アトピー肌は皮膚バリア機能が低下しているので、間違った洗顔方法を実施すると悪化してしまいます。
逆に正しい洗顔方法を実施すれば、アトピーの悪化を予防するだけでなく、アトピーを改善することもできるので、アトピー肌の方に実施してもらいたい洗顔方法(洗顔料選び)を紹介します。

 

 

アトピー肌とは?

アトピーを治すには、アトピーの正体をまず知りましょう!

 

アトピー肌を治すには、まずアトピー肌の原因や症状について、正しく知っておくことが大切。
アトピー肌に悩んでいる方に向けた洗顔方法を伝えるうえで知って欲しい情報をまとめています。

 

アトピー肌の症状

アトピー肌には、大きく分類すると5つの症状に分けることができます。

 

苔癬化

苔癬化

 

皮膚が厚くなって黒ずみ、さらに固くなり肌のキメが荒くなってしまった状態が“苔癬化”。
苔癬化した肌はゴワゴワと固くなり、皮膚のシワが目立つ上に乾燥がひどくなってしまうので、見た目にもかなり目立ちます。
アトピーの肌が苔癬化してしまう原因は大きく分けて2つあり、ひとつは炎症を繰り返していること、もうひとつはステロイド剤使用の副作用によるものです。
(ステロイド剤はかゆみや炎症を抑える効果の高い薬になりますが、長期間使用を続けたり、症状に合わない使い方をすることで、肌の苔癬化を引き起こしてしまいます。)

 

苔癬化を予防、または改善するには、かゆみや炎症が辛くても掻き壊してしまわないこと
掻いてしまうと肌バリア機能も壊されてしまいますので、できるだけ我慢しましょう。
そして、洗顔料は肌バリア機能が弱まっていることを考えると低刺激な無添加洗顔がおすすめ
さらに角質層がしっかり保水していくことで肌バリア機能が高まるので保湿成分を配合している商品を選ぶと良いでしょう。

 

また洗顔後は、低刺激で肌に優しい保湿成分(セラミドやコラーゲンなど本来肌に存在している成分)でしっかり保湿をすることで、肌本来の力を取り戻すサポートになりますし、肌が乾燥することによるかゆみが抑えられるでしょう。

 

ただし苔癬化は辛いかゆみを伴うので、我慢できない場合は皮膚科でかゆみを抑える効果のある抗アレルギー剤を処方してもらい、スキンケアと併用していくのもアトピーを悪化させない工夫につながります。

 

紅斑(赤班)

紅斑(赤班)

 

紅班(赤班)とは、赤みのある発疹ができた状態のことを言います。
アトピーの症状のひとつに“紅班”が挙げられますが、それ以外の肌トラブルとしても紅班の症状が表われることがあります。

 

紅班の原因はアレルギーやニキビ、ウイルスなどいろいろな原因が考えられますが、詳しいことは未だ解明されていません
判っていることは、紅班の予防には“肌に刺激を与えないようにする”こと。
またストレスが溜まっていると、ホルモンバランスが崩れて皮脂が過剰に分泌されたり、ダメージを受けやすい肌環境を作ってしまうため紅班ができやすくなります。
肌環境を整えるためにも、できるだけストレスを溜めない生活スタイルを確立したいですね。
スキンケアの際には刺激の強い成分が配合されているスキンケアアイテムを避け、敏感肌用やアトピー肌用の基礎化粧品を使用することが予防と改善につながるでしょう。

 

丘疹

丘疹

 

丘疹は湿疹のひとつで、皮膚が小さく膨らんで盛り上がった状態のことを言います。
蚊に刺されたときに肌の表面が小さく膨らむことがありますが、あの状態も丘疹ですし赤ニキビで丘疹状態になることも…。
掻きこわしてしまうと水泡が潰れたようにジュクジュクすることがあるため、かゆみを感じてもできるだけ掻かないようにすることが大切です。

 

丘疹ができる原因の1つに、肌のターンオーバーが乱れて角質がスムーズに肌表面に排出されず、毛穴に詰まってしまうことが挙げられます。
そのためには、規則正しい生活をしてターンオーバーが遅れないように心がけることや、皮脂の過剰分泌の原因となるホルモンバランスが乱れないように整えていくことを意識すると良いでしょう。

 

丘疹のある場合のスキンケアポイントは、肌の代謝が遅れないように表皮の汚れはしっかりと落としつつ、必要な皮脂は洗い流さない洗顔料を選ぶことです。

 

鱗屑

鱗屑

 

鱗屑は、皮膚表面に角質が剥げかけた(日焼けの後皮がめくれるような)状態で付着している状態のことを言います。
アトピー肌や乾燥肌の方はこの鱗屑の症状に悩んでいることが多く、掻きむしってしまうことでさらに悪化してしまい、かゆみもひどくなっていくことも…。
(実は、頭皮のフケも鱗屑の一種で、こちらも掻くほどどんどんひどくなっていきます。)

 

鱗屑を予防・改善するには保湿ケアが欠かせないので、スキンケアにおいても保湿を重視したものを使用するのがおすすめです。
また鱗屑の症状が表れているときは肌が敏感になっていることが多いので、刺激の強いスキンケアは避けてください。
(剥げかけた皮膚を引っ張ってめくったり、ピーリングやスクラブ洗顔料で除去するのはNG行為です。)

 

また、必要以上に肌の皮脂を落としてしまうと乾燥がさらに進んで鱗屑が悪化してしまう恐れがあるため、鱗屑が治まるまでは洗浄力の強い洗顔料を使用せず、ぬるま湯ですすぐ程度にしておく洗顔方法がおすすめです。

 

また、アトピーになりやすい肌はバリア機能が低下していますが、特にセラミド不足が深刻化しています。
セラミドが含まれた美容液などを使用して、補ってあげるようにするのも良いでしょう。

 

湿潤性紅斑

湿潤性紅斑

 

湿潤性紅斑は、ジュクジュクとした赤い湿疹ができ目立っている状態を言います。
アトピー肌の方をはじめ、毒性の強い虫に刺されたときやかぶれた時に発症しますが、いずれも皮膚バリア機能が低下しているときや、ターンオーバーの乱れが原因で角質層が何かしらトラブルを起こしている可能性が高いです。

 

ですから、肌バリア機能を高めの保湿成分、ターンオーバーを正常なサイクルに戻すために肌の再生力を促すビタミン類やポリフェノール(レスベラトロール)が配合されたスキンケアアイテムが配合されたアイテムを選ぶことをおすすめします。
さらに、肌が非常に敏感になっているので刺激性の強い成分は避けましょう。

 

 

アトピー肌に似た皮膚病(湿疹)との違い

アトピーの程度によっては他の皮膚病(湿疹)と症状が似ているので間違うことがあり、自己判断によりアトピー肌なのに皮膚病の治療をしたり、その逆を行ってしまい症状が悪化してしまうことがあります。
ここでは、アトピー肌と間違いやすい皮膚病の症状を挙げ、アトピー肌との違いをまとめました。

 

脂漏性皮膚炎

脂漏性皮膚炎

 

脂漏性皮膚炎とアトピーは、症状自体は似ていますが発症する原因が異なります。
アトピーはダニやハウスダストなどによるアレルギー、脂漏性皮膚炎は過剰な皮脂分泌が原因で引き起こされます。

 

脂漏性皮膚炎の根本の原因はマセラチアというカビの仲間の菌ですが、この菌が皮脂をエサにして増殖して脂漏性皮膚炎が発症します。
(マセラチアは水虫菌やアクネ菌と同様で、健康な肌質のなら持っている常在菌です。)

 

疥癬(かいせん)

疥癬(かいせん)

 

疥癬は“ヒゼンダニ”というダニが体に繁殖することが原因で起こる皮膚炎。
かゆみを伴う湿疹ができるので、アトピーと間違える方が多いようです。

 

アトピーはアレルギーや免疫機能の問題から発症するのに対し、疥癬はダニの繁殖が原因と全く異なる皮膚病
皮膚科だとステロイド剤を治療がアトピーに用いることがありますが、疥癬の場合に使用するとヒゼンダニが繁殖しやすくなり症状が悪化してしまうことがあるため、個人で症状を判断せず医師の診察を受けて正しい治療を受ける必要があります。

 

毛孔性苔癬(別称:毛孔角化症)

毛孔性苔癬(別称:毛孔角化症)

 

毛孔性苔癬は二の腕や背中などに赤みを帯びたブツブツやざらつきなどができてしまう状態を言います。
アトピーはアレルギーや免疫力の問題であるのに対し、毛孔性苔癬の原因は遺伝要素(体質)が関係します。

 

毛孔性苔癬を思春期発症し悩んだ方でも、大人になったら自然に治ることがあります。
肥満体質の方がなりやすいとも言われていて、ダイエットをしたら治ってしまったという経験談も。
毛孔性苔癬よりもアトピーのほうが症状の悪化が見られるため肌悩みも大きくなりますが、毛孔性苔癬は治療方法が未だ不明瞭だという点ではアトピーよりも悩ましい症状かもしれません。

 

接触性皮膚炎

接触性皮膚炎

 

接触性皮膚炎はかゆみの伴う赤みの湿疹ができるので、アトピーと間違えやすい皮膚炎のひとつです。
(いわゆる“かぶれ”のことを指します。)

 

アトピーと接触性皮膚炎の違いは、アトピーには多様な原因があるのに対し、接触性皮膚炎はあるひとつの原因によって発症すること
ですから、接触性皮膚炎の原因が判ればスムーズに治療、完治できる皮膚炎です。
(虫刺されや、金属アレルギーなど特定のアレルゲンなどが接触性皮膚炎につながります。)

 

 

アトピー肌の原因

アトピーになる原因は、大きく2つに分けることができます。

 

アレルギー性のアトピー肌

外因性

外因性

 

外因性アトピーは、免疫機能の障害などから肌のバリア機能が阻害され、皮膚を通じてアレルギーが引き起こされることが原因です。
喘息や花粉症など、アトピー以外の何らかのアレルギーを持っている方も対象となります。

 

内因性

内因性

 

外因性アトピーが肌のバリア機能が阻害されている方が発症するのに対し、内因性アトピーは肌のバリア機能が正常でも発症します。
内因性の1つに金属が反応してアトピーが起こるケースがあり、アクセサリーなどにより発症します。

 

刺激性のアトピー肌

刺激性のアトピー肌

 

刺激性アトピーとは、肌を刺激するものが原因となって発症します。
アトピーの原因となる刺激物には様々ですが、日常的に使用している洗浄力の強い界面活性剤入りの洗剤や水道水などが挙げられます。

 

 

洗顔でのアトピー肌対策

アトピー肌は、肌本来の機能が低下していて刺激を受けやすくなっている肌状態。
特にクレンジングと洗顔は、肌に必要な皮脂も洗い流してしまう可能性もあり負担がかかるスキンケアステップなので、特に気をつけて行わなければなりません。
ここでは、アトピー肌に必要なスキンケアを肌に負担をかけずにできる方法を紹介しています。

 

洗顔料選び

アトピー肌の方が選びたい洗顔料は、①肌に負担をかけず低刺激、②洗浄成分は強すぎないけれど汚れは洗い残さない、③肌を乾燥させない保湿力があるもの。

 

肌に負担をかけず低刺激

 

アトピー肌の方は、刺激を受けることで発症したり、悪化するため刺激が少ないというのは外せない洗顔石鹸選びのポイントでしょう。
そのためには、素材は天然由来成分のもので化学物質を極力使用していない、無添加洗顔石鹸を選ぶのがおすすめ。

 

また、洗顔料にはさまざまな形状タイプ(種類)がありますが、アトピー肌においては他の石鹸タイプに比べて余分な化学成分を使用せずに作ることができる、肌に負担をかけにくい固形石鹸タイプが良いでしょう。

 

洗浄成分は強すぎないけれど汚れは洗い残さない

 

強すぎる洗浄成分は肌に必要な常用菌や肌を乾燥から守るための必要な皮脂を洗い流してしまいます
洗顔後の肌のつっぱりが気になる場合は洗浄力が強すぎる可能性があるため、他の洗顔料に切り替えて様子を見るのもひとつの手です。
(例えばVCOなどに含まれるラウリン酸であれば皮脂と同じ成分なので、必要な皮脂は洗い流しません。)

 

肌を乾燥させない保湿力

 

アトピー肌に大敵なのが肌の乾燥で、肌バリア機能を低下させてアトピー肌を悪化させやすい肌環境に傾く原因になります。
そのため、保湿成分の含まれた洗顔料を選ぶことができれば、洗顔後の肌を乾燥から守ってくれるでしょう。
(ヒアルロン酸やセラミドなど皮膚形成に欠かせない保湿成分が特におすすめです。)

 

 

洗顔方法

洗顔料はしっかりと泡立てる

洗顔料はしっかりと泡立てる

 

アトピー肌の洗顔方法として何よりも大切なのは、弾力泡を作って肌に摩擦をかけない洗顔を心がけること。
「泡に肌の汚れを吸着させる」ように、優しく手と肌の間の弾力泡を転がるように洗顔をしましょう。

 

また、皮脂の多いTゾーンから皮脂の少ない目元・頬・口元の順番に洗うことで、洗顔時の乾燥を最小限に抑えること、時間をかけると肌の負担になるため40~45秒ぐらいでこの段階を終わらせることをおすすめします。

 

すすぎはぬるま湯で泡をしっかり洗い流す

すすぎはぬるま湯で泡をしっかり洗い流す

 

アトピー肌の方は肌バリア機能が弱まっている状態なので、すすぎが不十分だと洗顔料に配合されている界面活性剤が残ってしまいアルカリ性に強く傾いて、外からの刺激をダイレクトに受けてしまう危険があります。
逆にキレイに洗い流すためにすすぎに時間をかけてしまうと、必要な皮脂まで洗い流して肌の潤いが失われて乾燥肌に傾くでしょう。

 

アトピー肌の方は、ぬるま湯を使用して20回程度で洗い流せればお肌の負担を最小限に留めることを意識した洗顔がおすすめです。

 

拭き取りは清潔なタオルでこすらないように

拭き取りは清潔なタオルでこすらないように

 

アトピー肌の方が最後の仕上げで気をつけるべきは、①タオルの雑菌がアトピーの患部を刺激しないように気をつける、②タオルをこすって刺激を与えない、の2点です。
そのために、清潔なタオルをしようして、優しく肌に数秒押し当てて水分をタオルに吸収させましょう。

 

アトピー肌に洗顔料不要の洗顔が不向きな理由

 

最近は肌に必要な皮脂まで取り除かないように、“水だけで洗顔”や“朝は洗顔をしない”という人が増えてきています
いつのも洗顔でニキビや肌荒れが改善しない場合に、肌本来の自然治癒力を高めるという目的で洗顔料を使わない洗顔方法も有効ですが、アトピー肌の場合は洗顔料の使用をおすすめします。

 

なぜなら、洗顔料を使用せずに皮膚に角質などの不純物が溜まったままの状態になってしまうと、アトピーが悪化するだけでなく、その後のスキンケア(化粧水・美容液・保湿クリームetc)の浸透を妨げるのでお肌の潤い不足になってしまう可能性が出てくるからです。

 

また朝の洗顔についても、睡眠中に肌の代謝が行われ、朝には余分な皮脂や汚れが肌表面に浮き上がってくるので、洗顔料を使用してしっかり汚れを落とした方が良いでしょう。

 

子供アトピーの洗顔方法

子供アトピーの洗顔方法

 

子供アトピーに悩んでいる方も多いと思いますが、実は子供アトピーは年齢を重ねるごとに症状が改善することがほとんど
それでも“強いかゆみ”は子供本人も、それを見守る親もつらく早く改善したいと願いますよね?

 

そこでおすすめしたい子供アトピー向け洗顔方法が“酸性水洗顔”です。
なぜなら、肌は本来弱酸性ですがアトピー肌はアルカリ性に傾いている状態なので、酸性水で洗ってあげることで肌を正常な弱酸性に近づけることができるから。

 

また、子供アトピーの肌はアトピーの症状を悪化させる“黄色ブドウ球菌”が多く存在しています。
この黄色ブドウ球菌はアルカリ性の環境を好むため、酸性水を使用することで黄色ブドウ球菌の増殖を抑制することができます。

 

酸性水ってどこで買うの?

 

酸性水を作ることができる整水器(浄水器)が、安い商品で1万円程度(国内メーカー)から販売されているので、重度の子供アトピーに悩んでいる方は導入を検討してみてはいかがですか?

 

もし酸性水の導入が難しい場合も、ミネラルウォーターや浄水など塩素の少ない水でお子さんの洗顔をすれば、刺激の強い水道水で肌の細胞を破壊してしまう可能性を取り除くことができるでしょう。
また、自分で洗顔ができない赤ちゃんの場合は、ガーゼに酸性水や浄水をたっぷりと含ませて、擦らずに軽く押し当てるように洗顔をしてあげましょう。

 

洗顔後

洗顔後に基礎化粧品で肌をしっかり保湿しましょう。

 

アトピー肌は洗顔後のスキンケアにおいても肌に負担をかけない低刺激のスキンケアアイテムを使用することが大前提
最近はアトピー肌専用コスメも販売されているので、そういった商品を選ぶのも良いですし、ヒアルロン酸、コラーゲン、エラスチンなど真皮層に関わりの深い保湿成分配合の基礎化粧品を選ぶと肌バリアを高めるアプローチができるでしょう。

 

基礎化粧品は、まずは化粧水で肌内部の水分を補給し、その上から保湿効果の高い美容液などを乗せて、クリームやオイルでフタをすれば肌の潤いをキープしてアトピー肌改善につながるでしょう。

 

洗顔での注意点

洗顔での注意点

 

アトピーの方は少しでも早くアトピーを改善しようと様々な洗顔方法を試し、より良いケア方法を探しているのではないでしょうか?
アトピー肌の方が書いている日記(ブログ)を見ると、“塩洗顔”や“重曹洗顔”といった方法に注目している方が多いことに気がつきました。

 

しかし、これら2つの洗顔方法について調べて見ると、必ずしも効果がでるとは言えないことが判りました。
塩や重曹は研磨の効果があるので肌のざらつきを解消して、つるつる肌にする美肌効果が期待できますが、アトピーを発症している方は敏感になっているので、これらの洗顔方法では刺激が強すぎます
確かに軽度のアトピー肌の方で「効果があった。」という方もいらっしゃいますが、逆に「症状が悪化してしまった。」という方もいるのは見逃せません。

 

アトピーは悪化させるかもしれない洗顔方法よりも、やはりアトピー肌向けの洗顔料を使用した方が安心かつ改善効果が見込めるのではないでしょうか?

 

 

もっとアトピー肌を改善したい!

スキンケアの他にも、日常生活の見直しでアトピーを改善することができます。

 

紫外線対策

紫外線対策

 

紫外線対策は全ての肌質の方も同様に、日焼けをした後の肌は軽い炎症を起こした状態。
アトピー肌の方が日焼けによる炎症を起こしてしまうと、アトピーの症状が悪化して、かゆみや湿疹がひどくなってしまうことも…。
ただし日焼け止めクリームなどは刺激が強く症状を悪化させてしまう商品があるので、ベビー用など低刺激のUVケアアイテムを利用するか、日傘などを活用して紫外線対策を行いましょう

 

腸内環境改善

腸内環境改善

 

腸内環境を整えることがアトピーの改善につながるとタカナシ乳業の「アレルギー(アトピー)疾患
に関する研究」で報告されています。
ですから、毎日の生活に乳酸菌飲料やヨーグルトなどの乳製品の摂取を取り入れることで腸内環境を整えアトピー改善にアプローチできるでしょう。
また、腸内環境以外にも、ビタミンCやビタミンEなど肌の再生や肌の保水力UPに繋がるサプリメントを摂取するというのもおすすめです。

 

 

まとめ:正しい洗顔方法で、まずはアトピー肌の悪化を防ごう!

洗顔でアトピーにアプローチ

 

アトピーの症状を完治するには、症状の改善と原因を取り除くという2つの観点からの取り組みが大切です。
まずは“肌に負担をかけない”ことと“肌本来の保湿力を取り戻す”ことを目的とした、スキンケアに取り組んでいきましょう。

 

さらにライフスタイルを見直してアトピーに効果のあることを継続すれば、アトピーの症状は少しずつ改善していくのではないでしょうか?

 

 

 

アトピー肌の方は、洗顔料選びに大変気を使われているのではないでしょうか?
アトピー肌のおすすめ洗顔石鹸人気ランキング」では、実際に私が使用して低刺激だった、かつ、アトピー肌の方の評価も高かったアイテムから、さらにメーカーへ問い合わせてアトピー肌の方にも愛用されているという情報を入手できたものに限り紹介しているので参考にしてください。