-エチルアスコルビン酸(VCエチル)
テトラヘキシルデカン酸アスコルビル(VCIP)
ビタミンC誘導体の美肌効果とは?
肌老化の2大スキンケア、“アンチエイジング”と“美白”の同時ケアを可能にした、ビタミンC誘導体の効果について見ていきましょう。
アンチエイジング
肌の機能が衰える老化(エイジング)を進める原因のひとつが「酸化」。
アンチエイジングとは、酸化のスピードを遅らせ、「いつまでも若々しく美しい肌や健康」を目指すケアです。
そのケアで絶対欠かせないのが、ビタミンC誘導体の強力な抗酸化作用で、肌を酸化させる活性酸素の過剰発生を抑え、若々しさを保つ手助けとなります。
さらに抗酸化力の高いビタミンC誘導体は、コラーゲン生成能力を高めて、シワたるみケアも同時進行でできるトータルエイジングケアといえるでしょう。
美白ケア
厚生労働省から承認を受けた美白有効成分の中で、とくに優等生的存在がビタミンC誘導体。
そのわけは、ビタミンC誘導体だけがシミやくすみを防ぐメラニンの抑制・排出・還元(分解してメラニンではないものに変える)の3つすべてをこなせるからです。
その他にも、進行しているニキビやニキビ跡など、ニキビ対策につながる過剰な皮脂分泌やニキビの炎症を抑える効果も期待できます。
1つしかアプローチできない美白成分が多い中、ビタミンC誘導体成分は複数の肌トラブルにアプローチして、素肌美を取り戻すことができる成分といえるでしょう。
ビタミンCとビタミンC誘導体の違い
ビタミンC誘導体とは、簡単にいうとビタミンCの美容効果を肌から取り込めるようアップデートした成分。
ビタミンCと、ビタミンCの欠点を克服したビタミンC誘導体の違いを見ていきましょう。
ビタミンCがパワーアップした成分がビタミンC誘導体
ビタミンCは素晴らしい作用があるにもかかわらず、致命的な欠点で化粧品として使うことができません。
欠点とは、ビタミンCは熱や酸化に弱く壊れてしまうため、肌奥まで届かないことです。
ですから、ビタミンCを化粧品に配合しても、開封後に少しずつ化粧品が酸化していくのでビタミンCは破壊されてしまいます。
そのため、肌内部でのコラーゲン生成や、メラニン生成の抑制という効果を果たすことはできません。
この難題を解決したのが、熱や酸化にも強く、肌に浸透すればビタミンC本来の力を発揮してくれるビタミンC誘導体です。
パワーアップしたビタミンC誘導体は、「年齢肌の悩みに効果抜群!」の美容成分として、エイジングケア化粧水や美容液に使用されています。
【ビタミンC誘導体作用と肌効果】
ビタミンC誘導体作用 | 肌効果 |
コラーゲン生成 | シワ、たるみ、毛穴のひらき |
抗酸化作用 | 老化予防 |
メラニン色素生成阻止 | シミ、くすみ |
皮脂分泌コントロール | ニキビ予防、テカリ・脂性肌の改善 |
炎症を抑える | 赤ニキビ改善 |
ビタミンCとC誘導体の成分表記の違い
すぐれた美容成分のビタミンC誘導体ですが、パッケージに記載されている化粧品成分表には“ビタミンC誘導体”と書かれていないので見極めにくいのがデメリット。
実は、化学名を1つ頭に入れておくだけで、ビタミンC配合かを見極めることができます。
・ビタミンC
アスコルビン酸
・ビタミンC誘導体
△△アスコルビン酸、アスコルビン酸○○
成分表に、“アスコルビン酸”という表記を見かけたことはありませんか?
このアスコルビン酸は、美容効果ではなく化粧品の酸化防止が目的で、自身が酸化することによって、他の物質の酸化を防止するしくみです。
一方、“△△アスコルビン酸○○”と長いのがビタミンC誘導体の成分名で、他の物質をつなげて安定化させ、ビタミンC活性を維持します。
そのため、成分表には、「リン酸アスコルビルマグネシウム」や「リン酸アスコルビルナトリウム」と長い名前で表記されているのです。
ビタミンC誘導体の種類と特徴
ビタミンC誘導体は、種類も多く「どれを選べばいいのかわからない」と迷いやすいのは難点です。
ここでは、ビタミンC誘導体を“水溶性・油溶性・両性(次世代型)”に分類し、目的に合う化粧品の選び方ポイントを紹介します。
ビタミンC誘導体成分の種類と特徴
ビタミンC誘導体の種類は、水溶性からはじまり、現在は進化型や次世代と呼ばれるビタミンC誘導体も登場するようになりました。
【ビタミンC誘導体が誕生した順番】
ビタミンC
↓
水溶性ビタミンC誘導体
↓
油溶性ビタミンC誘導体
↓
進化型(両性)ビタミンC誘導体
最初に誕生した水溶性ビタミンC誘導体が、もっとも一般的にエイジングケア対策として使用されています。
ビタミンC単独では不可能だった、水に溶けても壊れず、肌に浸透しやすく、肌に長時間とどまる画期的な成分として一躍有名になりました。
【水溶性の特徴】
・化粧水や美容液に配合しやすい。
・肌への浸透がはやい。
・安定性している。
・VCエチルは、ビタミンC含有率80%超え、ビタミンC誘導体の中でNo.1。
・外気に触れても酸化しにくい。
・長時間(72時間以上)にわたり効果を発揮する。
次に誕生したのが、クリームや美容オイルに配合できる油に溶ける油溶性ビタミンC誘導体。
油に溶けにくい課題を克服し、浸透力の高さで独自の地位を高めます。
【油溶性の特徴】
・クリームやゲルに配合しやすい。
・肌への浸透はゆっくりだが、肌馴染みがよく浸透が深い。
・分解がゆっくりで長時間安定。
・潤い感が持続する。
・長時間(43時間以上)にわたり効果を発揮。
最後に、水にも油にも溶けやすい、両性タイプ“次世代”や“進化型”と呼ばれるビタミンC誘導体の登場です。
長所である水溶性の“即効性”と油溶性の“浸透性”、その両者よりも低刺激、高い浸透率で優れた成分となっています。
【進化型(両性)の特徴】
・水溶性と油溶性の役割をもつ。
・肌の奥(真皮)にまで直接届く。
・コラーゲン生成サポート力がある。
水溶性や油溶性の特徴をまとめましたが、「化粧品自体には△△アスコルビン酸○○としか書いてないので、どれが水溶性か油溶性かわからない」という方も多いはず。
そんなときは次の表を参考にしてください。
【成分表示ビタミンC誘導体の成分表示と特徴】
水溶性(即効力◎)
3-0-アスコルビルエチル(VCエチル)
アスコルビン酸グルコシド
リン酸アスコルビル酸Mg
リン酸アスコルビルリン酸Na
水溶性(即効力◎)
3-0-アスコルビルエチル(VCエチル)
アスコルビン酸グルコシド
リン酸アスコルビル酸Mg
リン酸アスコルビルリン酸Na
油溶性(浸透力◎)
テトラヘキシルデカン酸アスコルビル(VCIP)
両性(油溶性+水溶性を2つの性質をもつ)
パルミチン酸アスコルビルリン酸3Na(APPS)
種類ごとにまとめた成分表で、まずは水溶性か油溶性、両性好みをしぼってみると、自分に合う商品が探しやすくなるかもしれませんね。
水溶性と油溶性、どっちがおすすめ?
化粧品を使う上で大切な事は、“肌に合うもの”かつ、“毎日使い続けられるもの”です。
そんな視点で、自分の解決したい肌悩みや理想の肌に合わせて、どのようなビタミンC誘導体を選ぶべきかをお伝えします。
こんな人におすすめしたい水溶性と油溶性の違い
「できるだけ速く、できるだけ多く浸透させたい」という人には、水溶性ビタミンC誘導体がおすすめです。
水溶性の特徴は皮膚への浸透が速い点なので、素早く肌にビタミンCの成分が吸収されて、効果も早い段階で感じられるでしょう。
「ゆっくりでもいいから確実に肌深くまで浸透させたい」という人には、油溶性ビタミンC誘導体がおすすめです。
水溶性に比べると遅く感じますが、油分の皮脂膜を通過できるので、表皮の一番奥ふかい場所までよりよく吸収されます。
しかもバリア機能と馴染みがよい分、低刺激で保湿力も兼ねそろい、乾燥肌や敏感肌の人にも「安心」して使えるでしょう。
「コスパが高くてもいいから、とにかく肌に速く深く浸透させたい」という人は、進化型(両性)タイプがおすすめです。
水溶性と油溶性の両方の性質を持ち合わせているので、非常に優れた浸透力を発揮でき、いちはやく美肌効果を実感できるでしょう。
ただ、製造価格が3倍ほどかかる高額美肌成分なのと、まだ臨床データが少ないことから、まだ普及しているとはいいがたい状況です。
ビタミンC誘導体の効率的な使い方
同じビタミンC誘導体でも、水溶性、油溶性、両性とそれぞれに独自の個性があります。
よいことずくめに見えるビタミンC誘導体ですが、肌タイプによっては刺激や乾燥する場合があるので、正しい使い方を身につけて上手に使いこなしましょう!
肌が弱いなら油溶性ビタミンC誘導体を選ぶ
敏感肌なら、油溶性ビタミンC誘導体を選ぶのがベストですが、水溶性ビタミンC誘導体を使用したい場合はパッチテストで肌への負担を確認しましょう。
油溶性は低刺激なので肌の弱い人でも使用できますが、水溶性は還元作用(※)が強いので刺激を感じる場合があります。
ただ、油溶性だから100%大丈夫というわけではなく、濃度の濃さや肌の調子に左右されるので、普通肌の方も刺激を感じた場合は使用を止めましょう。
※ビタミンC誘導体が他から酸素を奪う働きのことで、美白効果の効果が期待できる。
というのも、酸化して色素沈着した黒色メラニン(シミ)から酸素を奪う(還元)ことで、黒色になるまえの状態に戻せるから。
相性のよい保湿成分配合のアイテムを選ぶ
水溶性ビタミンC誘導体の効果を引き出すためには、保湿性の高い成分との併用がおすすめです。
というのも、ビタミンC誘導体には皮脂分泌を抑える作用があるため、大人ニキビ肌やオイリー肌なら適していますが、乾燥肌の場合は乾燥を助長することがあるから。
肌が乾燥すると硬くなってしまうため、ビタミンC誘導体の浸透の妨げになってしまうかもしれません。
【おすすめの保湿成分】
セラミド
コラーゲン
ヒアルロン酸
プラセンタ
スクワラン
ビタミンC誘導体がすばらしい作用を持っているのは間違いありませんが、肌質を考えてビタミンC誘導体だけでなく、そのほかの美肌成分とあわせて上手に使っていきましょう。
開封後は早めに使い切る
ビタミンC誘導体の安定性は高いものの、状況によっては不安定になる場合(PH5よりもアルカリに傾くと分解が進む)があるため、開封したら早めに使いきりましょう。
ビタミンC誘導体配合のオールインワン化粧品を、肌悩みに合わせて上手にエイジングケアや美白ケアに取り入れたいですね。
スーパー成分ビタミンC誘導体の効果が分かったからこそ、トライして変化を感じてみましょう!
【肌トラブル、ひとりで悩まないでください!】
コメントには、自由なご意見をお待ちしております。
もし肌トラブルに悩んでいる方で、「より詳細な話を聞いてみたい。」というのであれば、ぜひお聞かせください。
以下はスキンケアアドバイザーとして、意見を求められたときにお聞きしていることです。
もちろん全てに回答していただく必要はありませんが、現状を知ることでより的確なアドバイスができるかもしれません。
質問事項
①悩んでいる肌トラブルは何ですか?
②目標(いつまでに、どうなりたい)
③いつから悩んでいるか?そのきっかけはあるか?
④ポイントメイク落とし
使用している商品、お手入れの強さ、コットンの使用有無など
⑤クレンジング方法
使用している商品、お手入れの強さや時間、洗う順序
⑥洗顔方法
使用している商品、お手入れの強さや時間、洗う順序
⑦化粧水
使用している商品、量、お手入れ方法(コットンやハンドプレス)
⑧美容液・乳液・クリーム
使用している商品、量
⑨日焼け止め
使用している商品、SPF、PA、量
⑩朝と夜のスキンケア
朝と夜のスキンケアで異なる点があれば
⑪ライフスタイル
・睡眠
・ストレス有無
・生活環境(冷房の有無・窓際での活動など)
・水分補給
・便通
・嗜好品(お酒や喫煙など)
・外での活動時間
・病歴
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